大和ハウス工業、東京・東雲に都市型物流施設竣工、ヤマト運輸が入居し統合拠点に

大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:大友浩嗣)は2026年4月6日、東京都江東区において大型マルチテナント型物流施設「DPL東京東雲」を完成させました。地上6階建て、総延床面積は約15万㎡(東京ドーム約3.2個分)という大規模な施設で、同社が東京都内において開発する最大の都市型物流施設です。
ヤマトグループ最大級の統合拠点が誕生
今回の施設には、ヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:阿波誠一)が入居しています。全国各地のヤマトグループ拠点への仕分け・輸配送機能と、ロジスティクス機能を一体的に備えた「統合型ビジネスソリューション拠点」として、グループ内でも最大規模の施設と位置づけられています。
大和ハウス工業グループは、これまでもヤマトグループの「関西ゲートウェイ」(大阪府茨木市)をはじめ、100カ所以上の物流施設や配送センターの施工に携わってきた実績があります。
抜群のアクセス環境
「DPL東京東雲」が建つのは、東京湾岸エリアの運河沿いです。「東京駅」や「銀座・日本橋エリア」から5km圏内という都心近接の立地は、物流施設としては非常に希少な条件です。
交通面でのアクセスも充実しています。
・道路: 首都高速晴海線「豊洲インターチェンジ」から約1.5km。首都圏三環状道路(中央環状線・外環道・圏央道)や東名・東北・常磐・東関東の各自動車道とも接続しやすく、広域配送に対応できます。
・海・空: 東京港の「大井コンテナ埠頭」、「東京国際空港(羽田空港)」へはいずれも車で約20分。国際物流の拠点としても高いポテンシャルを備えています。
・公共交通: りんかい線「東雲駅」(徒歩約12分)、東京メトロ有楽町線「豊洲駅」(徒歩約20分)の2路線が利用可能。施設前にバス停があり、路線バスで「東京駅」まで約30分でアクセスできます。
地域と共存するデザインと環境への配慮
都市部に建つ物流施設として、周辺の住宅地や街並みへの配慮も随所に盛り込まれています。
外観は下層から上層にかけて明るくなるグラデーション外壁パネルを採用し、建物の圧迫感を軽減。都市部のオフィスビルなどでも使われるカーテンウォールを取り入れることで、周辺の景観と調和したデザインに仕上げています。車路・ランプウェイには防音壁を設け、走行音や夜間のライトが周囲へ与える影響を抑えました。
環境性能の面では、屋上に反射光を抑えた「防眩仕様」の太陽光発電システム(1,091.42kW)を設置予定(2026年7月)。建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の最高ランクである6つ星を取得し、「ZEB Ready」(再エネを除き省エネ50%以上)の基準も達成しています。
地域住民のための施設「SHINONO-BA」
施設南側には、地域に開かれたスペース「SHINONO-BA」も整備されました。老朽化していた「東雲一丁目町会集会所」と公衆トイレを建て替えたもので、隣接する「江東区立東雲緑道公園」(約200mの緑道)と一体的に利用できます。
集会所は木造建築で整備されており、大和ハウス工業が推進する非住宅の木造・木質化プロジェクト「Future with Wood」の一環です。「DPL」で木造建築を採用するのは今回が初めてとなります。なお、公衆トイレは竣工後に江東区へ寄贈されました。
従業員が働きやすい職場環境
施設内では、入居企業の従業員が快適に働けるよう、さまざまな設備が用意されています。
・ラウンジ(6階): 運河に面した位置に配置し、床から天井まで大開口のガラス張りの出窓を採用。東京湾岸の眺望を楽しめる開放的な空間です。
・無人コンビニエンスストア: 24時間営業を予定(設置予定)。
・保育施設(1階): 最大14名のお子さまを受け入れ可能。仕事と育児を両立したい従業員を支援する設備として、施設内に完備されています。
・駐車・駐輪スペース: 普通乗用車86台分、駐輪場32台分を確保。駐車場内にはEV充電ステーションも設置されています。
大和ハウス工業は今後も、高度化・多様化する都市部の物流需要に応えながら、環境や地域社会と調和した物流施設の開発を続けていく方針を示しています。
出典情報
大和ハウス工業株式会社リリース,■ヤマトグループ最大級の統合型ビジネスソリューション拠点 当社都内最大の都市型物流施設「DPL東京東雲」竣工,https://www.daiwahouse.co.jp/about/release/house/20260406124509.html