【メルマガ限定配信】スーゼネを追え!竹中工務店編

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スーゼネ

スーゼネを追え!では、スーパーゼネコンのDX関連ニュースを各社毎にピックアップしてお届けします。

今回追いかけるスーパーゼネコンは… 竹中工務店 さんです!

BIM / DX関連pickupニュース】

  • 2024.11.6 テレマティクスサービスを活用した建設機械のCO2排出量自動モニタリングを開始
  • 2024.11.5 成瀬ダムでタワークレーンの遠隔操作と自動運転を実現
  • 2024.9.9 竹中工務店、DX人材育成サービス 「exaBase DXアセスメント&ラーニング」を役員・全従業員で採用
  • 2024.8.29 省エネルギー・省CO2・省資源型サーキュラーコンクリートの開発に着手コンクリート廃材から骨材を回収・再利用し、サーキュラーエコノミーに貢献
  • 2024.8.19 新商品!「デジタルスラブ厚測定器」を開発

テレマティクスサービスを活用した建設機械のCO2排出量自動モニタリングを開始

編集部コメント

竹中工務店は、ユアサ商事と共に、建設現場でのCO2排出量をリアルタイムで把握するため、テレマティクスサービスを用いた自動モニタリングシステムを開始しました。このシステムでは、建設重機などにIoTデバイスを装着し、稼働データをクラウドへ自動転送します。

さらに、排出量算定の「Zeroboard construction」と連携し、正確な可視化を実現。コベルコ建機や日立建機とデータ連携を行い、よりスムーズな運用を目指します。今後、カーボンニュートラルの達成に向け、テレマティクス活用範囲を広げ、サービス充実に努めていきます。

成瀬ダムでタワークレーンの遠隔操作と自動運転を実現

編集部コメント

竹中工務店は、鹿島などと共同で開発したタワークレーンの遠隔操作システム「TawaRemo(タワリモ)」を成瀬ダム工事に導入し、生産性と安全性の向上を実現しました。「TawaRemo」は、地上からの遠隔操作でオペレータの負担を軽減し、作業効率を改善します。

また、自動運転システムと組み合わせることで、コンクリート打設速度が均一化され、従来よりも効率的に作業を進めることができました。さらに、車両運行管理システム「スマートG-Safe」により、リアルタイムで安全管理を行い、安全性の向上にも貢献しています。

竹中工務店、DX人材育成サービス 「exaBase DXアセスメント&ラーニング」を役員・全従業員で採用

編集部コメント

竹中工務店は、建設業界でのデジタル化推進を図るため、エクサウィザーズのDX人材育成サービス「exaBase DXアセスメント&ラーニング」を全役員・従業員約8,000人に導入しました。これにより、社員一人ひとりのデジタルリテラシーと変革マインドを向上させ、建設業界における課題である作業の効率化や生産性向上を目指します。この取り組みは、業界内で最大規模のDX人材育成として、他の大手建設業にも影響を与える可能性があります。

省エネルギー・省CO2・省資源型サーキュラーコンクリートの開発に着手コンクリート廃材から骨材を回収・再利用し、サーキュラーエコノミーに貢献

編集部コメント

竹中工務店は、CO2削減や資源循環を目的としたサーキュラーコンクリートの開発プロジェクトに参画しています。このコンクリートは、解体コンクリートや戻りコンクリートから得られるリサイクル骨材と、低CO2セメントを使用し、環境負荷を抑える設計です。

竹中工務店を含む産学連携の取り組みには明治大学も参画し、再生骨材の製造管理や品質管理の最適化が進められています。この技術により、建設業のサーキュラーエコノミーが推進されることが期待されます。

新商品!「デジタルスラブ厚測定器」を開発

編集部コメント

竹中工務店は、株式会社レンタルのニッケンと共同で「デジタルスラブ厚測定器」を開発しました。この測定器はコンクリート打設時にスラブの厚さを直接、簡単に計測できるもので、従来のレーザーレベルやアナログ表示の方法に比べ、視認性と作業効率が向上しています。

また、一人で測定・記録が可能で、測定データはBluetoothでExcel出力できるため、品質管理と省力化に大きく貢献します。竹中工務店は今後もレンタルのニッケンと協力し、製品の普及を推進します。

まとめ

竹中工務店は、建設業界のDX推進や環境課題の解決に向けて様々な革新技術を導入しています。CO2排出量をリアルタイムで把握するテレマティクスサービスや、タワークレーンの遠隔操作システム「TawaRemo」により現場の生産性と安全性を向上させています。

また、DX人材育成のため「exaBase DXアセスメント&ラーニング」を役員・従業員約8,000人に導入し、業界最大規模のデジタルリテラシー強化に取り組んでいます。さらに、コンクリート廃材を再利用したサーキュラーコンクリートの開発や、「デジタルスラブ厚測定器」の開発により、省エネルギーと品質管理の向上にも貢献しています。