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国交省認定の「CCUS」とは?技能者登録やレベル判定を詳しく解説

掲載日:2022年09月07日

トレンドワード:CCUS

「建設DX推進|『工具通販ビルディ』がCCUS加入促進事業を開始」でご紹介した「CCUS」についてピックアップします。

CCUSとは

CCUSの概要

CCUSとは、国土交通省が進める「建設キャリアアップシステム」のことを指します。CCUSの読み方は「シーシーユーエス」です。具体的な内容としては、建設業従事者の技能・経験を評価し「見える化」する仕組みとなっています。技能者の資格や現場での就業履歴等を、専用カードに登録・蓄積。技能や経験を客観的に評価することで、建設技能者の適切な処遇に繋げることが主な目的です。

【参考】https://www.ccus.jp/

CCUSのメリット

CCUSの主なメリットとしては、以下が挙げられます。

  • 業界横断的にスキルを統一評価できる
  • 若い技術者のキャリアパスに繋がる
  • 技能、経験に応じて給与がUPする

建設業においては、慢性的な人手不足が問題となっています。また建設業の賃金ピーク時期が、一般的な業界より早い「40歳前後」に到来している点も課題です。これは現場での管理能力や後輩指導といった「経験に裏付けられた能力」が適切に評価されず、賃金に反映されていないことが原因と考えられます。CCUSで建設技能労働者の経験が蓄積されることで、スキルの適切な評価が期待できるでしょう。

またCCUSの活用により、若い世代の技術者が将来のキャリアパスを描きやすいのもメリットです。技能により給与がUPする仕組みが整うことで、離職率も改善すると考えられます。

CCUSの技能者登録の方法は?

CCUSでは、一人ひとりの技能者が本人であることを確認した上でシステムに登録し、IDが付与された「ICカード」の交付を受ける必要があります。ICカードには「いつ、どの現場に、どの職種で、どの立場(職長など)で」働いたのか、就業実績が電子的に記録・蓄積されます。

技能者登録には「インターネット申請」と「認定登録機関窓口申請」の2つの方法があります。窓口申請の場合必要書類を取り寄せる必要がありますが、インターネット申請ならオンラインで完結。申請時に必要な添付書類については、準備書類等チェックリストや証明書類見本一覧をご覧ください。一般的には、申請してからカードが届くまでの期間は半月~1か月程度となっています。

【参考】https://www.ccus.jp/p/support#inta_ginousya

また登録の手間を省きたい場合には、「代行申請サービス」を利用する方法もあります。詳しくは下記をご覧ください。

【参考】https://ccus.jp/p/application_daikou

CCUSのレベル判定とは?

CCUSでは、技能者の技能と経験についてレベル判定を行っています。国土交通大臣が認定した能力評価基準に基づき、分野ごとの能力評価実施団体が評価を実施。ちなみに2022年7月31日現在の能力評価判定件数は、下表のようになっています。

 レベル4   43,881
 レベル3   9,298
 レベル2   10,046
 合計  63,225

レベル判定は、建築大工、配管、土工、電気工事…など、職種別に38分野に分かれているのが特徴です。たとえば「建築大工」の場合、下記の項目に従ってレベル判定が行われます。

レベルごとに明確な基準が定められていることで、若手建築従事者にも将来の目標設定がしやすくなりますね。

【参考】https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/totikensangyo_const_fr2_000040.html

CCUSの導入で助成が受けられる場合も

厚生労働省では、建設事業主等に対する助成金制度を実施しています。建設事業主や建設事業主団体等が、建設労働者の雇用改善や建設労働者技能の向上等を行った場合に助成を受けられるのが特徴。CCUSの研修会開催費用や、カードリーダー準備費用の助成が受けられる場合も。詳しくは厚生労働省のサイトをチェックしてみましょう。

【参考】https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kensetsu-kouwan/kensetsu-kaizen.html

CCUSの活用に期待

CCUSは、事業者・技能者の両方にとってメリットが大きい制度です。技能者のスキルを適切に評価できる仕組みが整うことで、長期的に建設業の人手を確保することにも繋がります。今後、行政や建設業が一体となってCCUSを活用していくことが求められるでしょう。

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