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『建設現場に最適化の『BANKENサイネージ』実証実験を開始|竹中土木協力』でご紹介した「デジタルサイネージ」についてピックアップします。
「デジタルサイネージ」とは、大型ディスプレイなど電子的な表示デバイスを使ったメディアのことを指します。初期のころは駅構内での案内表示に用いられることが多かったものの、最近ではショッピングセンター、オフィス、学校、宿泊施設等あらゆる場所で見かけるようになりました。
USBメモリを使った「スタンドアロン型」とネットワークに接続している「クラウド型」といったタイプがあり、現在クラウド型に注目が集まっています。スタンドアロン型はコンテンツを1台1台手動で差し替える手間が掛かるのに対して、クラウド型ならネットワークを通じて簡単に作業ができることが理由です。
デジタルサイネージのメリットとしては、主に上記3点が挙げられます。ポスターや掲示板のような静止画とは違って動画で表現できるため、情報がより伝わりやすくなります。
またインターネット上にアップロードすれば、表示させる内容を簡単に差し替え可能で手間が掛かりません。複数の現場に設置されているディスプレイも、ワンクリックで差し替え作業が完了します。
さらに最新のデジタルサイネージでは、特定のターゲットに向けた情報をその都度流すことも可能です。時間帯に合わせてコンテンツを変更したり、設置場所に応じて内容を切り替えたりと柔軟に対応できます。
建設現場向けのデジタル看板(デジタルサイネージ)です。W3500 × H2000の大型サイズも展開しており、大規模な現場にも対応可能となっています。
従来はホワイトボードや黒板に書いていた「作業予定」をディスプレイ上に表示でき、PCからアップロードすることで手書き作業を減らせます。それだけでなく、騒音や振動のレベル表示、朝礼でのラジオ体操機能、図面PDF表示といった便利な機能も付いています。
クラウド型デジタルサイネージで、本格的なコンテンツ制作・配信が簡単にできるのが特徴です。ACCESS製品は、店舗での集客やタッチパネルでのフロアナビゲーション等にも幅広く活用されています。
建設業界向けのサービスとして「建設SIGNESS」も提供しています。サイネージサービスSIGNESS、防災コンテンツ発信サービス、JGSの自立型液晶ディスプレイ「J-Vision」をワンストップで利用できるサイネージソリューションです。
作業工程の表示のほか、緊急地震速報や気象情報も表示できるため、より安全に現場作業が進められます。完成図や具体的な作業工程を表示することで、近隣の住民への広報活動にも活用できるでしょう。
これまでの建設現場では、黒板やホワイトボード、ポスターといった掲示物で情報共有するのが一般的でした。しかしデジタルサイネージを活用することで、リアルタイムに作業工程や現場の状況を共有できるようになります。作業効率化や安全性の面でも、導入の広まりが期待されます。
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二級建築士/インテリアコーディネーター(IC)/福祉住環境コーディネーター。 建築学科卒業後、インテリアメーカーにてICの業務を経験。 現在は建築・住宅系ライターとしてコラムを担当。ハウスメーカー、リフォーム、住宅設備会社での執筆多数。