Autodesk Formaとは?活躍が期待される業界や役割を解説|㈱キャパ メディア連携企画
建設業界におけるクラウドサービスの活用は、BIMや3D CADの普及に伴い広く見られるようになってきました。ただ、これらのハイテク活用にはまだまだ課題も残されており、中でもコラボレーションに問題を抱えているという企業は少なくありません。
そこで登場したのがAutodesk Formaと呼ばれるクラウドサービスで、業務負担の改善やコスト削減に貢献するとして、広く普及することが期待されています。
この記事では、そんなAutodesk Formaの役割や導入から期待できる効果について、詳しく解説します。
目次
Autodesk Formaとは
Autodesk Formaは、Autodeskが2022年9月に発表した新しいクラウドサービスで、主に建設・建築業界の業務効率化を目的としています*1。
Autodesk Formaは、直接業務に貢献するのではなく、業務上運用が欠かせないツール同士の連携を強化することに重きを置いているのが特徴です。設計や建築に関するBIMワークフローの連携を改善し、業務負担を減らしたりプロジェクトの品質向上に役立てたりすることができます。
そのため、対象としてはすでにCADやBIMを導入しているが、十分な導入効果を得られていない、業務改善が頭打ちになっているなどの問題を抱えている現場の組織です。
Autodesk Formaを提供するAutodesk Platform Servicesの概要
Autdesk Formaは、Autodeskが公開したAutodesk Platform Services(APS)と呼ばれるクラウドプラットフォーム上で提供されているサービスです。
APSは従来Autodeskが提供してきたクラウドワークフロー改善サービスのForgeにかわって新たに登場したサービスで、従来のAPI連携機能などに加え
- Autodesk Fusion
- Autodesk Forma
- Autodesk Flow
という3つのクラウドサービスを実装しています。Autodesk Fusionは製造業向け、Autodesk Flowはエンターテイメント向け、そしてAutodesk Formaは建設業向けという位置付けです。
いずれのサービスも、各領域の業務で用いるツール活用の連携効果を高めるための機能を有しており、自社の領域に応じて必要なサービスを使い分けることができます。
Autodesk Formaの仕組みと役割
Autodesk Formaは、Autodesk社のBIMソフトであるRevitの連携効果を高めることを前提として、開発されたサービスです。Revitを軸として、同社のCADソフトであるAutoCADやビジュアライズソフトのInfraWorksなどを連携することができ、業務改善を推進します。
また、Autodesk社以外の関連ツールとの互換性も備えており、McNeil and Associates社のRhinoceros 3Dとの連携が可能です*2。他社製品とのコラボレーションを実現したことで、BIMやCADソフト運用における互換性の問題をクリアできるなど、強力な効果を発揮します。設計データやデザインデータを、CADソフトの互換性を気にすることなく共有できるのは大きな変化です。
Autodesk Forma導入で期待できる効果
Autodesk Formaの導入は、
- 業務効率化
- 市場開拓の強化
- 働き方改革
という3つの観点から高い効果を発揮することが期待できます。
業務効率化に貢献する
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