橋梁BIM/CIM照査システムを開発|オフィスケイワン
オフィスケイワン株式会社(本社:大阪市西区、代表取締役:保田敬一)は、橋梁BIM/CIM照査システム「CIM-CHECKER」の開発に着手し、2022年3月にフェーズ1の開発を完了しました。2023年度より橋梁の詳細設計・工事においてBIM/CIM対応が原則適用されます。詳細設計時には設計の意図が正しく3次元モデルに反映されているか、工事では施工管理で活用する際にモデル照査が重要となります。オフィスケイワンは橋梁CIMシステムの開発で培った3次元処理技術を生かして、3次元CAD操作なしでモデルの照査が可能なシステムを開発し、BIM/CIM業務の効率化を支援してまいります。
CIM-CHECKER
目次
1.開発システムの概要
(1)システム概要
橋梁上下部工のCIMモデルより、設計照査用の2次元図面や帳票を出力するシステム
システム構成図
(2)主な照査項目
・出力図面:橋座面勾配、支承縁端、路面の幅員・横断勾配、支点上構造高、桁かかり長、等
・主構造と付属物の干渉チェック、必要クリアランス確認、下部工座標図の出力、等
(3)システムの特長
・AutoCADなどの3次元CADの操作が不要でBIM/CIMモデル照査が可能
・ガイドラインのBIM/CIM設計照査シートにそのまま利用可能な形式の図面帳票出力
(4)利用シーン
・異なる部署(上・下部工)で作成した橋梁BIM/CIM成果の統合モデル照査
・橋梁BIM/CIMモデルを外注した際の納品受け入れ検査
・橋梁BIM/CIMモデルのダブルチェック・クロスチェック業務
(5)システム画面、出力図面・帳票例
システム画面例
出力例1
出力例2
(6)今後について
2022年4月よりフェーズ2の開発に着手し完成した時点で、橋梁CIMシステムにラインナップする予定です。
2.オフィスケイワンの橋梁CIMシステム
鋼橋上部工、PC橋上部工を中心に詳細度200~400の目的に応じたソフトウェアをラインナップしています。
(1)CIM-GIRDER|鋼橋CIMシステム
鋼橋上部工(鈑桁橋・箱桁橋)のCIMモデル3D寸法線、BIM/CIM設計照査シートの自動作成、およびCIMモデルによる施工管理の高度化を支援するシステムです。付属物(排水装置、検査路、添架物)や鋼材数量、断面図作成に対応したオンリーワン商品です。(NETIS登録技術 KK-200014-A)
CIM-GIRDER第5回橋梁CIMセミナー「鋼橋CIMシステムCIM-GIRDER解説Vol.1 箱桁橋編」
https://www.youtube.com/watch?v=rMnxv6nQP8U
第6回橋梁CIMセミナー「鋼橋CIMシステムCIM-GIRDER解説Vol.2 鈑桁橋編」
https://www.youtube.com/watch?v=AdfkQCOaiGU
(2)CIM-BOX|PC箱桁橋CIMシステム
PC橋のうち、張り出し施工と支保工施工の箱桁橋CIMモデル、3D寸法線、BIM/CIM設計照査シートの自動作成、およびCIMモデルによる施工管理の高度化を支援するシステムです。シース管固定金具寸法、型枠セットなどの現場支援機能があります。(NETIS登録技術 KK-210005-A)
CIM-BOX第9回橋梁CIMセミナー「PC箱桁橋CIMシステム|複雑な3次元ケーブルも楽々モデリング!」
https://www.youtube.com/watch?v=f0jtthrGXDw
(3)CIM-COMPO|PC桁橋CIMシステム
PC橋のうち、コンポ桁、T桁、ホロー桁のCIMモデル、3D寸法線、BIM/CIM設計照査シートの自動作成、およびCIMモデルによる施工管理の高度化を支援するシステムです。TS計測器へ座標値連携など現場支援機能があります。(NETIS登録技術 KK-190036-A)
CIM-COMPO第2回橋梁CIMセミナー「PCコンポ橋CIMシステム~3Dモデリング時間が1/10に~」
https://www.youtube.com/watch?v=YqAHN1WSb3Q
(4)CIM-KABUKO|下部工付属物システム
下部工を対象とした検査路、排水装置の付属物の3Dモデル作成、およびCIMモデルによる施工管理の高度化を支援するシステムです。(リリース時点で開発中)
CIM-KABUKO
(5)CIM-PLAN|概略CIMシステム
鋼橋およびPC橋の上下部工(桁橋)の概略CIMモデル(詳細度200~300)を道路中心線から数分程度で素早く作成するシステムです。橋梁の予備・比較設計での利用を想定しています。(リリース時点で開発中)
CIM-PLAN
(6)CIM-SLAB|床版・橋面工CIMシステム
鋼橋の床版(PC床版、RC床版)および壁高欄の配筋図、CIMモデル作成、施工管理の高度化を支援するシステムです。(リリース時点で開発中)
CIM-SLAB
3.オフィスケイワンについて
2014年の創業以来、橋梁向けのBIM/CIMシステムの開発・販売、3次元設計サービス、3次元モデルの利活用研究を中心に事業展開し、橋梁建設現場での生産性向上の取り組みにより、日建連表彰2020 第1回土木賞 特別賞を受賞するなど、設計と施工をつなぐICTベンダーとして建設DXに貢献します。
公式サイト https://www.office-k1.co.jp/
橋梁CIMシステム https://cim-system.com/
橋梁の建設現場におけるオープンイノベーション https://prism.office-k1.co.jp/
電線共同溝自動設計システム(開発中) https://www.youtube.com/watch?v=cw7_Q9Fk_us
【オフィスケイワンのNETIS製品】(登録順)
橋梁3Dモデリングシステム Click3D(KT-140116-VE) https://click3d.office-k1.co.jp/
CIM モデル管理システム CIM-PDF(KK-170001-VE) https://cim-pdf.com/
橋梁工事VR 安全教育システム(KK-180029-VE) https://vr.office-k1.co.jp/
PCコンポ橋 CIMシステム CIM-COMPO(KK-190036-A)https://www.office-k1.co.jp/cim-compo/
鋼橋CIMシステム CIM-GIRDER(KK-200014-A) https://www.office-k1.co.jp/cim-girder/
PC箱桁橋CIMシステム CIM-BOX(KK-210005-A) https://www.office-k1.co.jp/cim-box/
4.お問合せ先
オフィスケイワン株式会社 TEL.06-6567-8951 保田まで
〒550-0013 大阪府大阪市西区新町1丁目10-2 https://www.office-k1.co.jp/contact
※記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
※開発システムの機能、リリース時期は予告なしに変更となる場合があります。
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