openBIM伝統の上に築き、未来を形作る(openBIM Built on Tradition,Shaping the Future)

bSJ設立30周年東京サミット特集
IFCデータ連携の普及促進を進め、openBIMを提唱する国際組織であるbuildingSMART International(bSI)と日本支部であるbuildingSMART International(bSJ)では、2026年10月6日から8日までの3日間、東京都大田区の羽田第3ターミナルに隣接するベルーサ羽田空港(羽田エアポートガーデン)において国際会議、東京サミットを共催した。
今回の東京サミットは、BIMそして建築のみならず、従来、CIMと呼称される道路、河川、港湾などの土木分野にも領域を拡げたのが特色で、それを受けて国土交通省の要人他が多く参加している。
本特集では、BuildApp News編集部によるサミット当日の取材記に続き、合わせてサミットに参加したbSJの専門分野のキーマンからの投稿を逐次、掲載していく。
建築のみならず道路河川などの土木+航空・港湾・運輸部門など9つのドメイン会議を開催
bSIは、デジタル建設分野の世界的規模の国際会議を世界各地で年2回開催しており、東京サミットは我が国では8年ぶりの開催となった。今回の東京サミットは、合わせてbSJ設立30周年の記念すべき大会となった。
東京サミットの主要テーマは、「openBIM Built on Tradition,Shaping the Future(penBIM伝統の上に築き、未来を形作る)」であった。50を超える国・地域から業界関係者が参集し、建築のみならず、道路、河川などの土木分野、航空、港湾、運輸部門など9つのドメイン(専門分野)の会議を開催した。
6日の開会式には、内外約400名(bSJ事務局調べ)の関係者が集い、国土交通省の朝日健太郎副大臣、鶴田浩久国交審議官、日本建設業連合会(日建連)の蓮輪賢治副会長、東京大学の和泉洋人特任教授が来賓として出席した。
朝日健太郎副大臣は、BIM/CIMはデータ連携の中核的な技術であり、国交省も取り組みを進めたいと述べる。鶴田浩久国交審議官、は、鉄道、航空など交通分野のインフラ整備においてBIM/CIMを加速化させる必要があるとした。
日本建設業連合会副会長の蓮輪賢治氏は、BIM/CIMで新しい価値創造することによって建設業が未来ある産業だと若者たちに伝えるべきだと語り、和泉洋人特任教授は、4月から開始された確認申請のBIM図面審査に触れ、BIMよる共通データが建築・都市のDXに寄与すると期待を語った。
開催日冒頭には、bSIのエリック・ブジェジャCEOとbSJの武藤正樹代表理事が登壇。ブジェジャ氏は、AIによる変革が進行する状況下、openBIMはAIを強力に推進する基盤となり得ると延べ、武藤氏は、東京サミットが参加者各位による活発な意見交換と交流を通して成功することを願うと共に期待感を語った。
bSIのマネージングディレクターであるエイダン・マーサー氏も、基調講演おいてAI時代の開かれたスタンダードの重要性について強調し、中でも高い信頼性を有する建設データが次なるイノベーションを支える核心になると語った。7、8日には、専門領域の会議やopenBIM Awards 2026の授賞式などが行われた。




