【24年10月】GENIACなど生成AIでの建設業での活用など、注目記事をPick up!【限定配信】

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2024年10月にBuildApp Newsで掲載した建設DXニュースの注目記事とその理由を株式会社AMDlab(本社:兵庫県神戸市)のCEO 藤井 章弘氏に聞いてみました。

藤井氏は、BIMをはじめとする建設テックに精通した一級建築士の資格を持つ建築構造デザイナー/構造家です。BIMエキスパートの藤井氏が選んだ注目記事を見て、建設DXの最前線のキャッチアップに役立ててみてください。

選定者のプロフィール

藤井 章弘(ふじい あきひろ)氏
株式会社AMDlab CEO  建築情報デザイナー/建築構造デザイナー(一級建築士)

株式会社松田平田設計で構造設計者として経験を積んだ後、一級建築士の松原昌幹氏と2019年にAMDlabを設立。建築を基盤とするアプリケーションやプロダクトの開発、建築設計、教育活動などを行い、機械学習やIoT、VRなど最新テクノロジーを用いて建築業界のDXを推進。

GENIAC(ジーニアック)とは|生成AIの現状やゼネコン活用事例

生成AIというと海外発のイメージがあるかもしれませんが、日本でも生成AIの開発力を強化するプロジェクトが今年から立ち上がっています。多くの企業で活用が進んでいる生成AIですが、国内でより高度なAIが生まれることで、建設業界においてもさらなるAI活用が進むことが期待されます。

株式会社UPBOND、鹿島建設と建設業界の現場における処遇改善と運営の効率化実証実験を実施

職人同士が評価し合い、トークンを付与することでモチベーション向上や現場の活性化を図る試み。人事評価制度にも複数人で多面的に評価し合う360度評価という方法がありますが、その長所や短所がこの取り組みの結果にも出ていそうです。新しい技術やサービスを現場に積極的に取り入れた実証実験であり、今後の展開が楽しみです。

建設キャリアアップシステムの登録人数は増加傾向。取り組み事例まで解説

国交省が推進している建設業界向けの技能者情報管理システム。利用登録などの手続きの手間を差し引いても、個人や企業、業界全体にとっても加入するメリットは大きいです。公式サイトもよく更新されておりますので、未加入の方や初めて知った方は、また見てみて下さい。

3Dプリンター用素材の種類|「木材」活用の建築も

3Dプリンターが身近な存在になってきており、今や食品も3Dプリントされる時代です。しかし、3Dプリントが可能な素材の種類については案外知られていないものも多く、木材もそのうちの一つではないでしょうか。記事の中でその事例も紹介されており、何かアイデアの参考になるかもしれません。

まとめ|建設業界における最新技術導入の進展

今月は、生成AIの国内開発強化や現場での処遇改善実験、3Dプリンター活用といった新技術の広がりが注目されました。これらの取り組みは、建設業界の効率化や人材管理の改善を目指し、技術革新によって現場の活性化と多様な業務支援の可能性を示しています。今後もこうした技術導入が進むことで、持続可能な建設業の実現をより身近になってくるのではないでしょうか。