大和ハウス工業、筑波研究学園都市で東京ドーム3.3個分の学園南プロジェクト本格着工へ

大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:大友浩嗣)は、茨城県つくば市学園南において、約15.5ヘクタールの広大な敷地を活用した大規模複合開発「(仮称)つくば学園南プロジェクト」を2025年6月から本格的に着工します。なお、造成工事はすでに2025年1月14日から開始されており、最初に分譲マンションの建設が始まります。
このプロジェクトは、筑波研究学園都市の特性を活かした産学官民の連携によるまちづくりを目指しています。開発地は一般財団法人日本自動車研究所(JARI)から2023年12月に取得した約155,390平方メートル(東京ドーム約3.3個分)の広大な土地です。この地に分譲マンション、教育施設、商業施設、事業施設などを建設する総合的な開発が計画されています。
充実した設備の大型マンション計画
分譲マンションは、つくば市内では最大となる602戸を予定しています。共用施設として、3Dプリンターを活用した製作やDIYを楽しめる「ラボルーム」を設置します。また、大人も子どもも利用できるワーキングルームや、筑波山の眺望が楽しめるパーティーラウンジ、屋上デッキなど、多彩な共用スペースを用意する予定です。
マンションの詳細仕様
マンションの概要は次のとおりです。
物件名称:(仮称)つくば市学園南2丁目計画
所在地:茨城県つくば市学園南2丁目8-4の一部
交通:つくばエクスプレス「研究学園駅」徒歩9分
敷地面積:23,513.71平方メートル
構造・階数:鉄筋コンクリート造・地上15階建て
総戸数:602戸
専有面積:61.67~108.17平方メートル
間取り:2LDK~4LDK
着工:2025年6月(予定)
竣工:2027年7月(予定)
引き渡し:2027年9月(予定)
茗溪学園の新キャンパス移転計画
このプロジェクトには、2029年に創立50周年を迎える茗溪学園中学校高等学校の移転計画も含まれています。現在のつくば市稲荷前から移転し、新しい校舎や屋内運動場、人工芝のグラウンドに加え、学校に隣接した学生寮などを整備する予定です。新校舎は2029年春頃の開校を目指しています。
地域密着型の商業施設整備
商業施設には、地域住民の生活利便性向上を考え、スーパーマーケット「カスミ」や思学舎グループの学習塾が出店する予定です。
これらの施設は2028年の完成を予定しています。
さらに、敷地内には5つの事業施設(事業施設A~E)が計画されており、建物規模や着工・竣工時期などについては今後協議の上で決定されます。
先進的なまちづくりへの貢献
大和ハウス工業は、このプロジェクトを通じて「つくばスーパーサイエンスシティ構想」の実現に貢献することを目指しています。この構想は、最先端のデジタル技術やロボティクス技術の社会実装と都市機能の最適化を進めるものです。
また、開発地を実証実験などのフィールドとして提供するとともに、立地する各企業と連携した持続的なエリアマネジメントを行うことで、先進的で魅力的なまちづくりに寄与していく方針です。
2025年4月2日には安全祈願祭も執り行われ、プロジェクトは着実に進行しています。今後の開発進捗に多くの注目が集まることでしょう。
出典情報
大和ハウス工業株式会社リリース,■筑波研究学園都市で東京ドーム約3.3個分の大規模複合開発「(仮称)つくば学園南プロジェクト」本格着工,https://www.daiwahouse.co.jp/about/release/house/20250402152216.html