【第2回建設DX展 独自取材⑤】三次元点群データ上で簡単にコミュニケーションができる「LinkedViewer」|DataLabs

掲載日:
Category:BIM

2022年9月28~30日に第2回[関西]建設DX展(主催:RX Japan株式会社)がインテックス大阪で開催されました。過去最多となる200社の出展の中からBuildApp News編集部では、注目のブースの独自取材を行いました。是非最新のDX情報のキャッチアップにお役立てください。<取材記事一覧ページはこちら>

DataLabs株式会社は、三次元点群データの計測から点群データの自動モデリングおよび、熱流体や気流等の各種シミュレーションまでをワンストップで提供する企業です。

本記事では、同社 代表取締役 田尻 大介氏に伺った点群・三次元モデルをベースとしたクラウド型コミュニケーションツール「LinkedViewer」ついてご紹介します。

DataLabs 田尻大介 氏 インタビュー

Q1.今回の出展目的について教えてください。

当社のブースでは、点群三次元モデル可視化・共有ツール「LinkedViewer」と、点群データをクラウド上で自動モデル化するツール「Modely(配筋検査)」を出展しております。

これまでβ版のみの提供だった「LinkedViewer」の製品版を9月28日にリリースしました。製品版は今回の建設DX展ではじめてお披露目するので、多くの来場者に「LinkedViewer」を認知してもらえることを願います。

Q2.出展ブースのターゲットはどういったプレイヤーの方々でしょうか?

当社の製品は建設事業者の方であれば、誰でも3Dデータの閲覧・共有が可能なクラウドサービスです。受注者と発注者と様々な立場の方が利用できます。

こうした特徴から、スーパーゼネコン様やサブコン様をはじめとする幅広い建設事業者様をターゲットとしております。

Q3. 今回出展されている商品・サービスについて教えてください。

「LinkedViewer」は、点群データや三次元モデル、二次元CAD図面や現場写真、帳票データなどの複数データをブラウザ上で統合表示できるクラウドサービスです。URLを共有すれば「LinkedViewer」を契約していない関係者でもブラウザからデータを閲覧したり、ダウンロードしたりすることが可能です。加えて格納された各種データリンクの確認やコメントの返信までチャット感覚で行えます。

専門知識がない方でも簡単に操作ができるので、関係者との合意形成や進捗確認がスムーズになり、効率的な維持管理業務が実現します。

■利用料金

  • 最小アカウント数:1人
  • 最大共有人数:10人まで無料(増量可)
  • 最小契約期間:3ヶ月
  • データ容量:50GBまで(増量可)
  • 基本月額料金:39,800円/アカウント

※メール等による運用サポート込みの料金

Q4. 今回出展されている商品・サービスの事例について教えてください。

「LinkedViewer」のβ版を利用したお客様から「点群データの共有が手軽に行えるようになったので便利だ」という声がたくさん寄せられています。

例えば鹿島建設株式会社様からは「簡単に操作できるブラウザベースのインターフェースから専門家でなくてもリッチな解析結果にアクセスできるので、建設プロジェクト上流における複雑な合意形成がスムーズに行えるようになった」とのコメントをいただいております。

株式会社フジタ様からは「地形や構造物の3Dデータは、街づくり計画や防災対策について様々なステークホルダーと議論する上で有効なツールとなります」との評価をいただきました。

Q5. 今回出展されている商品・サービスや御社の今後の展望を教えてください。

ブラウザ上で大容量の3Dデータの統合表示・情報共有ができる「LinkedViewer」は、遠隔でもチャット感覚で迅速に関係者間の合意形成や進捗管理が行える画期的なツールです。月額制かつクラウド経由でサービスを提供しているため、高額な専門機材を購入する必要がありません。初期費用を抑えて、誰でも簡単に利用できるツールの導入を検討されている方におすすめしたいサービスです。

すでにβ版を利用中のお客様から機能追加の要望をいただいております。今後はたくさんのお客様に使っていただけるよう、追加の要望が多い機能を随時拡大していき、アカウント契約数を伸ばしていきたいです。

DataLabsについてはこちら

公式ホームページ https://datalabs.jp/