【23年7月】革新的な建物OSのイスラエルスタートアップが日本市場に参入など、建設業の今後に期待が膨らむ記事をPick up!【限定配信】
2023年6月にBuildApp Newsで掲載した建設DXニュースの注目記事とその理由を株式会社AMDlab(本社:兵庫県神戸市)のCEO 藤井 章弘氏に聞いてみました。
藤井氏は、BIMをはじめとする建設テックに精通した一級建築士の資格を持つ建築構造デザイナー/構造家です。BIMエキスパートの藤井氏が選んだ注目記事を見て、建設DXの最前線のキャッチアップに役立ててみてください。
選定者のプロフィール
藤井 章弘(ふじい あきひろ)氏
株式会社AMDlab CEO 建築情報デザイナー/建築構造デザイナー(一級建築士)
株式会社松田平田設計で構造設計者として経験を積んだ後、一級建築士の松原昌幹氏と2019年にAMDlabを設立。建築を基盤とするアプリケーションやプロダクトの開発、建築設計、教育活動などを行い、機械学習やIoT、VRなど最新テクノロジーを用いて建築業界のDXを推進。
革新的な建物OSのイスラエルスタートアップResonai、日本市場に参入
イスラエルはスタートアップの動きが活発で、多くの技術やプロダクトを生み出しており、世界的にも注目されています。
大規模なビルであればあるほど、目的地に辿り着けないということがあると思いますが、建物の内外問わず迷うという無駄がなくなっていきますね。
BRANU、AIコーディングアシスタント「GitHub Copilot」エンジニアを対象に導入
AIによるコーディングアシスト機能ですが、非常に便利な反面、知らぬ間に規則違反を犯してしまう危険な側面もあります。使用を禁止している企業もあるので、導入には注意も必要です。
インフラDX大賞とは|令和4年度の国土交通省大臣賞は?
新たにスタートアップ奨励賞が新設され、スタートアップの活躍が期待されていることがわかります。
事業会社の他、地方公共団体のデータやデジタル技術を活かした活動も取り上げられており、受賞事例を見るだけでも面白いですし、目指している方向がわかります。
国土交通省の支援事例にみるBIM導入による効率化の成果|㈱キャパ メディア連携企画
国土交通省が、BIM推進のための施策を毎年行っており、こちらは採択されれば補助金も出ます。
採択された各社から、かなり分量のある報告書が出されますので、それらを見るだけでもBIM推進の手がかりになると思います。
まとめ
今回のトピックスからも、建設業におけるスタートアップの参入が目立っていることがわかると思います。そして、彼らの技術によりさまざまな業務の効率化が期待されています。国土交通省でもBIM推進の施策を行うことで、建設業の生産性向上、業務効率化の促進を試みています。この機会を活用しない手はないのではないでしょうか。
建設DXが叫ばれる昨今、藤井氏が注目したような業界の動向をこまめにキャッチアップして、波に乗り遅れないよう備えておきましょう。