【メルマガ限定配信】スーゼネを追え!大成建設編

掲載日:
スーゼネ

スーゼネを追え!では、スーパーゼネコンのDX関連ニュースを各社毎にピックアップしてお届けします。

今回追いかけるスーパーゼネコンは… 大成建設 さんです!

BIM / DX関連pickupニュース】

  • 2024.4.1 建設業界に特化した、CO₂排出量の算出・可視化クラウドサービス「TansoMiru」提供開始
  • 2024.3.13 大成建設グループ次世代技術研究所に循環型低炭素アルミ形材を国内初採用
  • 2024.2.22 リユース太陽光パネル設置による作業所仮設事務所でのNetZEB認証取得事例
  • 2024.2.21 ディジタルグロースアカデミア、大成建設株式会社向けのデジタル人材育成コンテンツを開発し、デジタル人材育成プラットフォームサービス「みんなデ」上で 11,000 名を対象に提供開始
  • 2024.2.21 ジール、大成建設が中期経営計画で取り組む「経営基盤のDX」推進において、データ民主化実現のカギとなるデータカタログの導入を支援

建設業界に特化した、CO₂排出量の算出・可視化クラウドサービス「TansoMiru」提供開始

編集部コメント

株式会社リバスタは、建設業界向けにCO₂排出量を算出・可視化する「TansoMiru(タンソミル)」というクラウドサービスを提供開始しました。これは、建設現場ごとの排出量を把握し、一元管理することができるサービスで、電子マニフェストサービスや施工管理サービスと連携しています。

背景として、日本政府のカーボンニュートラル宣言や企業のCO₂削減要求があります。建設業界では、CO₂排出量の削減が入札や評点で重視され、CO₂の管理・削減が課題となっています。

リバスタはこれに対応し、「TansoMiru」を開発。建設現場でのCO₂排出量を把握し、サプライチェーン全体の可視化を目指します。今後は、電力使用に伴うCO₂排出量自動算出サービスや機能の強化を予定しており、脱炭素化支援を継続していきます。

大成建設グループ次世代技術研究所に循環型低炭素アルミ形材を国内初採用

編集部コメント

大成建設は次世代技術研究所のビルに、LIXILの70%がリサイクルアルミでできた「PremiAL R70」という低炭素アルミ形材を使うことが決まりました。これにより、ビルの全ライフサイクルでCO₂排出を実質ゼロにする「ゼロカーボンビル」を実現できます。

LIXILは、2050年までに住宅事業で使用するリサイクルアルミを100%にする目標を掲げており、「PremiAL R70」と「PremiAL R100」を展開しています。また、大成建設は、「ゼロカーボンビル」の構築に向けた取り組みを進めており、次世代技術研究所では低炭素建設資材の使用や省エネ技術の導入などを推進しています。

「PremiAL R70」は、「E-SHAPE Window Type-S」として次世代技術研究所のアルミサッシに採用され、CO₂排出量を約55%削減します。今後、大成建設とLIXILは協力し、リサイクルアルミを100%使用した「PremiAL R100」を推進し、アルミリサイクルループの構築を目指します。

リユース太陽光パネル設置による作業所仮設事務所でのNetZEB認証取得事例

編集部コメント

大成建設は建設中の次世代技術研究所の仮設事務所に、環境に配慮した取り組みを行う「環境ソリューション企業」を目指している株式会社浜田の、リユース太陽光パネルを設置しました。これは、再生可能エネルギーの導入費用削減とNetZEB認定取得に貢献するものです。

浜田のリユース太陽光パネルの特徴としては、初期導入費用の削減やCO2削減を実現し、撤去時にはリユースまたは適正なリサイクルを行います。彼らは、短期間の使用にも対応する柔軟性を持ち、今後はレンタルニーズにも応える計画です。

また、浜田の太陽光2R事業は、太陽光パネルの海外輸出と不法投棄による環境リスクを考慮し、国内でリユースやリサイクルを推進しています。これにより、国内での有効活用や再資源化を図り、海外での環境汚染リスクを低減することを目指しています。

ディジタルグロースアカデミア、大成建設株式会社向けのデジタル人材育成コンテンツを開発し、デジタル人材育成プラットフォームサービス「みんなデ」上で 11,000 名を対象に提供開始

編集部コメント

大成建設は、デジタルトランスフォーメーション(DX)人材教育プログラムを提供している株式会社ディジタルグロースアカデミアにより、デジタル人材育成プラットフォームサービス「みんなデ」と「DX 人材アセスメント」を提供されました。

大成建設は、DXによる働き方改革を実現するために「DXアカデミー」を立ち上げ、デジタル人材育成を重視しています。ディジタルグロースアカデミアの提供するコンテンツは、DXの意義や必要性、マインドセットの醸成など、全役職員がDXに向けたリテラシーを身につけるために設計されています。

「みんなデ」では、オリジナルコンテンツだけでなく、全てのeラーニングコンテンツが視聴可能です。さらに、「DX 人材アセスメント」は、DXに対する適性や育成効果を測定し、スキルだけでなくリテラシーやコンピテンシーも可視化します。

ディジタルグロースアカデミアは、大成建設を含む建設業界のDXを加速させ、持続的な発展に貢献しています。

ジール、大成建設が中期経営計画で取り組む「経営基盤のDX」推進において、データ民主化実現のカギとなるデータカタログの導入を支援

編集部コメント

大成建設は、株式会社ジールから「データカタログ」というデジタルツールを導入しました。これは、経営基盤のDXを推進する中で、社内のデータを検索・取得・分析するために欠かせないものです。大成建設の導入事例では、経営基盤のDX推進の一環として、データの民主化を実現するためにジールのサービスを採用しました。

この導入により、データを効果的に活用し、さらなる業務効率化と意思決定の迅速化が期待されています。ジールは、高い技術力と実績を持ち、Microsoft Purviewなどのデータ管理ツールを提供しています。今後は、データカタログを活用して、データの民主化を推進し、建設業界のDXを加速させることが期待されています。

まとめ

大成建設は、さまざまな取り組みを通じて環境負荷の低減とデジタル化を進めています。まず、CO₂排出量の算出・可視化クラウドサービス「TansoMiru」を導入し、建設現場の排出量を把握・管理します。また、次世代技術研究所には低炭素アルミ形材を導入し、ゼロカーボンビルを目指します。さらに、リユース太陽光パネルの設置やデジタル人材育成プログラムの展開など、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを積極的に行っています。