商業施設とビルの全工程をで活躍する3Dモデルの活用事例をチェック!|Matterportとは

Matterportと

Matterport(マーターポート)は、3Dスキャン技術を使用して、室内空間や建物をスキャンし、デジタルツイン(3D)モデルを生成するプラットフォーム・サービスです。
ユーザーは3Dデータの中で、建物やスペース内を自由に移動しながら360度の空間を見ることができます。

Matterportを使用している様子

主な用途としては、不動産業界におけるバーチャルツアーの提供や、建築プロジェクトの可視化、インテリアデザインのプレゼンテーション、施設管理、保守などがあります。また、不動産業者、建築家、インテリアデザイナー、観光業者、施設管理者など、さまざまな業種や用途で利用されています。

Matterportで生成した3Dデータを使えば、関係者間での円滑な共同作業が可能となり、中小企業から大企業に至るあらゆる規模の組織におけるコスト削減と収益拡大の実現が可能です。

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商業施設やビルの設計~建設時における課題

商業施設やビルの設計~建設時における課題として、次のものが挙げられます。

1)設計段階でのコミュニケーションに時間と手間を要す

複数の関係者が異なるイメージや要件を持っており、それらは全てコミュニケーションによって集約させなければなりません。さらに、紙や独自のデータを使用することにより、集約の手間、情報の先祖返りのリスクが伴います。

2)変更対応とプロジェクトの進行管理の煩雑化

プロジェクト進行中におけるデザインの変更や施工上の課題が発生した場合、それらの変更点を管理し、常に最新の情報でのプロジェクト進行が求められ、プロジェクトマネージャーの業務が煩雑になっています。

3)施工中の品質管理

施工中の不十分な品質管理によって、建物の仕様に不一致や欠陥が生じるリスクがあります。それを防ぐためのデータ管理には非常に労力が必要になります。

デベロッパー、商業不動産の運営会社が抱える課題

デベロッパー、商業不動産の運営会社が抱える課題として、次のものが挙げられます。

1)商業施設やビルの完成後のマーケティングと保守

商業施設やビルの完成後、テナント募集のためのマーケティング活動や、保守のために、多くの労力と文書管理が求められます。

2)建物の保守や設備管理、メンテナンスに関するテナントとのコミュニケーション

広い敷地内で細部に至るまでの建物の保守と設備管理は、非常に労力がかかります。アクシデントのある場所の特定と、迅速な情報把握・対応が求められます。また、テナントとのプロパティ管理に関するコミュニケーションが複雑化し、問題の迅速な解決が困難になることがあります。
商業施設やビルの設計~建設~保守プロセスにおける、これらの課題に対して、「だれもが簡単にアクセスしてデータを共有するデジタルツイン(3D)」が、力を発揮します。

商業施設やビルの設計~建設~運営におけるMatterportの活用 

最近では設計図を3D化してデザイン・建設建築を行うことが一般的となってきました。
Matterportは主に、BIM(Building Information Modeling)で建物のライフサイクル(設計・建設・運営・改修)を3D図面に集約し、関係者が最新の情報に速やかにアクセスすることができます。
BIMデータの取り扱いは一部の専門家にとっては使いやすいものですが、一方、実際に店舗を運営する商業施設側にとっては馴染みが薄く、双方にギャップが残っていることも事実です。

そこで、近年はWebブラウザを経由して、だれでも簡単に取り扱える、Matterportのデジタルツイン(3D)モデルの活用が広まっています。

導入事例

GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA

「GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA」は、グッドデザイン賞が考える「よいデザイン」に囲まれた暮らしを提案するお店です。

小売店では、マーケティング面でMatterportを活用されるところは増えていますが、今後は運用保守面での活用が広がることが期待されます。

ウェビナーのご案内

本記事にご興味を持っていただいた方におススメのウェビナー情報です。
皆様のご参加を、心よりお待ちしております。

開催日2024年2月21日(水) 11:00~12:00 2024年2月22日(木) 11:00~12:00 
テーマMatterportで切り開く未来の商業施設・ビル 〜設計・建設から運営まで誰もが扱える、革新的ソリューション〜
内容Matterportのテクノロジーを活用して、商業施設の建設から運営までのプロセスをどのように最適化し、効率化できるかを探ります。   Matterportとは何か Matterportの3Dスキャン技術の基本と、商業施設建設・設計におけるその応用についてご紹介します。 建設・設計段階での活用 建設会社や店舗設計会社が、Matterportを使ってどのように設計プロセスを革新し、コスト削減と効率化を図れるかを解説します。 テナント獲得のための活用 店舗物件のオンライン内覧と、社内稟議での3Dモデルの活用によるメリットをご紹介します。 ④連携できるソフトウェア Autodesk Construction CloudとMatterportの連携についてご紹介します。 事例紹介と質疑応答 Matterportを成功裏に導入した企業の事例を紹介し、参加者様からの質問に答えるセッションを行います。
申込方法下記リンクよりお申し込みください。
2/21: https://select-type.com/ev/?ev=uY8yTVKvNnk
2/22:https://select-type.com/ev/?ev=GqmhZ-fiDbk
このような方におススメ・商業施設
・ビルの設計デザイン
・建築建設に携わる方
・デベロッパー、商業不動産の運営会社、地域のスーパーバイザー、マーケティング担当者