大和ハウス工業など11社、HARUMI FLAGがULI国際不動産賞を受賞

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晴海五丁目西地区の再開発事業に参加する特定建築者11社は、東京都内最大規模の複合開発「HARUMI FLAG」が、不動産・都市開発の分野で高い評価を持つ国際的な賞「ULI Asia Pacific Awards for Excellence」を受賞したと発表しました。

ULI Global Awards for Excellenceの地域版

この賞は、1979年に始まった「ULI Global Awards for Excellence」のアジア太平洋版として、2019年に設けられたものです。建物の美しさやデザインだけでなく、環境への配慮や地域社会への貢献など、開発に関わるすべての過程を総合的に見て評価する点が特徴です。2026年5月26日、上海で行われたULI Asia Pacific Summitの式典で表彰され、HARUMI FLAGを含む14件の開発が選ばれました。

選手村から街への転換が評価

評価された理由として大きいのは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の選手村として使われた場所を、約12,000人が暮らす持続可能なウォーターフロントの都市へと作り替えた点です。住まいや共有のスペース、緑のある環境、二酸化炭素の排出を抑えた仕組みを長い目で見て一体的に整え、大会後の街づくりの良い例となりました。官と民が手を組んで進めた大規模な都市の再生としても、先を行く取り組みと位置づけられています。

世界最大級の不動産専門家組織

主催するULI(Urban Land Institute)は、不動産や土地の利用にかかわる専門家が集まる、世界で最も歴史が長く規模も大きい団体です。1936年に発足し、現在は官民の各分野から45,000人を超える会員を抱えています。アジア太平洋地域だけでも、オーストラリアや中国本土、香港、日本、韓国、フィリピン、シンガポールなどに拠点を持ち、会員数は2,600人以上にのぼります。

多様な暮らしを支える複合都市

HARUMI FLAGは、東京都が進める晴海五丁目西地区の再開発によって生まれた街です。約13ヘクタールという広い敷地に、分譲・賃貸あわせて5,632戸の住宅と、商業施設を含む24棟が立ち並んでいます。

街には住宅だけでなく、保育施設や介護住宅、シェアハウスなども設けられており、さまざまな暮らし方に対応できるよう工夫されています。分譲住宅はすでにすべての引き渡しが終わり、人々の生活が始まっています。

街区ごとに異なる役割を担う

HARUMI FLAGは、それぞれ役割の異なる5つの街区から成り立っています。

・ポートビレッジ:賃貸住宅(シニア向け住居や介護住宅含む)、店舗、保育施設

・シービレッジ:分譲住宅

・サンビレッジ:分譲住宅、保育施設、地上50階のタワー棟を含む

・パークビレッジ:分譲住宅、店舗、タワー棟を含む

・三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAG:商業施設

オリンピックの選手村として使われた歴史を引き継ぎながら、街区や道路、公園を一体的に整備したことで、見た目にも美しい街並みが完成しました。

国際的な評価が示す街づくりの姿

今回の受賞は、単なる建築デザインへの評価にとどまりません。住む人の暮らしやすさ、環境への負荷の少なさ、そして地域とのつながりまでを長期的な視点で積み上げてきた結果が、国際的な舞台で認められた形といえます。

選手村として一時的に使われた施設を、住宅や商業施設を備えた本格的な街へと作り直す取り組みは、国内でも数少ない事例です。大会の記憶を残しながら、新たな住民が安心して長く暮らせる環境を整えてきたことが、今回の評価につながったとみられます。これからの都市生活を象徴する街として、今後も注目を集めそうです。

出典情報

大和ハウス工業株式会社リリース,HARUMI FLAG 優れた不動産開発・都市開発プロジェクトを表彰する国際的なアワード「2026 ULI Asia Pacific Awards for Excellence」を受賞,https://www.daiwahouse.co.jp/about/release/house/20260623130401.html