
建設業従事者の「SDGs認知度」に関する調査レポート|スパイダープラス
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2022年9月28~30日に第2回[関西]建設DX展(主催:RX Japan株式会社)がインテックス大阪で開催されました。過去最多となる200社の出展の中からBuildApp News編集部では、注目のブースの独自取材を行いました。是非最新のDX情報のキャッチアップにお役立てください。<取材記事一覧ページはこちら>
本記事では、YSLソリューション ソリューション事業部 営業統括部 金本 賢一郎氏 に伺った「CheX BIM」に搭載された設備施工管理向けの5つの新機能についてご紹介します。
目次
「CheX BIM」および新たに搭載した「BIMを活用した検査負荷低減機能」をご紹介することです。
2021年1月にリリースした当社製品「CheX BIM」に、この度株式会社竹中工務店様と共同開発した、現場の検査業務の作業負荷を低減する新たな5機能を搭載したことから、新機能を関西エリアのお客様に広くご紹介することを目的に出展いたしました。
総合建設業様、設備専門工事業様を中心とした皆様にご案内しております。特に、大規模な現場で、大量の全量検査に時間を要している方々、BIMを施工現場でどのように活用したらよいかお悩みの方々とお会いすることができました。
「CheX BIM」とは、施工の最前線でiPadからBIMデータの閲覧、メモ、共有が可能なアプリです。今回、株式会社竹中工務店様と以下の5つの機能について、共同開発しました。
■5つの新機能
BIMの特徴であるプロパティデータを活かすことで、「スリーブ検査」・「区画貫通記録」・「配管圧力試験」・「配管排水試験」・「その他汎用記録」の検査・試験を、従来よりも少ない工数で実施できます。さらに、その記録となる帳票は自動作成することが可能なため、「漏れなく」「確実に」「早い」検査を実現します。
竹中工務店様の作業所において、「検査準備・試験計画作成」から「記録作成」までの業務量全体で今回の新機能を検証していただいたところ、スリーブ検査で25%、配管圧力試験・配管排水試験では20%の業務量削減効果を確認した、とのご報告をいただいております。
また、従来は紙で管理していた検査記録(試験データ・立会写真・試験範囲図)を、BIMを中心に一元管理することで、検査記録作成の効率化と、検査進捗の見える化による検査忘れの未然防止の効果も得られることを確認した、とのご報告もいただいております。
1年前に「CheX BIM」をリリースした際は、「まだBIMなんて現実的ではない」「自分たちには関係がない」というお客様がほとんどでした。しかし、この1年間で各種業界団体様や企業様のご尽力により環境整備が進んできたことから、現在は「CheX BIM」へのお問い合わせが急増している状況です。
特に今回ブースでご紹介した機能は、「BIMをどうやって施工現場で活用するのか」という、多くのお客様のお悩みに対する、当社からのご提案のひとつと位置付けております。2024年の改正労働基準法の適用が迫る中、今後も建設業における生産性の向上に有効なBIMツールとしてご活用いただけるよう、さらなるブラッシュアップを図ってまいります。
CheX BIM公式製品ホームページ https://yslappsmedia.chex.jp/bim/
BuildApp News編集部の取材担当です。 建設DXに関するイベントや著名人へ取材を行っています。