アーキット、ダンプトラックを管理するAIダンプキーパーがNETIS活用促進技術に認定

アーキット合同会社(本社:札幌市)は、自社が開発した建設現場向けシステム「AIダンプキーパー」が、国土交通省の「NETIS活用促進技術認定制度」に採用されたことを発表しました。
建設業界では担い手不足が長年の課題とされており、現場を支えるデジタル技術への注目が年々高まっています。
今回の認定は、同システムの技術的な有効性が評価された事例のひとつといえます。国が定める仕組みを通じて技術の有効性が示されたことで、今後は同分野への注目がさらに高まることも予想されます。
現場効率化を促す国の認定制度
NETIS活用促進技術認定制度は、国土交通省が新技術情報提供システム(NETIS)に登録された技術の中から、現場の効率化や安全性向上に資すると判断したものを認定する仕組みです。工事の発注者や施工業者が技術を選ぶ際の目安としても機能しており、認定を受けることが導入の後押しにつながるとされています。
今回、アーキットが手がける「AIダンプキーパー」がこの認定を受けたことで、建設現場での導入検討を後押しする効果が期待されます。同社は先端技術の開発と現場実装に力を入れており、今回の認定はその取り組みが評価された形といえます。活用する現場が増えれば、業界全体で新技術の採用が進むきっかけになりそうです。
建設業界が抱える人手不足の課題
国内の建設業界では、就業者の高齢化と若手人材の不足が同時に進んでおり、限られた人数で現場を運営せざるを得ない状況が続いています。土砂運搬車両の管理のように、これまで人の目視に頼ってきた業務は多く、担当者一人ひとりへの負担が積み重なりやすい分野とされています。
こうした背景から、カメラやAIを活用して確認作業を代替する仕組みへの関心が、施工業者の間で広がりつつあります。作業員の高齢化が進む地方の現場ほど、こうした自動化技術へのニーズは切実なものになっているといわれています。限られた人数で安全と効率を両立させる工夫が、各現場で求められている状況です。
カメラとAIによるダンプトラック管理
「AIダンプキーパー」は、現場に設置したカメラの映像をAIで解析し、土砂を運ぶダンプトラックの種類や状態、さらに現場への入退場の間隔までを自動で判別するシステムです。判定結果は帳票として自動的に記録されるほか、パトランプを通じて現場の運転手にリアルタイムで知らせる機能も備えています。
人の目に頼っていた車両状態の確認や工事番号の読み取り作業を独自AIが代わりに担う点が特徴です。天候や時間帯によって視認性が変わりやすい屋外の現場でも、安定した判定を続けられるように設計されている点が、実務での使いやすさにつながっているとみられます。専門知識がなくても扱いやすい操作性も、導入しやすさを支える要素です。
省人化と自動化を後押しする技術
同システムはすでにNETISに登録済みで、全国の建設現場で利用できる状態にあります。人手不足が課題とされる建設業界において、車両確認業務をAIに任せることで作業員の負担を軽減し、現場全体の省人化と自動化を後押しする役割が期待されています。
今回の活用促進技術認定によって、発注者や施工業者が同システムを選定しやすくなることも見込まれ、今後さらに導入現場が広がっていく可能性があります。
土砂運搬車両の管理は工事の進捗確認や安全管理にも直結する業務であり、周辺業務の効率化が現場全体の生産性向上につながることも期待されています。記録作業の自動化は、事務作業に費やす時間の短縮にも寄与すると考えられます。
アーキットの今後の取り組み
アーキットは「100年後の現場に挑戦する」という理念を掲げ、技術者と現場スタッフが連携しながら開発を続けてきました。
今回の認定について同社は、応援や協力を寄せた関係者への感謝を示すとともに、今後も現場に根差した技術開発を継続していく考えを明らかにしています。他の建設関連システムとの連携も視野に入れながら、現場のニーズに合わせた機能拡充を進めていく方針です。
会社概要
アーキット合同会社の概要は以下の通りです。
- 会社名:アーキット合同会社
- 代表者:三浦 友直
- 本社所在地:札幌市北区篠路町上篠路110番119
- 設立年:2022年(令和4年)3月
- 事業内容:建設会社向けシステム開発
- ホームページ:https://arkit.jp/
出典情報など
出典:PR TIMES,アーキット合同会社、建設現場における国産AIシステム「AIダンプキーパー」、国土交通省 NETIS 活用促進技術認定,https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000106453.html,リリース日:2026-08-03