竹中工務店、本支店など全国7拠点でCO2排出量75%削減へ、再エネ電力を全面導入

竹中工務店(社長:佐々木正人)は、環境負荷低減への取り組みを本格的に開始しました。2025年1月より、全国7つの主要拠点において再生可能エネルギーによる電力供給を導入することで、オフィスから排出される二酸化炭素(CO2)を約75パーセント削減できる見通しです。

再生可能エネルギーとは

再生可能エネルギーとは、自然の力を利用し、繰り返し供給できるエネルギーのことです。

主なものに、次のような発電方法があります。

・太陽光

・風力

・バイオマス(植物などの有機資源を活用)

・水力

・地熱

これらは枯渇することなく、持続的に利用できる環境に優しいエネルギー源です。

導入対象となる7拠点

今回の取り組みは以下の拠点で実施されます。

・大阪本店

・東京本店

・名古屋支店

・竹中技術研究所

・四国支店

・愛媛営業所

・徳島営業所

電力供給体制の詳細

【四国エリアの4拠点】

竹中技術研究所、四国支店、愛媛営業所、徳島営業所では、同社が運営する「内子龍王バイオマス発電所」の電力をメインに使用します。電力はUPDATER社を通じて供給され、不足分については同社が提供する他の再生可能エネルギー源から補完されます。

【その他3拠点】

大阪本店、東京本店、名古屋支店では、各地域の電力会社が提供する再生可能エネルギープランを採用しています。

具体的な電力調達先

拠点ごとの電力調達先は以下の通りです。

■大阪本店

調達先:関西電力

プラン名:再エネECOプラン(トラッキング付帯)

■東京本店

調達先:東京電力エナジーパートナー

プラン名:グリーンベーシックプラン

■名古屋支店

調達先:中部電力ミライズ

プラン名:Greenでんき

■竹中技術研究所、四国支店、愛媛営業所、徳島営業所

調達先:UPDATER

プラン名:みんな電力(季時別RE100プラン)

今後の展開とカーボンニュートラルへの取り組み

竹中工務店グループは、2050年までのカーボンニュートラル達成を目指しています。具体的な目標として、2030年までに以下の削減を計画しています。

・基準年:2019年

・削減目標:46.2パーセント

・対象となる排出:

スコープ1(燃料の燃焼による直接排出)

スコープ2(電力・熱の使用による間接排出)

今回の7拠点での取り組みを皮切りに、今後は他の事業所や保有するオフィス物件においても、順次再生可能エネルギー電力の導入を進めていく方針です。

UPDATER社について

【会社概要】

会社名:株式会社UPDATER

代表者:大石英司

所在地:東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22 サンタワーズセンタービル8F

【事業内容】

・独自の特許ブロックチェーン技術を活用したSXサービスの提供

・法人・個人向けサービスを展開

主要事業:

・みんな電力

・みんなエアー

・Tadori

その他多数のサービスを運営

出典情報

株式会社竹中工務店リリース,当社オフィスに再エネ電力を導入 本支店・営業所等から排出されるCO2排出量を約75%削減,https://www.takenaka.co.jp/news/2025/01/03/