大成建設、GREEN×EXPO2027会場内建設工事でサステオ燃料を建機向けに導入

大成建設(社長:相川善郎)は、2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)の会場内で同社が協賛する展望施設「TAISEI GREEN TERRACE(仮称)」の建設工事において、株式会社ユーグレナ(社長:出雲充)が供給する次世代バイオディーゼル燃料「サステオ100」および「サステオ51」を建設機械向けの燃料として採用しました。施工段階から積極的に脱炭素化を進める取り組みとして、業界内でも注目を集めています。

「サステオ」とはどんな燃料か

今回導入した「サステオ100」と「サステオ51」は、いずれも既存のディーゼルエンジンや給油設備をそのまま使える「ドロップイン型燃料」です。建設機械の改造や大がかりな設備投資をおこなうことなく導入できる点が大きな特長です。給油の手順や運用フローも従来とほぼ変わらないため、現場での負担を増やすことなく、スムーズに切り替えられます。

CO2削減効果についても、従来の軽油と比べて大幅な改善が見込まれます。

CO2排出量削減効果

・サステオ100:CO2排出量を約100%削減

・サステオ51:CO2排出量を約51%削減

既存の設備をそのまま活用しながら、これほど高い削減効果が得られることは、建設現場における脱炭素対策として非常に実用的な選択肢といえます。特に「サステオ100」はCO2排出量をほぼゼロに近いレベルまで抑えられる点で、業界内でも高い関心を集めています。

なぜ今、バイオディーゼル燃料なのか

建設業界では、工事中に排出されるCO2をいかに減らすかが業界全体の重要な課題となっています。近年、建設機械の電動化に向けた動きが少しずつ広がっているものの、建設現場では長時間にわたる稼働や高い出力が求められる機械が多く、現時点では電動化だけで全てに対応することは現実的に難しい状況です。

こうした制約を踏まえ、大成建設は「電動化が難しい場面でも確実に排出量を減らせる手段」として、バイオディーゼル燃料の導入に踏み切りました。設備投資を最小限に抑えながらも、施工の現場から脱炭素化を着実に進められる、実効性の高い手法として位置づけています。

バイオディーゼル燃料の仕組みと特長

また、バイオディーゼル燃料は植物や微細藻類などを原料とした再生可能エネルギーの一種であり、燃焼時に排出されるCO2が原料の成長過程で吸収されたものとみなせるため、ライフサイクル全体での排出量を大幅に抑えられる特長があります。ユーグレナが供給する「サステオ」シリーズは、こうした特性を活かした次世代型の燃料として開発されたものです。

博覧会のテーマに沿った総合的な取り組み

GREEN×EXPO 2027のテーマは「幸せを創る明日の風景」です。大成建設グループはこのテーマに共感し、展示施設の整備から施工プロセスに至るまで、脱炭素化と資源循環の両立を図る取り組みを推進しています。今回のバイオディーゼル燃料の導入もその一環であり、会場が完成した後だけでなく、建設の過程においても環境への負担を減らす姿勢を明確に打ち出しています。

同社は今後も「TAISEI GREEN TERRACE(仮称)」の施工に関する最新情報を、GREEN×EXPO 2027の特設サイトで順次公開していく予定です。持続可能な社会の実現と、来場者一人ひとりにとって豊かな博覧会体験の提供に向け、施設整備の全段階にわたって取り組みを続けていきます。

出典情報

大成建設株式会社リリース,GREEN×EXPO 2027会場内建設工事において次世代バイオディーゼル燃料「サステオ100」「サステオ51」を導入 TAISEI GREEN TERRACE(仮称)の施工段階から脱炭素化を推進,https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2026/260603_11071.html