【メルマガ限定配信】スーゼネを追え!大林組編

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スーゼネ

スーゼネを追え!では、スーパーゼネコンのDX関連ニュースを
各社毎にピックアップしてお届けします。

今回追いかけるスーパーゼネコンは… 大林組 さんです!

【大林組BIM / DX関連pickupニュース】

  • 大林組ら、建設現場における作業ステータスの解析手法に関する共同研究開始 -2022/10/27
  • 大林組、Skydioの自律飛行ドローンを導入|建設現場のデジタル化促進 -2022/9/22
  • 大林組ら、ボックスカルバートのBIM/CIM配筋モデル自動生成ツール開発 -2022/9/21

大林組ら、建設現場における作業ステータスの解析手法に関する共同研究開始

編集部コメント

現在建設現場で広く使われているビーコンやGPSは、「高さ情報が取得しにくい」「GPS環境下でしか利用できない」「電源供給が必要である」という点が課題となっています。それを受け、大林組とCellidが「建設現場における作業ステータスを解析する手法」について共同研究契約を締結しました。

空間認識技術 “Cellid SLAM”を使うことで、位置情報把握に関する課題解決が期待されています。今回の共同研究では、作業員が装着したARグラスやウェアラブルカメラの映像を解析し、作業ステータスの解析を行う手法を開発することが目標となっています。

大林組、Skydioの自律飛行ドローンを導入|建設現場のデジタル化促進

編集部コメント

大林組がドローン「Skydio」を導入しました。これにより、「高所や狭所など人が行きづらい箇所での点検」「被災後の修繕計画を立案するための状況記録」といった業務が効率化されています。

Skydioはアメリカ最大のドローンメーカーであり、AIによる自律飛行技術、360°全方位障害物回避機能を搭載しているのが特徴です。重量800g(バッテリー搭載後)、持続飛行時間最大27分と軽量でコンパクトな設計のため、建設現場での使用にも向いています。

大林組ら、ボックスカルバートのBIM/CIM配筋モデル自動生成ツール開発|省力化と確実な情報連携へ

編集部コメント

従来の土木工事現場では、2次元図面間の解釈の違いによる「手戻り作業」が大きな負担となっていました。今回開発されたツールは、ボックスカルバートのBIM/CIM配筋モデルを自動で生成し、設計から維持管理まで確実な情報連携ができるのが特徴です。これにより、設計者と施工者が3次元CADソフトを操作することなく、構造物および配筋のBIM/CIMモデルを自動生成できるようになりました。設計会社と施工会社の共同開発のため、それぞれの場面で活用できるモデルを「技術者自ら作成できる」のもメリットです。

まとめ

位置情報把握やドローンなど、ツールを活用することで業務を効率化する動きが目立ちます。とくに「BIM/CIM配筋モデル自動生成ツール開発」では、設計会社と施工会社の共同開発ということから「設計段階の情報を施工段階へ確実に引き継ぐことができる」のが特徴となっています。一般的な建設現場では工程を経るにつれて情報が分断されがちですが、スムーズな情報共有によって作業効率化に繋がることが期待されます。