大和ハウス工業、DX注目企業2026に初選定、DX推進体制と人財育成の取り組み評価

大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:大友浩嗣)は、2026年4月10日、東京証券取引所と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が共同で実施する「DX銘柄」において、「DX注目企業2026」に選定されたと発表しました。同社にとって今回が初めての選定となり、これまで継続してきたデジタル化への取り組みが外部からも広く認められた形となっています。
「DX銘柄」と「DX注目企業」とは
「DX銘柄」は、東京証券取引所に上場している企業のうち、企業価値の向上につながるDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するための仕組みを社内に整備し、デジタル活用において優れた実績を持つ企業が選ばれるものです。単なるIT導入にとどまらず、経営戦略とデジタル活用が一体となっているかどうかが問われます。
一方、「DX注目企業」は「DX銘柄」には選定されていない企業の中から、企業価値への貢献という観点で、特に注目に値する取り組みを実施している企業に与えられるものです。業界を問わず幅広い企業が対象となっており、取り組みの質と方向性が重視されています。
大和ハウスのDX推進体制
大和ハウス工業は、2022年度を初年度とする「第7次中期経営計画」においてDXを重点テーマに据え、グループ全体でさまざまな施策を進めています。主な活動は以下のとおりです。
・バリューチェーンおよびバックオフィス業務のデジタル化
・DX推進を担う専門人財の育成
・社内起業制度などを通じたオープンイノベーションの創出
また、2021年からは「大和ハウスグループDXアニュアルレポート」を毎年制作し、株主・投資家をはじめとするステークホルダーに向けて、グループ全体のDX推進ビジョンや具体的な施策を継続的に発信しています。情報の透明性を高める姿勢も、社外から高い評価を受けている要因のひとつです。
選定につながった具体的な評価ポイント
今回の「DX注目企業2026」選定にあたって、以下の点が評価されました。
・第7次中期経営計画においてDXを重要項目として位置づけ、統合報告書や「DXアニュアルレポート」を通じて社内外に取り組みを開示していること
・全従業員のDXリテラシー向上と、専門性・主体性を持つDX推進人財の育成を見据え、経済産業省とIPAが策定した「デジタルスキル標準」をもとにした独自の人財体系を整備していること
・2025年にIT関連部門を統合して「デジタル戦略部」を発足させ、事業部門・本社部門・グループ会社が一体となってDXを推進できる組織体制を構築していること
・2025年9月に、新築戸建て住宅の購入を検討する顧客に向けて、AIがプランを提案するサービス「AIプランコンシェルジュ ver.1」を燈(あかり)株式会社と共同開発したこと
今後の展開
大和ハウスグループは、今後も事業・基盤の両面でDXを着実に推進し、新たな価値を生み出す事業やビジネスモデルの改革を引き続き進めていく方針です。住宅・建設業界においてデジタル活用の先進事例を示す存在として、今後の動向が注目されます。
出典情報
大和ハウス工業株式会社リリース,「DX注目企業2026」に初選定,https://www.daiwahouse.co.jp/about/release/house/20260410173212.html