【第2回建設DX展 独自取材④】BIM/CIMコンサルティング業務から設計・データ活用までトータルサポート|キャパ
2022年9月28~30日に第2回[関西]建設DX展(主催:RX Japan株式会社)がインテックス大阪で開催されました。過去最多となる200社の出展の中からBuildApp News編集部では、注目のブースの独自取材を行いました。是非最新のDX情報のキャッチアップにお役立てください。<取材記事一覧ページはこちら>
同社 株式会社キャパ 企画営業部 マーケティング担当 山内快恭 氏に伺った出展商材の注目すべきポイントをご紹介します。
キャパ 山内 快恭 氏 インタビュー
Q1.今回の出展の目的について教えてください。
主要目的としては下記3つになります。
①新規顧客との接点の増加
現在、弊社の新規顧客との接点プラットフォームとしては、弊社オウンドメディアやリード情報取得済みの方にはメルマガ等、オンラインでの接点が主になります。昨年度の建設DX展[関西展]に出展した際には、約400件の新規リードを獲得することが出来ました。
今回も、展示会という貴重なオフラインでの接点の場を設けることで、より直接的に「キャパ」という企業名を認知いただくと同時に、業界での立ち位置の確立を推し量ることが一つの目的です。
②キャパ既存&新規サービスの認知拡大
今回の建設DX展の来場者含め、弊社の企業名を知らないリードは多く存在すると考えています。2020年まで製造業を主要顧客としていたことから、既存顧客の中にも「BIM/CIMのイメージが無かった」というお客様もいらっしゃいます。それら潜在顧客に対し、弊社サービスの認知拡大を進めることが一つの目的です。
特に、BIM/CIMコンサルティングからBIM教育、BIM/CIMツールのカスタマイズと、設計業務並びにCAD/BIM/CIMのデータ活用までのトータルサポートを行えるのは、CAD開発約40年のノウハウが蓄積している、キャパの強みであると自負しています。
現在、月間平均20万PVの弊社オウンドメディアでBIM/CIM関連の記事や建設業界における事例や先進的な技術に関して積極的に掲載しているので、オフライン展示会と連携させブランディングを進めて行くことが狙いです。
キャパオウンドメディア:https://www.capa.co.jp/blogtop
③市場のニーズ調査
国土交通省のBIM/CIMの義務化に伴い、昨年度より徐々にBIM/CIMのワードが建設業界全体に浸透してきたように感じます。
昨年度建設DX展に出展させていただいた際には、「BIM/CIMとは何か」「BIM/CIMとCADの違いは何か」などのご質問が多く寄せられました。しかし、2022年度では平素より具体的な「業務効率化の方法」や「CAD/BIM/CIMデータの活用方法」等に関するお問い合わせを多くいただいています。今後、より具体的な業務改善のニーズが増えることは明確であり、オフラインでの展示会に出展することで、建設業界の生の声を聴き、ニーズ調査や市場分析に活かしていくことが一つの目的です。
前回の大阪、東京は出展されましたか?
両展示会に出展いたしました。
前回と比べて変わった点は?
出展にあたっての弊社側の訴求方針としては、昨年度の「製品ベースでの訴求」から、「弊社サービスがお客様の、何の課題を解決することが可能か」にすることで、お客様の業務課題に即した訴求を試みています。
Q2.今回出展されているブースのターゲットはどういったプレイヤーの方々になりますでしょうか?
・ゼネコン/サブコン/建設会社などにおける意思決定者
・建設業界(建築、土木)のDX推進を行っている方
・BIM/CIMのオペレーター
・設計業務担当者
を主なターゲットとしております。
Q3.今回出展されている商品・サービスの費用について教えてください。
弊社の主要事業は受託開発になりますので、案件規模により費用は変動します。
BIM教育サービスである「BIM ONE」は定額を設ける予定です。
出展商品、サービスの詳細はこちらをご覧ください。
Q4.今回出展されている商品・サービスを実際にお使いの事例について教えてください。
・大林組様案件 「Forgeを活用した、ダム建築WEBシステムの構築」
※実績の詳細についてはこちらをご確認ください。
Q5. 今回出展されている商品・サービスの今後の展望、あるいは御社全体として目指されている今後の動きについて教えてください。
弊社はソフトウェア開発企業です。
現在の建設業界の流れとして、各社BIM/CIMの導入推進の段階ですが、各社のBIM/CIM導入後に訪れるそれらツールの活用段階に備え、技術力の向上と業界の知見を深めることで、各社が抱える多様なお悩みへの対応範囲を可能な限り広げることが必要だと考えています。また、ソフトウェア開発につなげることを狙いとして、コンサルティングや教育サービスの強化で、「導入から活用」のトータルサポートを、常態的に行える体制を作ることを理想としております。
その他、AR/VR/デジタルツイン/AI/センシングデバイスなどの知見も弊社にはありますが、これら先進技術は費用や技術力の観点から現段階では実務活用が難しいのが実情です。
一方、国内スーパーゼネコンをはじめ、海外の企業でも徐々に実務活用されていることから、弊社は国内/海外の先進技術の活用事例/実績に目を向け情報収集するだけでなく、PoC的に事例を生み出すことで技術的可能性を広げ、今後の建設業界全体のDXを牽引できればと考えています。
展示会ブースの様子はこちら
キャパについてはこちら
公式ホームページ https://www.capa.co.jp/