おすすめの測量アプリ5選|LiDAR搭載が便利

掲載日:

著者:小日向

トレンドワード:測量アプリ

「測量アプリ」についてピックアップします。スマホで誰でも簡単に測量ができるアプリは、手軽で使いやすいと人気が高まっています。本記事では特におすすめの測量アプリや、アプリを選ぶ際のポイントについてご紹介していきます。業務効率化のために、ぜひお役立てください。

おすすめの測量アプリ5選!

ここでは、おすすめの測量アプリについてご紹介していきます。iPhoneやandroidなど、お使いのスマホで利用できるアプリをぜひチェックしてみましょう。

①GPSで面積

「GPSで計算」は、GPSの緯度経度情報から面積を計算するアプリです。使い方は簡単で、以下のようになります。

  • 現地にて外周を歩いて周り、角に来たらマークする
  • 最終の角まで来たら、マーカーで囲まれた面積を計算する

具体的には、土地・建物・等の面積、経路・ウォーキング・ゴルフ・等の距離の測定に使用できます。 また「平方m、平方km、平方mm、アール、ヘクタール、平方フィート、平方ヤード、エーカー、平方マイル、坪、畝、反、町、東京ドーム」といった単位に対応しているので、業務や趣味など幅広い使い方ができるでしょう。

価格無料
対応OSiPhone、android
機能面積計測

②スマホdeサーベイ

「スマホdeサーベイ」は、土木建築工事の現場での測量業務に役立つアプリです。スマホがあれば、簡単・スピーディーに土量や地形を把握できます。

任意の点に仮想ポールを立てていくだけで、AR機能により断面図を簡単に作成できます。また計測点間の斜距離が断面図上に表示されるため、規模をイメージしやすくなります。

ちなみにこちらは大林組とエム・ソフトが共同開発したアプリで、国土交通省の運営するNETISにも登録されています。「NETIS」について詳しくは、下記記事をご覧ください。

NETIS(ネティス)とは?建築業での活用事例を紹介

目次トレンドワード:NETIS(ネティス)NETISとはNETISの事例①水中ドローン|ジュンテクノサービス②スキャン・エックスクラウド|ス… more

ビルドアップニュース

価格10,000円
対応OSiPhoneのみ
機能横断測量、盛土土量、掘削体積、面積測量

③OPTiMGeoScan

「OPTiMGeoScan」は、対象をアプリでスキャンするだけで、高精度な3次元データが取得できるアプリです。短時間で高精度な測量が可能なため、生産性の向上に繋がります。

測量には「LiDARセンサー搭載のiPhone」、「GNSSレシーバー」、「Webアプリケーション用PC」が必要です。アプリの使用手順は、下記のようになります。

  • 対象領域をアプリで撮影
  • GNSSレシーバーを画面上でタップ
  • すぐに3次元測量データを確認

測量から図面化までを一貫して行えるため、複数のソフトを経由する手間が短縮されるのがメリットです。

価格無料
対応OSiPhoneのみ
機能平面・縦断線形、横断形状の作成

④測量 高さ計算

「測量 高さ計算」は、高さ計算に特化した測量アプリです。丁張り設置や水準測量の際、野帳に記入しなくても記録できます。具体的な使い方は、下記の通りです。

  • 基準標高(KBM)を視準
  • 値を測定値(バック)に入力し、器械高を計算
  • 測定する測定値(丁張地点)を入力するだけで、標高を計算
価格300円
対応OSiPhoneのみ
機能器械高、標高、丁張りの計算

⑤測量 三角計算(角度・斜距離計算)

「測量 三角計算(角度・斜距離計算)」は、垂直距離と幅杭距離から角度、斜距離を計算できるアプリです。三角形の角度を求めたい場合にも使えるため、幅広い現場で活用できます。使い方は、下記の通りです。

  • 構造物を計画するセンター上に器械を据える
  • 法線上までの距離を測る(器械~構造物法線)
  • 構造物法線から、測定したい左右の距離を入力(垂直距離、幅杭距離が入力条件)
  • 計算をクリックして角度・斜長距離を算出

角度は、右方向を算出し、360-角度で、左方向の角度を算出します。手軽に現場で計算できるため、高価な関数電卓を使っての無駄な手計算をする必要がありません。

価格300円
対応OSiPhoneのみ
機能角度、斜距離の計算

測量アプリの選び方

ここでは、測量アプリの選び方について解説します。無料から有料まで幅広い種類があるため、目的に合ったアプリを選ぶようにしましょう。

LiDAR搭載スマホ対応か

LiDARとは「レーザー光の反射を利用して、対象物までの距離や形などを計測する技術のこと」を指します。専用レーザースキャナより安価なため、簡易的な測量に向いています。

LiDAR搭載のスマホであれば、高価な機器の購入無しで測量が行えるのです。ただし、スマホの種類によってLiDARの搭載有無は異なります。スマホで測量アプリを使いたい場合には、「LiDAR搭載のスマホか」という点をあらかじめ確認しておきましょう。

無料か有料かを確認する

測量アプリは、無料や有料など料金形態に様々なタイプがあります。アプリをダウンロードする前に、料金について確認しておくようにしましょう。

中には最初は無料でも、オプション機能を使う際に追加料金が必要になるアプリもあります。また無料アプリは広告表示が付いていることが多いですが、課金すれば非表示にできる場合もあるでしょう。予算や使用目的に合わせて、適切に選択するのがおすすめです。

データ連携機能の有無

アプリで測量したデータを実際に活用するには、3次元データの作成・編集といった工程が必要になります。そのためデータ連携機能が無いと、実際に使うまでの手間が掛かってしまうのがデメリットです。

しかしデータ連携可能なアプリであれば、3次元データの作成、データ共有、編集といった作業がスムーズに可能になります。アプリを選ぶ際には、その後のデータ活用まで視野に入れておくことをおすすめします。

まとめ|測量アプリで業務効率化

従来までの測量には、高額な測量機や専門的な技術が必要でした。しかし測量アプリの登場により、誰でも簡単に測量が可能になっています。LiDAR搭載スマホであれば精度の高い測量データが得られるので、業務効率化も期待できるでしょう。