【第2回建設DX展 独自取材⑩】AI×クラウドでスマートな施工管理や現場業務を実現|フォトラクション

2022年9月28~30日に第2回[関西]建設DX展(主催:RX Japan株式会社)がインテックス大阪で開催されました。過去最多となる200社の出展の中からBuildApp News編集部では、注目のブースの独自取材を行いました。是非最新のDX情報のキャッチアップにお役立てください。<取材記事一覧ページはこちら>

本記事では、株式会社フォトラクション 川村 泰宣氏に伺った建設業向け生産支援クラウドサービス「Photoruction」についてご紹介します。

フォトラクション 川村 泰宣 氏 インタビュー

Q.今回の出展目的について教えてください。

昨年開催された東京展でも当社の「Photoruction」を紹介しています。関西圏に建設プレイヤーの方々に対して当社製品の認知度アップを図りたくて、今回の大阪展への出展を決めました。

「Photoruction」を導入したら施工管理や現場業務の生産性を向上できるというイメージを来場者の方に持っていただければと思っております。また、建設DXを実現するオールインワンの施工管理システムの導入効果を知っていただきたいという思いもあります。

Q.出展ブースのターゲットはどういったプレイヤーの方々でしょうか?

建設業向けのSaaS製品は似たような商品・サービスが多数存在します。これらのSaaS製品の違いがよくわからないといった方や、DX推進や何らかのアプリを入れて施工管理や現場作業など建築・土木業務の生産性向上を検討されている方を想定しています。

Q. 今回出展されている商品・サービスについて教えてください。

Photoruction」は、工事写真の管理、図面、工程表、書類、検査(配筋・仕上)など主に施工管理の業務プロセスを効率化するクラウドサービスです。「Photoruction」を導入した企業では、現場での1人当たりの作業が20時間/月も削減され、報告作業にかける時間を99%削減しています。

また、当社ではクラウドとAIで以下のデスクワークを代行する建設BPOサービスも用意しています。

・図面からの数量拾い

・黒板を使った工事写真の整理

・現場で書いたメモの書類化

・配筋検査野帳の作成

・工程表の進捗確認

図面や工事写真などのデータを「Photoruction」にアップロードするだけで、煩雑なデスクワークを建設BPOが代行します。建設BPOを導入すると、写真整理や書類作成などにかかった時間が90%も削減されます。

Q. 今回出展されている商品・サービスの事例について教えてください。

「Photoruction」は100人未満の中小企業様から1000人以上のスーパーゼネコン様までと、15万件以上の建設プロジェクトを支援した実績があります。

例えば鹿島建設株式会社様では、社内の電子図面・書類管理システムを「Photoruction」に置き変えています。「Photoruction」を導入したことで、これまでカメラをぶら下げて両手に図面やカメラを持って現地に出向いていた作業が、iPadひとつですむようになったといいます。通信環境が悪い現場もありますが、そんな環境下でも「Photoruction」はサクサク画面が表示され、必要なときに必要な情報が引き出せて便利だという声もいただいております。

その他には伊田テクノス様から「Photoruction」を導入したことで、現場の見える化に成功することで無駄な業務が減り、以前から課題であった残業時間の短縮が実現したとの声が寄せられています。

Q.今回出展されている商品・サービスや御社の今後の展望を教えてください。

「Photoruction」はリリースしてから今年で5年目を迎え、現在国内外の15万以上の現場にて導入いただいております。写真管理からはじまったアプリケーションですが、現在は様々な機能がアップデートされ、着工から竣工まで一気通貫でご活用できる建設現場のプラットフォームへ進化をしました。今後はAIを活用した「建設BPO」サービスをご提供し、アプリケーションだけでは解決できなかった現場の業務をさらに効率化していきたいと考えています。

フォトラクションについてはこちら

公式ホームページ https://www.photoruction.com/