ホーム テーマ BIM 野原HD×東急建設、BIM活用精密プレカット施工実施|生産性向上と環境効果実証

野原HD×東急建設、BIM活用精密プレカット施工実施|生産性向上と環境効果実証

掲載日:2022年07月13日

野原ホールディングス株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:野原弘輔)と、東急建設株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:寺田光宏)は、東急建設の「増築工事における、BIMモデル活用による生産性向上の検証」(*)において、施工BIMデータからのデジタルツイン活用・連携による乾式壁に関わる建材の精密プレカット施工とその効果実証を共同実施しました。

概要

本実証では、ビルの内装工事の一部を従来施工とBIMデータからの精密プレカット施工(以下、BIMプレカット施工)に分け、現場施工の生産性(工数)や廃材・CO2排出量、安全性等を実数実測のうえ数値化しました。

結果、従来施工に比べ、BIMプレカット施工は現場作業の生産性向上、廃材・CO2排出量の削減、安全性の複数面において具体的な効果を確認できました。

■施工後の現場廃材量の比較_左:従来施工階、右:プレカット施工階
(上段:軽量鉄骨(LGS)乾式壁下地材、下段:石膏ボード)

今後両社では、実証結果と課題を踏まえ、他用途物件での共同実証を継続する予定です。そして、更なる効果創出により、建設業界の「脱炭素」「廃棄物ゼロ」「防災・減災」「サプライチェーン全体における生産性向上」に向けた業界全体の機運醸成に努めてまいります。
【*】本検証は、国土交通省「令和3年度 BIMを活用した建築生産・維持管理プロセス円滑化モデル事業(パートナー事業者型)」に採択されたものであり、本資料内では「本モデル事業」と言い換えます。

実証結果

※数値は、従来施工との比較値

  1. プレカット施工により、LGSの組込や石膏ボードの貼り作業時間が30~50%減少し、現場施工の効率化を確認(BIMの習熟度向上とサプライチェーンの工夫次第で、更なる生産性向上が期待できる)
  2. プレカットBIMモデルで建材数量を正確に把握でき、適切な数量の建材発注により、下表の削減効果を確認
    BIMプレカット施工階と従来施工の比較発注数量に対する現場廃材量(CO2重量%)総量(検証した4・5・8階、2・3・7階) 4.6%削減
  3.  軽量鉄骨(LGS)乾式壁下地材・石膏ボードのプレカット施工により、現場での高速カッター使用回数を4割減。結果、騒音の未発生、高速カッター・工作用カッターの誤操作による指等の裂傷事故削減などの労働災害の防止に効果を確認

関連リンク

参考

  • デジタルツインとは
    現実の建物がバーチャル空間において再現されている状態。本実証では、内装工事前の躯体の形状を実測し、精密プレカットBIMモデルに実測値を反映しプレカット施工を実施。
  • プレカット施工とは
    従来は建設現場で施工箇所に適したサイズにカットして施工する資材等を、工場で事前にカットしてから搬入すること。

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