キッズウェイ、環境センサーWEATHERYに輻射熱対応の黒球モデル追加、熱中症対策を強化

20260710_WEATHERY黒球モデル

キッズウェイ(愛知県瀬戸市、経営執行役社長:高橋孝司)は、クラウド型環境センサー「WEATHERY(ウェザリー)」において、黒球温度によるWBGT(暑さ指数)測定に対応した新モデルの提供を2026年7月1日より始めました。

これまでの温度・湿度による管理だけでは捉えきれなかった、日射や照り返しといった輻射熱を含めた実際の暑さを見える化する仕組みです。現場責任者や安全管理担当者が、作業を続けるか中断するかをより的確に判断できる環境づくりを後押しします。

WBGTは気温・湿度に加え輻射熱の影響も反映する指標であり、熱中症予防の基準として広く用いられています。

猛暑と法改正が突きつける現場の課題

建設業や物流業、製造業の現場では、猛暑が当たり前になる中で熱中症事故が増え続けており、深刻な問題となっています。屋外だけでなく、風通しの悪い倉庫や工場の内部でも輻射熱による危険性は無視できず、対策の幅広さが求められています。

2025年6月には労働安全衛生規則が改正され、事業者に対して熱中症の重篤化を防ぐための体制整備が義務づけられました。厚生労働省の発表によれば、2025年に職場で発生した熱中症による休業4日以上の死傷者数は1,681人にのぼり、前の年と比べておよそ4割も増加しています。この数字は、既存の対策だけでは十分に事故を防ぎきれていない現状を物語っています。

従来の管理方法では把握しきれない暑さ

こうした状況を受け、厚生労働省はWBGTの把握と、その数値に応じた予防策の徹底を強く呼びかけています。ただ、気温と湿度だけをもとにした従来の管理方法では、体感に近い暑さの危険度を十分につかみきれず、作業の継続判断が遅れたり誤ったりするケースが指摘されてきました。

特に直射日光が当たる屋外作業や、コンクリートやアスファルトからの照り返しが強い現場では、数値と体感のずれが大きくなりやすいとされています。

3つの要素を捉えて実環境に近い暑さを算出

キッズウェイは、これまで「WEATHERY」で積み重ねてきた現場環境の可視化技術をもとに、黒球温度を活用した新モデルを開発しました。黒球温度計は、太陽光や周囲の熱を吸収しやすい黒色の球体を用いて、体感に近い熱環境を数値化するための計測方法です。

今回の製品では、次の3つの要素を加味したうえでWBGTを算出し、実際の環境に近い暑さをリアルタイムに把握できるようにしています。

  • 直射日光による影響
  • 地面からの照り返し
  • 周囲環境からの輻射熱

これにより、熱中症のリスクを見逃したり、判断を誤ったりする事態を減らせるよう支援します。取得したデータはクラウド上で一元管理できるため、複数の現場を同時に見守る安全管理担当者の負担軽減にもつながります。用途や管理の目的に応じて既存モデルと使い分けられる点も特徴です。

侵入検知も備えるWEATHERYシリーズ

WEATHERYは、温度・湿度・風速などの環境データを取得し、異常を検知した際には光や音、クラウド通知で知らせる仕組みを備えたセンサーです。加えて侵入検知の機能も搭載しているため、安全管理と防犯対策を1台でまかなえます。建設現場や工場、倉庫、イベント会場、スタジアムなど、幅広い現場ですでに導入が進んでいます。

今回の黒球モデルは、より高度なWBGT管理が求められる現場向けの新たな選択肢として位置づけられており、既存モデルと組み合わせることで、現場ごとの特性に合わせた柔軟な運用も可能になります。

会社概要

キッズウェイは、IoTレンタル事業と集合住宅向けインターネットサービス事業を展開する企業です。建設現場向けのIoTサービスなどを通じて、現場の働き方改革や生産性向上を支援しています。

  • 商号:株式会社キッズウェイ
  • 代表者:経営執行役社長 高橋孝司
  • 所在地:愛知県瀬戸市山の田町155番地
  • 事業内容:IoTレンタル事業、集合住宅向けインターネットサービス事業
  • 設立日:2000年12月27日

製品ページ:https://iot.kids-way.ne.jp/lineup/sensing/weathery-globe/
会社情報:https://www.kids-way.ne.jp/index.html

出典情報など

出典:株式会社キッズウェイ,キッズウェイ、黒球温度対応センサーを提供開始。輻射熱まで捉え“本当の暑さ”を可視化 ~実環境に近い暑熱管理で判断の精度向上に貢献~,https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000051506.html,リリース日:2026-07-01