大成建設、DJBICアジア太平洋指数構成銘柄に初選定、S&P評価に基づき選出決定

大成建設(社長:相川善郎)は、米国のS&P Dow Jones Indicesが提供するESG投資の国際指標「Dow Jones Best-in-Class Indices」(以下、DJBIC)のうち、アジア・オセアニア地域の企業を対象とした「DJBIC Asia Pacific Index」の構成銘柄に、このたび初めて選定されました。2026年5月27日に発表されたもので、同社のESG経営が国際的な評価機関からも認められた形となります。
DJBICとはどのような指標か
DJBICは、世界的に権威あるESG投資指標のひとつです。米国のS&P Globalが実施する「コーポレートサステナビリティ評価」をもとに、対象企業を以下の3つの観点から総合的に評価します。
・環境:気候変動対策、資源の有効活用、環境リスク管理など
・社会:労働環境、人権への配慮、地域社会との関係など
・ガバナンス・経済:企業統治の透明性、リスク管理体制、経済的な持続可能性など
これらの評価をふまえ、各業種のなかで特に優れた取り組みを行っている企業が構成銘柄として選ばれます。世界中の機関投資家がこの指数を参照しており、選定されることは企業の持続可能性に対する信頼性を示す指標として認知されています。
アジア太平洋地域から162社、建設業種では4社
「DJBIC Asia Pacific Index」は、アジア・オセアニア地域の主要企業約600社を評価対象としており、そのなかから今回162社が構成銘柄に選定されました。
日本企業については76社が選ばれており、国内企業の存在感の大きさがうかがえます。建設・エンジニアリング業種に絞ると選定は4社にとどまり、そのうち日本企業は大成建設を含む2社のみです。競争の厳しい業種区分のなかで、同社が初めて名を連ねたことは、業界内でも注目に値する結果といえるでしょう。
サステナビリティへの取り組みが評価される背景
大成建設はこれまで、建設事業を通じた環境負荷の低減や、サプライチェーン全体を見据えたESG経営の推進に継続して取り組んできました。省エネルギー性能の高い建築物の設計・施工、再生可能エネルギーの活用、そして現場における安全衛生管理の徹底など、多方面にわたる施策が積み重なった結果が、今回の国際指数への選定につながったとみられます。
建設業界は、資材調達から施工・解体にいたるまで環境への影響が大きい産業のひとつです。そのなかで持続可能な経営を実践し、外部機関から客観的な評価を受けることは、業界全体のESG水準を底上げするうえでも意義があります。
今後の展望
同社は「今後もサステナビリティに関する取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります」としています。今回の選定を受け、ESG分野での情報開示や取り組みのさらなる充実が期待されます。
国際的なESG評価への関心が高まるなか、大成建設の動向は、建設・不動産業界におけるサステナビリティ経営の参考事例としても引き続き注目されそうです。
出典情報
大成建設株式会社リリース,「Dow Jones Best-in-Class Asia Pacific Index」の構成銘柄に初選定,https://www.taisei-sx.jp/news/detail.php?id=304&_gl=1*1osijp*_ga*MTE4Mzc1Nzc1Ni4xNzYwOTQwNDE0*_ga_HTXTVSY2TL*czE3ODEwNzkwOTkkbzE3JGcxJHQxNzgxMDc5MTU3JGoyJGwwJGgw