国土交通省、令和8年2月の建設工事受注総額42.7%増 4カ月連続で前年同月上

国土交通省は令和8年3月31日、「建設工事受注動態統計調査(大手50社調査)」の令和8年2月分の結果を公表しました。
今回の結果では、民間・公共ともに受注額が増加し、建設市場全体が好調な状況を示しています。

受注総額は1兆8,258億円——4ヶ月連続の増加
令和8年2月の受注総額は1兆8,258億円となり、前年同月比で42.7%増を記録しました。これで4ヶ月連続の増加となります。
国内の受注額(国内計)は1兆7,944億円(前年同月比42.5%増)で、こちらも4ヶ月連続で前年を上回りました。民間工事・公共工事のいずれも増加しており、建設需要が幅広い分野で高まっていることがうかがえます。
民間工事:不動産・製造・運輸が好調をけん引
2月の民間工事の受注額は1兆2,288億円(前年同月比45.7%増、4ヶ月連続の増加)でした。
業種別の内訳を見ると、製造業と非製造業の両方が増加しています。
・製造業:前年同月比28.4%増
・非製造業:前年同月比56.0%増
発注者の種別では、不動産業・製造業・運輸業・郵便業などが増加した一方、金融業・保険業、鉱業・採石業・建設業、情報通信業などは減少しました。
工事の種類別では、建築・土木ともに増加しました。住宅・工場・発電所・鉄道などが増加した反面、教育・研究・文化施設や事務所・庁舎、倉庫・流通施設などは前年を下回っています。
公共工事:国・地方の両機関で増加
2月の公共工事の受注額は5,245億円(前年同月比42.3%増)でした。先月は減少していましたが、今月は再び増加に転じています。
・国の機関:前年同月比50.0%増(すべての機関が増加)
・地方の機関:前年同月比22.8%増
地方の機関では、都道府県・市区町村・地方公営企業が増加した一方、地方その他については減少しました。
工事の種類別では、建築・土木ともに増加。娯楽施設・道路・上水道・下水道などが増加し、教育・研究・文化施設や工場・発電所、土木その他などは減少しています。
海外工事も回復——前年比51.0%増
2月の海外工事は314億円(前年同月比51.0%増)となりました。先月は減少していましたが、今月は再び増加に転じています。
なお、この数値には現地法人分は含まれていません。
建設工事受注の全体動向
今回の調査結果のポイントを整理すると、以下のとおりです。
・受注総額は前年同月比42.7%増の1兆8,258億円で、4ヶ月連続の増加
・民間工事は不動産・製造・運輸などが好調で、45.7%増
・公共工事は国・地方ともに伸び、42.3%増
・海外工事も回復し、51.0%増
建設工事の受注は民間・公共・海外のいずれのカテゴリーでも前年を上回っており、建設業界全体として堅調な受注環境が続いています。
出典情報
国土交通省リリース,建 設 工 事 受 注 動 態 統 計 調 査 報 告 ( 大 手 50 社 調 査 )( 令 和 8 年 2 月 分 ) に つ い て,https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001990142.pdf