トレンドワード:デジタルツイン

『XR,景観認識,デジタルツイン活用の最先端施設ガイド「オンリーワンガイド」公開』でご紹介した「デジタルツイン」についてピックアップします。

デジタルツインとは

デジタル空間に現実を再現

デジタルツインとは、現実世界の設備や空間をデジタル上に再現したシステムのことを指します。現実世界の環境をコピーするようなイメージで、「双子(ツイン)」という意味があります。

「デジタルツイン」と「シミュレーション」の違いは?

デジタルツインは災害対策等の模擬演習に使われることもありますが、通常のいわゆる「シミュレーション」とはどこが違うのでしょうか?

もっとも大きな違いは、リアルタイム性です。通常のシミュレーションでは模型やサンプルを使って実験を行います。そのためコストや時間が掛かってしまうのがデメリットでしょう。

しかしデジタルツインであれば、現実世界と連動したリアルタイムなデータが得られます。シミュレーションのように人間が考えたシナリオではなく現実世界の情報を元にしているため、よりリアルな結果が得られるメリットも。さらにすべてデータ上で行うため、余計な費用が掛かりません。

デジタルツインは都市開発にも活用

デジタルツインは、DX化に欠かせない技術のひとつとして注目されています。IoTで集めたデータを効率よく分析・視覚化できるため、設計段階から維持管理まで幅広く活用が期待できるのです。ここでは、建設の現場でデジタルツインを活用している例を紹介します。

3D K-Field|鹿島建設

「3D K-Field」は、資機材の位置や稼働状況、人の位置やバイタル情報等をリアルタイムに3次元で表示する現場管理システムです。建設現場内のカメラやIoTセンサの情報を即時に可視化。

現場事務所や支店といった離れた場所からも現場の様子が分かるため、リモート化に大きく貢献しています。鹿島建設の「管理の半分は遠隔で」のコアコンセプトに基づき、活用が進められています。

豊洲スマートシティ|清水建設ら

https://www.shimz.co.jp/toyosu/concept/digitaltwin/

豊洲スマートシティは、国土交通省スマートシティモデル事業で選定されたプロジェクトです。建設インフラと土木的インフラをBIM上で融合させ、デジタル上に空間を構築しています。これにより、まちの課題解決に向けた取り組みの検討が進められています。

カメラやセンサーが収集したデータをリアルタイムに反映させ、デジタルツインで仮想モデルを構築。施設運営やモビリティサービスに活用し、利便性の向上を図っています。

デジタルツインを建設に活用しよう

デジタルツインはリアルタイムなデータを反映できることにより、スマートシティ等に活用できます。建設DXに欠かせないツールとして、さらなる広がりが期待されています。

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