大成建設運営の大成スクエアハノイ、LEED O+M認証で最高ランクPlatinumを取得

20260717_LEED O+Mの最高ランクPlatinum認証

大成建設(社長:相川善郎)は、ベトナムの首都ハノイで運営するオフィスビル「TAISEI SQUARE HANOI(大成スクエアハノイ)」について、既存建物の運用管理やメンテナンスの質を評価する国際認証「LEED O+M」で最高ランクとなるPlatinum認証を取得したと発表しました。

あわせて、自然災害への強さを評価する国際的な枠組み「BRI(Building Resilience Index)」でもA+評価を獲得しています。

ハノイ西部の賃貸オフィスビル

同ビルはベトナム現地法人「Taisei Development Hanoi Co. Ltd.」を通じて開発され、ハノイ市西部の成長エリアに位置する賃貸オフィスとして、日本やベトナムに加え、アジアや欧州、米国など各国を代表する企業が拠点を構えています。

今回の認証取得は、「日本品質のワークプレイスの提供」を掲げて取り組んできた同ビルの姿勢が、国際的な基準のもとで改めて裏付けられた形といえます。

高評価を支える運営品質

LEEDは建物の環境性能を測る国際的な認証制度で、5つの認証カテゴリのうち、設計や施工の段階を評価する「LEED BD+C」に続き、今回は運営段階を対象とした「LEED O+M」での取得となりました。

認証は獲得したポイントの合計によって4段階に分かれており、80点以上が最高ランクのPlatinumにあたります。大成スクエアハノイはハノイで最高得点となる86点を記録しました。

竣工後も運営品質を維持・向上させ続けてきたことが評価につながっており、開発段階だけでなく日々の運用面まで一貫して高水準を保っている点が特徴です。

省エネと快適性を両立する取り組み

同ビルでは省エネルギーや節水によるコスト削減に加え、CO2排出量の抑制や廃棄物管理、リサイクル活動など、環境負荷を減らす取り組みを継続してきました。あわせて、入居企業で働く人たちが快適に過ごせる室内環境の維持にも力を入れており、こうした地道な積み重ねが今回の高い評価につながっています。

ビル内には大和リビングが運営するサービスオフィス「D-Workplace」や、韓国系コンビニエンスストア「GS25」なども設けられており、働く人々の利便性向上にも配慮した設計となっています。

自然災害への備えも国際基準で評価

近年はベトナムでも台風や豪雨による水害が頻発・激甚化する傾向にあり、都市インフラの整備が進む一方で、大雨時の冠水や渇水期の水力発電停止による停電といった課題も残っています。

こうした状況を踏まえ、大成スクエアハノイでは設計・施工・運営の各段階を通じて、環境変化への安全性と長期的な事業継続性を見据えた対策を推進してきました。

今回取得したBRIは、気候変動や自然災害に対する建物の耐性と、被災後も運用を続けられるかどうかを評価する国際的な枠組みです。ハノイでこの評価を取得したオフィスビルは同ビルが初めてで、環境性能だけでなく災害への強さの面でも国際的に認められた形となりました。

今後も持続可能な都市づくりに貢献

大成建設は今後も、サステナビリティとレジリエンスを兼ね備えた次世代型オフィスとして同ビルの運営を続け、入居企業や働く人々にとって価値あるオフィス環境を提供するとともに、ベトナムにおける持続可能な都市づくりへの貢献を目指す方針を示しています。

今回の認証取得により、同ビルは環境性能と防災・レジリエンスの両面で国際基準を満たすオフィスビルとして位置付けられることになりました。

大成スクエアハノイの物件概要

  • 所在地:289 Khuat Duy Tien, Dai Mo, Hanoi, Vietnam
  • 事業主:Taisei Development Hanoi Co. Ltd.(大成建設100%出資の開発現地法人)
  • 設計・施工者:VINATA INTERNATIONAL Co., Ltd.(大成建設100%出資の建設現地法人)
  • 用途・階数:オフィス3~20階、店舗1~2階、駐車場地下1~4階
  • 事業経緯:2021年11月着工、2024年5月竣工、2024年9月開業

出典情報など

出典:大成建設株式会社,大成スクエアハノイ、「LEED O+M」最高ランクのPlatinum認証を取得 レジリエンス強化によりハノイ初のBRI評価取得オフィスビルに,https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2026/260706_11110.html,リリース日:2026-07-06