
建設業従事者の「SDGs認知度」に関する調査レポート|スパイダープラス
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目次
▼連載1回目:【連載】建設DXで現場はどう変わる?DX、BIM活用の実態とこれから(第1回)
▼連載2回目:【連載】DXで現場のプロセスが変わると何が起きる?(第2回)
▼連載3回目:【連載】現場でDXを進める時のパートナー(協力会社)との連携(第3回)
▼連載4回目:【連載】建設DXで現場はどう変わる?DX(第4回)
限りある発言の場で、BIM活用について持論ではありますがメリットデメリットを発信してまいりました。まずは大まかにまとめさせていただきます。
等、これ以外でも様々なメリットがあげられます。
等があげられます。
建設においてよりリアルな情報を用い、よりリアルなBIMを活用できた先の現場はどうなるのでしょうか。3次元の情報共有が可能になるとすると、施工ステップや納まりを検討でき、そこに仮設を組み込み仮想空間で実際の手順で建設ができ検証できる。
その手順を見える化し過去の災害事例や品質事故情報などの情報をAIも用いリンクさせることで安全面に対しても検証できる。
これらが一つにつながった時、そしてそのデータを活用できれば現場管理業務が減り、労務不足や人員不足の対策ともなりえるのではないでしょうか。これ以外でもサプライチェーンによる関係者すべての人が3次元の情報共有されることで、新たな発想が生まれることも期待できるのではないでしょうか。
『建設』とは『物造り』であり『物』は3次元の世の中に存在します。そう考えると『建設』は3Dで表現することはごく自然なことで、本来あるべき姿だと思います。
その3Dを扱うBIMに関してもまた、建設において自然なツールであるべきであり、リアルな未来の見える化ができるアイテムだと実感しています。
いかにこのツールを自然体で使えるかが今後のBIM発展のカギになるのではないでしょうか。
BIMモデル活用によるプレカット工法の実証を通して、BIMの機能やソフトへの理解など、私の頭の中もぼんやりではありますが、2Dから3Dの世界へ、また、建設のDXの入り口が見えてきたような気がします。
今回のコラムを通して自分が体験し、感じてきたものを文字で整理できたこともその要因の一つかもしれません。今後このぼやけた入口を鮮明にすべく日々模索しながら新しい世界へのチャレンジをしていきたいと考えています。
東急建設株式会社 都市開発支店第2建築部所属。首都圏を中心に建築現場作業所長として勤務。現場での一般建築でのプレカット検証等DX及びBIM活用について日々奮闘中。