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RevitとArchicadの違いとは?強みやおすすめの使用シーンもご紹介

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BIMソフトの国内シェアの上位2つに位置するのが、Autodesk社のRevitとGraphisoft社のArchicadです。結論から申し上げると、BIMモデルを作成するという目的においては、どちらも基本的な機能に大きな違いは無いので、どちらで始めても大丈夫です。ただし、その周辺領域や細かな部分、費用などでやはり違いはあるので、それぞれ合う合わないはあると思います。

限られた時間で最大のパフォーマンスを発揮するためにも、適切なツールを選択することは非常に重要です。本記事では、BIMソフトの導入を検討している方の参考に、あるいは既に使っている方もBIMソフトの理解を深めるのに読んでいただけると良いかと思います。RevitとArchicadの違いは何か、どちらを選べば良いのか、2つのソフトの違いについて多角的に比較します。

RevitとArchicadの違い

Revitの強み

Revitの一番の強みは、他製品との連携がしやすいことだと思います。Revitは、Autodesk社の製品ですが、同社はRevitの他にもAutoCADやNavisworks、Forge等多くの製品やサービスを提供しています。例えば、2Dのデータしか無く部分的にAutoCADのデータをRevitにリンクさせたいケースなど、プロジェクトを進めていると臨機応変に対応しないといけないケースがたくさん出てきます。そんな時に既にあるデータを活かして柔軟に対応できる選択肢があるというのは大きな強みです。

その他BIMデータを活用するという観点でも多くの連携できるサービスがあります。また、Autodesk社だけではなく、RhinoやUnityなどの他社製品との連携も活発に進んでいます。RhinoはRhino.Inside、UnityはUnity Reflectです。最近であれば、Epic Games社との業務提携によりリアルタイムレンダリングソフトであるTwinmotionが、Twinmotion for Revit としてRevit2023から無償で使用できるようになりました。これも非常に大きなメリットです。

Revit内にも解析等の高度な機能を有していますが、加えて他製品との連携がしやすいことは、他業種の方との連携がより取りやすいとも言えます。Revitは、意匠設計者はもちろんのこと、構造や設備の設計者にもオススメするBIMソフトです。

Archicadの強み

Archicadの一番の強みは、WindowsだけでなくMacでも使用できることだと思います。建築関連の業務を行っている方、設計だと特に意匠の方は、Macを愛用している方が多いのではないかと思います。Archicadは、Macユーザーである意匠設計者にオススメします。BIMソフトをサクサク動かすにはそれなりのPCスペックが必要ですし、BIMデータのサイズはどうしても大きくなりがちです。MacでWindowsの環境を仮想的に作成してRevitを動かすことも可能ですが、さらに高いスペックが必要になってきます。Macで使うならMacの環境で動かせるに越したことはありません。

Archicadは、名前にCADが入っているだけあって、全体的にRevitよりもCADソフトに近い使用感があります。機能面では、レイヤーの機能があることもその要因の一つだと思います。RevitはCADとは別のBIMソフトという感じですが、Archicadは、BIMとCADのUXが融合しているような印象を受けます。これまでCADソフトを使って業務をされてきた方は、RevitよりもArchicadの方が使いやすいと思います。

Archicadは、Revitほどソフト内で解析等の高度な検討ができません。しかし、外部ソフトと連携させることで高度な検討を行えるようになります。Graphisoft社はOpen BIMを謳っているので、Archicadと連携するソフトの選択肢もますます増えてきそうです。

RevitとArchicadの価格比較

RevitとArchicadは、価格的にはそこまで大差はないですが、使用期間で節約したり、セットで購入したりと安く購入できる選択肢はRevitの方がありそうです。

Revit

Revitには2つの選択肢があります。全機能を有するRevitと機能を制限したRevit LTです。価格差が大きいので、機能を確認して問題無ければ、まずはRevit LTの購入をオススメします。

種類3年契約1年契約1ヶ月契約
Revit1,219,900円/3年427,900円/1年53,900円/1ヶ月
Revit LT244,200円/3年85,800円/1年11,000円/1ヶ月

また、複数ソフトをセットで購入することで安くなる購入方法もあります。既に他のAutodesk社製品を使用している場合は、以下を検討してみると良いと思います。

種類3年契約1年契約1ヶ月契約
AEC Collection
(Revit, AutoCAD Plus, Navisworks Manage他)
1,489,400円/3年522,500円/1年64,900円/1ヶ月
AutoCAD Revit LT Suite
(AutoCAD, Revit LT)
291,500円/3年102,300円/1年13,200円/1ヶ月

Archicad

Archicadには、ArchicadとArchicad soloの2つの選択肢があります。Revit同様、機能に制約がありますがRevitほどではありません。複数人での共同作業が不要、もしくはレンダリングや外部ファイルリンクの制約に問題が無ければ、Archicad soloで事足りる可能性があります。

種類価格
Archicad1,016,400円
Archicad solo508,200円

Archicad soloの場合、Graphisoft Forward またはVIPserviceへ加入が必要となるため、Graphisoft Forward Soloの場合は、101,200円/年が追加でかかります。

機能や価格以外にも、学習やコラボレーションの観点から、周りにどちらのユーザーが多いかもソフトの選択には重要です。建築は協働が必須なので、周りの環境でソフトが決まってしまうことも多いかもしれませんが、BIMを進めるにおいて、RevitとArchicadはどちらも強力なツールなので、強みを知った上で活用してみてください。

この記事を書いた人

藤井章弘

株式会社AMDlab CEO   BIMをはじめとする建設テックに精通した一級建築士の資格を持つ建築構造デザイナー/構造家。 株式会社松田平田設計で構造設計者として経験を積んだ後、一級建築士の松原昌幹氏と2019年にAMDlabを設立。建築を基盤とするアプリケーションやプロダクトの開発、建築設計、教育活動などを行い、機械学習やIoT、VRなど最新テクノロジーを用いて建築業界のDXを推進。 公式サイトはこちら

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