日本初・タワーマンション向けメーターボックス扉「icomon」のBIMオブジェクトデータ配信開始

掲載日:

野原産業エンジニアリング株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:及川通)は、3Dデジタルコンテンツプラットフォーム「bimobject.com」にて、20階建て以上のタワーマンションなどの乾式による内廊下(うちろうか)用に規格化したメーターボックス扉「icomon(アイコモン)」のBIMオブジェクト配信を2022年8月4日から開始しました。設計担当者は、「bimobject.com」に会員登録(無料)後、「icomon」のBIMオブジェクト(Revit等に対応)を無料ダウンロードし、設計中のBIMモデルに落とし込むことができるので、BIMモデル作成の効率化が期待できます。

概要

アイコモンのBIMオブジェクト掲載画面アイコモンのBIMオブジェクト掲載画面従来のマンション住戸のメーターボックス扉は、物件ごと・住戸ごとにデザインや大きさが異なるため規格化されておらず、製造と現場施工(溶接や塗装など)に長期間を要し、コスト高になる点が課題でした。

「icomon」は規格化されたメーターボックス扉なので、大量生産・高品質化、製造と施工の効率化及び工期短縮、コスト削減を実現しました。今回、メーカー監修のBIMオブジェクトデータ化(形状以外の詳細な属性情報が含まれる)により、次の利点も追加されます。

  1. BIMモデル作成の効率化:BIM設計で、メーターボックス扉のBIMオブジェクト作成を省略できる
  2. 情報共有:「bimobject.com」内の「プロジェクト管理」により、各工程の関係者間でBIMオブジェクトを共有できる
  3. 納期遅れの回避:BIM活用による建設プロジェクトのフロントローディングにより、BIM設計モデルに組み込まれることで、実物のメーターボックス扉を早期に手配できるため、納期遅れを回避し、建設プロジェクト全体の無理のない工期、施工管理、4週8閉所にも寄与できる

本製品は、施工現場だけでなく入居者にも多数のメリットが見込めることから、発売以降問合せが堅調に続いています。弊社は、本製品をBIMオブジェクトデータ化することで、都内を中心に活況な都市再開発計画において、商業施設やオフィスに住宅を加えた複合開発でのBIMをつかった設計・施工に活用いただきたいと考えています。

icomon(アイコモン)BIMオブジェクトデータの概要

1.掲載場所

野原産業エンジニアリング icomon ページhttps://nohara-eng.co.jp/business_outline/interior/icomon/
3Dデジタルコンテンツプラットフォーム「bimobject.com」<icomon ページ>
●片開き
https://www.bimobject.com/ja/nohara-holdings/product/icomon_single-door
●両開き
https://www.bimobject.com/ja/nohara-holdings/product/icomon_double-door
●3枚建て
https://www.bimobject.com/ja/nohara-holdings/product/icomon_triple-door
<野原HDページ>
https://www.bimobject.com/ja/nohara-holdings
 

 2.掲載データ内容

■アイコモンのBIMオブジェクト_左から片開き、両開き、三枚建て■アイコモンのBIMオブジェクト_左から片開き、両開き、三枚建て野原産業エンジニアリング icomonページ(*)に掲載中の全バリエーションのBIMオブジェクト
(*)https://nohara-eng.co.jp/business_outline/interior/icomon/

 3.掲載データ形式

Revit、AutoCAD、DXF、DWGデータなど全7タイプ

4.ダウンロード方法

「bimobject.com」への会員登録(無料)後、「1.掲載場所」よりダウンロードいただけます。

タワーマンション向けメーターボックス扉 icomon(アイコモン)について

本製品は、確かな施工ノウハウを持つ野原産業エンジニアリング高品質な鋼板を扱う紅忠スチール株式会社ものづくりと言えば「やっぱりイナバ」の株式会社稲葉製作所(以下、稲葉製作所)、3社の知見を生かして規格化したメーターボックス扉です。
規格化により、稲葉製作所の工場自動ラインでの製造による大量生産・高品質化、製造と施工の効率化及び工期短縮、コスト削減を実現しました。結果、将来ニーズに合わせた改修工事にも対応しやすく、修繕費用削減にもなるため、入居者にとっても多数のメリットを兼ね備えています。

製品情報

https://nohara-eng.co.jp/business_outline/interior/icomon/ 

本製品の主な開発背景

  1. メーターボックス扉設置の従来工法の課題
    メーターボックス扉は、住宅やビルなどの建築物で、電力量計や水道メーター、ガスメーターなどを収納する空間をふさぐ扉です。
    従来のマンション住戸のメーターボックス扉は、物件ごと・住戸ごとにデザインや大きさが異なるため、規格化されておらず、溶接や塗装を始めとするいくつもの工程を経て設置されていました。
    このような従来工法では、製造と現場施工に長期間を要してしまい、また高コストになることが課題となっていました。
  2. 再開発計画によるタワーマンションの増加
    都内を中心に、2030年を見据えた再開発計画が続いています。再開発計画には、商業施設やオフィスに住宅を加えた複合開発で、20階建て以上のタワーマンションも少なくありません。
  3. 建設業界の人材不足と就業者の高齢化
    高齢化・人員不足が進む建設業界では、製造や施工における「生産性向上」・「効率改善」は業界全体の最優先課題の一つでもあります。

販売概要

販売窓口:野原産業エンジニアリング株式会社(担当:野口・松田・加地)
問合せ先:(電話)03-3357-3141/(フォーム入力)https://nohara-eng.co.jp/contact/ 

野原産業エンジニアリング株式会社について


野原産業エンジニアリング株式会社は、野原グループの工事を担う事業会社として、金属製建具工事、金属工事、内外装リフォーム、リニューアル工事などの専門工事を得意としています。
豊かな未来を築くキーワードとして「環境・省エネ・安全・安心」を掲げ、地球にやさしく環境に配慮した建材(環境建材)の開発・販売にも注力しています。
昨今では、人工再生木の「WOODSPECフェザールーバー」が弊社の環境建材を代表するオリジナル製品です。
私たちは、地球にやさしい「商品」「技術」で、お客様の資産価値向上に貢献するとともに、快適空間を追求する提案型エンジニアリング会社を目指します。
【WEB】https://nohara-eng.co.jp/ 

参考(用語解説)

BIM関連の用語解説は次の通りです。

  1. BIM(ビム/ Building Information Modellingの略称)とは
    国土交通省によれば、コンピュータ上に作成した3次元の形状情報に加え、室等の名称・面積、材料・部材の仕様・性能、仕上げ等、建築物の属性情報を併せ持つ建物情報モデルを構築することです。
  2. BIMオブジェクトとは
    BIMオブジェクトとは、BIMを構成する最小単位で、寸法・形状・仕様・性能・品番などが属性情報として入力された3Dデータで表現されます。
  3. BIMオブジェクトの属性情報とは
    オブジェクトの性能・品質・法令等に関する情報のことで、寸法、重量、仕様、性能、分類、製品型式、製造者等が含まれます。
  4. フロントローディングとは
    日本建設業連合会(日建連)によれば、「プロジェクトの早い段階で建築主のニーズをとりこみ、設計段階から建築主・設計者・施工者が三位一体でモノ決め(合意形成)を進め、後工程の手待ち・手戻りや手直しを減らすことにより、全体の業務量を削減し、適正な品質・コスト・工期をつくり込むこと」を言います。

【リリースPDF】https://prtimes.jp/a/?f=d19866-20220808-5d0b8f4995c2d3e3ff73a8142f735b9b.pdf

【本製品に関するお客さまからの問合せ先】
野原産業エンジニアリング株式会社(担当:野口・松田・加地)
TEL:03-3357-3141 /(フォーム入力での問合せ) https://nohara-eng.co.jp/contact/