TOKYO NODEの見どころはどこ?最寄り駅からのアクセスとイベントも解説

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「TOKYO NODE」(トウキョウ ノード)は、世界へ向けた情報発信拠点として整備された複合施設です。アートとテクノロジーの融合を目指す場として、クリエイターだけでなく、企業も多数参加している点が特徴です。
この記事では、「TOKYO NODE」の中でも特に新しい試みにチャレンジしている施設をピックアップします。東京のノード(結節点)を意味する複合施設でどんな取り組みが行われているのか、アクセスや話題のイベントとともに解説します。
「TOKYO NODE」虎ノ門ヒルズから始まるクリエイティブエコシステム

「TOKYO NODE」は、虎ノ門ヒルズでクリエイティブエコシステムの構築を目指すための施設です。
クリエイティブエコシステムとは、日本から世界へ新しい価値を発信するための「価値創造システム」を意味します。クリエイター、アーティスト、企業による共同プロジェクトによって、高い次元での融合を目指しています。
ここからは、「TOKYO NODE」の施設の概要を見ていきましょう。
所在地・アクセス

「TOKYO NODE」の所在地とアクセスは、以下をご覧ください。
- 所在地:東京都港区虎ノ門二丁目6番2号 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー8F、45F〜49F
- アクセス:東京メトロ・日比谷線「 虎ノ門ヒルズ駅」 直結
東京メトロ・銀座線「虎ノ門駅」地下通路から接続
「TOKYO NODE」は、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの高層階に配置されています。8Fのエントランスから、45Fまでの高層階行きエレベーターで移動できます。
構造・規模
「TOKYO NODE」が位置している 虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの構造などは、以下をご覧ください。
- 構造:S造(一部SRC造、RC造)
- 規模:地上49階・地下4階 高さ約266m
- 面積:約236,640㎡(このうち「TOKYO NODE」は約10,000㎡)
TOKYO NODEのメインホールの規模は、以下をご覧ください。
- メインホール「TOKYO NODE HALL」
- 場所:ステーションタワー 46F
- 床面積:460㎡
- 天井高:最高11.6m
- 座席数:338席
8Fにはエントランスのほか、企業とクリエイターが共創する「ラボ」や、3D映像が収録できる「ボリュメトリックビデオスタジオ」が配置されています。
45Fにはギャラリー「TOKYO NODE Gallery A/B/C」があります。ドーム型天井で360度の没入体験が可能なギャラリーA、1,020㎡の大型ギャラリーB、天井高12mの開放感のあるCと、それぞれに特徴のある展示スペースです。
46Fは、デジタルツインが可能なメインホールです。最上階に位置する49Fには、スカイガーデン、レストラン、プールが併設されています。
建物全体では、低層階に商業施設、高層階に情報発信施設「TOKYO NODE」を配置し、中層部のビジネスフロアを上下で挟む構造となっています。こうして垂直方向に異なる目的のフロアを配置し、建物全体の交流を活性化させることで、虎ノ門エリア全体のまちの発展を目指す構成となっています。
開業日・全エリアオープン日
「TOKYO NODE」のオープン予定日は、以下をご確認ください。
- 開業日:2023年10月6日
- 全エリアオープン日:2024年3月26日
ゼネコン|鹿島建設
「TOKYO NODE」が含まれるステーションタワーの施工を担当したのは、鹿島建設です。なお、設計は森ビル、建築デザインは国際的建築設計集団OMAの重松象平氏が担当しています。
TOKYO NODEの見どころはどこ?
TOKYO NODEは、クリエイティブエコシステム構築を目指す複合施設です。同様の施設としては、京橋のTODA BUILDINGや品川のTAKANAWA GATEWAY CITYがありますが、本施設とはどのような違いがあるのでしょうか。
TOKYO NODEの特徴は、垂直方向の回遊性向上を目指した建物設計にあります。ここからは、TOKYO NODEの施設の見どころを見ていきましょう。
企業とクリエイターが共創する「TOKYO NODE LAB」

「TOKYO NODE LAB」は、ステーションタワーの8F、TOKYO NODEのエントランスと同じフロアにつくられた研究開発チームです。
ラボには、森ビルや日本IBMなどを始めとする約20社ほどの企業と、個人のアーティストやクリエイターが参画しています。それぞれの強みを活かし、AR体験アプリや都市XRコンテンツの開発など、最新のテクノロジーを用いた実験的な共同プロジェクトが進められています。
3D映像が収録できる「ボリュメトリックビデオスタジオ」

「TOKYO NODE LAB」が進めるプロジェクトの一つが、「VOLUMETRIC VIDEO STUDIO」(ボリュメトリックビデオスタジオ)を活用したビジネス開発プロジェクトです。
スタジオでは360度に多数のカメラが設置されており、映像を3Dデータ化する「ボリュメトリックビデオ」が撮影できます。また、ボリュメトリックビデオは撮影と同時に配信もできるため、リアルタイムで観客とつながる「リアルタイムボリュメトリック配信」が可能になっています。
なお、スタジオはラボに隣接され、事前予約により利用可能となっています。
デジタルとリアルが1つにつながる「デジタルツインホール」

ステーションタワー46Fには、座席数338席の「TOKYO NODE HALL」が配置されています。このホールには、デジタルツインの「TOKYO NODE DIGITAL TWIN HALL」が常設されています。
デジタルツインホールでは、「TOKYO NODE HALL」の上演内容をすべてデジタル化し、配信することが可能です。デジタルとリアルの会場を連動させ、空間演出を同期させることによって、一つの空間として融合した新しい体験を提供します。
地上250mの屋上プール「インフィニティプール」

ステーションタワーの最上階49Fには、屋上プール「インフィニティプール」が設けられています。地上250mの屋外に設置されており、柵や窓がないため、まるで空と水面がつながっているような絶景が広がります。
TOKYO NODEは情報発信拠点としてつくられた施設ですが、屋上プールのような話題性の高いスポットも整備されています。このような多角的な施設構成と建物配置によって、多くのメディアからも注目を集める施設となっています。
TOKYO NODEのイベント
TOKYO NODEでは、アートとテクノロジーを中心としたイベントでも注目を集めています。これまでには、ミセス(Mrs. GREEN APPLE)や攻殻機動隊など、幅広い層を対象にした大規模な展示が行われています。
ここからは、TOKYO NODEで話題を集めたイベントと、今後のイベント情報についてご紹介します。
XRアプリ開発コンテスト「TOKYO NODE XR HACKATHON powered by PLATEAU」

ステーションタワーが竣工した2023年から2024年にかけて、XRアプリ開発コンテスト「TOKYO NODE XR HACKATHON powered by PLATEAU」が行われました。
本コンテストは、国交省主導のPLATEAU(プラトー)を活用したコンテストです。クリエイターには虎ノ門エリアの3Dデータをまとめた「デジタルツイン虎ノ門SDK for Unity」が提供され、BIMとデジタルツインを使ったXRアプリが開発されています。
XR(クロスリアリティ)アプリは、スマホのカメラを利用して手軽に利用できる、体験型のアプリです。没入感の高さと、その場に行かなければできない体験を生み出せることが特徴で、TOKYO NODEでの回遊性や集客力を高める試みのひとつとなっています。
国交省のPLATEAU(プラトー)について、くわしくはこちらの記事でご確認ください。
都市型フェス「TOKYO PROTOTYPE

「TOKYO PROTOTYPE」は、2026年1月に開催された都市型フェスです。駅直結で入場無料といった訪れやすさ、口コミによる話題性もあり、3日間で4万人以上が押し寄せる大盛況のイベントとなりました。今年だけの単発イベントではなく、今後も継続的に実施されることが発表されています。
一方で、予想以上の来場者数により急遽予約制に変更されるなど、観客動線の確保が課題として残っています。会場では同時開催として、海外でも人気の高いSFアニメ「攻殻機動隊」の大規模展示が行われていたことも、動員者数が大幅に増えた要因のひとつといえるでしょう。
来年度以降の開催では、どのようにして大量の観客をスムーズに誘導していくのか、快適性向上への取り組みが期待されています。
まとめ
TOKYO NODEは、アートとテクノロジーの融合を目指し、虎ノ門エリアでクリエイティブエコシステムを構築するための複合施設です。駅直結のアクセスの良さや、体験型イベントの開催などから高い集客性を得ている一方で、イベント時のスムーズな動線確保が課題となっています。
大規模開発では回遊性や集客性の向上に注力しがちですが、観客動線の確保も大きな課題です。都心部の大規模施設では特に、快適な体験の提供が建物設計のカギになるといえるのではないでしょうか。