企業として建機をレンタルしたい!おすすめする5つの建機レンタルサービスとは
建設現場で必ず使用する建機は、自社で購入するだけでなく、レンタルすることも可能です。たとえば、短期間のみ使用したいといった場合は、購入するよりも低額となるため、コスト削減にもつながります。
また、レンタルできる建機は最新型であるケースが多いため、作業効率や生産性の向上も図れるでしょう。しかし、メリットだけでなく、デメリットもあるため、レンタルの条件はよく確認しなければなりません。
本記事では、建機レンタルサービスの概要にふれたうえで、おすすめのレンタルサービスについてみていきましょう。
目次
建機レンタルサービスとは
建機レンタルサービスとは、工事現場で必要となる重機を購入せずにレンタルで使用するサービスを表す言葉です。リースと混同されるケースもあるものの、次のような違いがあります。
- レンタル-短期から長期まで対応でき、複数種類の建機を借りることも可能
- リース-基本的に長期契約のみ。月額費用が発生するものがほとんどであり、複数種類借りると高額となりやすい
貸出を行っている建機の種類は、ショベルカーやクレーンといった重機に加え、発電機などの周辺機器も扱っている場合も少なくありません。また、短期間の使用ができ、柔軟な契約を結びやすい点がメリットといえるでしょう。
建機レンタルサービスのメリット
ここでは、建機レンタルサービスのメリットについてみていきましょう。作業内容や工事内容に合わせて柔軟に建機をレンタルできるため、活用の幅が広い点もメリットの1つです。
購入しなくてもよいためコストカットにつながる
建機レンタルサービスの場合、建機を購入する必要がないため、コストカットが可能です。また、短期間だけでなく、1ヶ月単位でも活用できる点から工事内容に合わせた契約がしやすいといえるでしょう。
たとえば、予算管理に頭を悩ませそうな場合は、建機のレンタルを前提とすれば無駄なコストを抑えることも可能です。
メンテナンスを考えなくてよい
建機レンタルサービスでは、レンタル料に整備費用が含まれています。そのため、エンジンの点検や部品交換といったメンテナンスを借りる側は、考慮する必要がありません。
仮に長期間使用する場合であっても、貸出側が同じタイプや種類の建機を貸出すため、施工に負担が掛かることもないといえます。加えて、点検に必要なスキルや知識のある人材を担当者とする必要がないため、管理体制の簡略化や省力化にもつながります。
最新の建機を使用できる
建機レンタルサービスの場合、業界における最先端の建機を貸し出すケースが多いといえます。とくにICTやデジタルツイン、BIMを活用した工事などでは、建機が対応していなければ、施工に影響が出てしまいます。
建機レンタルサービスの場合はそういった心配は不要です。
建機レンタルサービスのデメリット
建機レンタルサービスのデメリットは次の3つです。
- コストとスケジュールから計画的な利用が重要になる
- 早期に必要となる建機は話をつけておく必要がある
- 契約段階で補償・保険の話が必須
レンタル契約も長期間の契約となった場合、リース契約と同レベルかそれ以上のコストが発生します。また、工事現場で継続的に使用する建機のタイプがある程度決まっている場合には、早めに貸出側に話をつけておく必要があります。
そして、レンタルした建機はメンテナンスの必要はないものの、修理や破損するケースも想定されるでしょう。建機の費用は非常に高額となることも少なくありません。そのため、補償や保険加入の必要があるのかを明確にしておく必要があります。
建機レンタルサービスのタイプ
建機レンタルサービスの代表的なタイプは以下のようになります。
レンタルタイプ | 契約期間/用途 | 主な特徴 |
短期 | 数日~数週間 | 必要な期間だけレンタルできる |
長期 | 数か月~数年 | 月単位・年単位の契約で割引あり |
スポット | 必要な時だけ(時間単位も可) | 突発的な需要に即対応 |
シーズン | 繁忙期や季節工事期間 | 繁忙期の需要増に対応 |
オペレーター付き | 期間は短期・長期とも対応 | 操作員が建機の運転を担当 |
おすすめの建機レンタルサービス5選
ここでは、建機レンタルサービスを5つみていきましょう。
株式会社アクティオ
機種や工種から幅広く建機をレンタルできるサービスを提供しています。また、照明機材や通信環境整備を行うための機器も貸出を行っているため、小規模な現場から大規模な現場まで対応できるでしょう。レンタカー貸出を行っています。
サービスの特徴は以下になります。
- 代金支払い方法:現金、クレジットカードカード
- 注文方法:電話後、窓口、オンライン
- 貸出期間:日数単位
株式会社レンタルのニッケン
幅広い建機や建設関係の機器をレンタルできるサービスです。細かい仕様が掲載されたカタログをWeb上で確認できるため、現場にあった建機を借りやすいといえます。また、貸出時にどういったものが適しているのかを改めて相談することも可能です。
また、総合セーフティサービスも提供しており、高所作業から対人への賠償、火災にも対応している点は1つのメリットだといえるでしょう。
サービスの特徴は以下になります。
- 代金支払い方法:現金、クレジットカードカード、電子マネー
- 注文方法:電話後、窓口、オンライン
- 貸出期間:日数単位
コマツカスタマーサポート株式会社
油圧ショベルやダンプトラックなどをレンタルできるサービスです。ICT建機を取り扱っており、現場での導入サポートを行っている点もサービスの特徴だといえます。また、長期レンタルのメンテナンスサービスや故障、事故に対応したプログラムも充実しています。
サービスの特徴は以下になります。
- 代金支払い方法:現金
- 注文方法:電話後、窓口、オンライン
- 貸出期間:日数単位
西尾レントオール株式会社
全国各地に拠点を持ち、ICT建機や測量機器、タワークレーンまで貸出を行っています。また、NETIS登録商品も保有しているため、公共工事での評価向上にも役立つでしょう。
場合によっては、イベント関連機器もレンタルできるため、幅広い相談が可能です。また、対物や対人の補償内容もWeb上に掲載されているため、レンタルを行う際には一見してみましょう。
サービスの特徴は以下になります。
- 代金支払い方法:現金、クレジットカード
- 注文方法:電話後、窓口、オンライン
- 貸出期間:日数単位
株式会社カナモト
株式会社カナモトは、北海道に本社がある企業です。全国に拠点を持ち、約1,100機種の建機も含めた建設関連機器の貸出を行っています。また、建機の遠隔操作も可能であるため、自社で操作可能な環境がある場合は、より活用しやすいといえるでしょう。
サービスの特徴は以下になります。
- 代金支払い方法:現金、クレジットカード
- 注文方法:電話後、窓口、オンライン
- 貸出期間:日数単位
建機レンタルサービスの活用事例
ある企業は地方の道路工事を受注したものの、自社で建機を保有していませんでした。そこで、建機レンタルサービスを活用してショベルカー・バックホウ・ロードローラーを確保し、工事を円滑に進めました。
また、建機の台数もコントロールできたため余計なコストの削減もでき、機械故障も何回か起きたものの、迅速な対応で解決できています。
まとめ
建機レンタルサービスは、コスト削減や最新建機の活用ができるといったメリットがあります。必要な期間だけ柔軟にレンタルできるため、建設現場の効率化に貢献できるでしょう。また、リースとの違いやサービスの種類を理解し、工事に適した建機レンタルサービスを選択することが大切です。