【メルマガ限定配信】スーゼネを追え!清水建設編

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スーゼネ

スーゼネを追え!では、スーパーゼネコンのDX関連ニュースを各社毎にピックアップしてお届けします。

今回追いかけるスーパーゼネコンは… 清水建設 さんです!

BIM / DX関連pickupニュース】

  • 2024.2.13 エッジAI搭載屋外向けクラウド録画カメラ「Safie GO PTZ AI」提供開始
  • 2023.12.14 日本の都市で実証し、海外の舞台で成長を。清水建設とアドリブワークスによるスタートアップ支援プログラム「NOVARE boost」がスタート【第一期募集中】
  • 2023.12.12 WHITEが清水建設の社内生成AI活用に向けて、使い方やセキュリティに関する社内教育動画を提供
  • 2023.12.4 国内最大・最高性能の陸上風車建設用移動式タワークレーンが完成
  • 2023.11.1 清水建設の構造検討業務を支援するAI開発に協力しました

エッジAI搭載屋外向けクラウド録画カメラ「Safie GO PTZ AI」提供開始

編集部コメント


セーフィー株式会社は、電源のみで屋外設置可能なLTE搭載クラウド録画型カメラ「Safie GO PTZ AI」を2024年3月に提供開始します。この製品は、i-PRO株式会社と共同開発され、パンチルトズーム機能とエッジAIによる人物検出や人数カウント機能を搭載しています。建設業界では、人手不足と労働災害の増加に直面しており、AIの活用で安全管理の高度化が求められています。「Safie GO PTZ AI」は、建設現場の進捗管理や安全監視、公共空間での交通量調査など、様々なシーンでの利用が想定されています。セーフィーは、映像データを活用して産業の現場DXを推進し、映像から未来を創造するビジョンを持っています。

日本の都市で実証し、海外の舞台で成長を。清水建設とアドリブワークスによるスタートアップ支援プログラム「NOVARE boost」がスタート【第一期募集中】

編集部コメント

清水建設株式会社と株式会社アドリブワークスは、「NOVARE boost」というスタートアップ支援プログラムを立ち上げました。このプログラムは、2025年3月までに約20社の優れたスタートアップの創出を目指しています。特徴として、生成AIを用いたビジネスアイデアのテストマーケティング、東京の清水建設イノベーションセンターNOVAREを核とした都市実装、そして海外スタートアップエコシステムとの連携を挙げています。

これらはスタートアップにとって、ビジネスアイデアの具現化からPOC(概念実証)、さらには海外展開までをサポートする独自の価値を提供します。参加スタートアップには多様な経営資源の提供が約束されており、具体的には伴走支援、海外エコシステムとの連携、イノベーション拠点の利用、都市への実装機会提供、コストの一部負担、さらには清水建設CVCからの出資検討などが含まれます。

このプログラムは、イノベーションを推進し、新しいビジネスモデルを社会に広めるための強力なプラットフォームとなることが期待されています。

WHITEが清水建設の社内生成AI活用に向けて、使い方やセキュリティに関する社内教育動画を提供

編集部コメント

清水建設の社員に向けたマンガ動画教材を、WHITE株式会社は法人向けDX人材育成サービス「MENTER」を通じ、提供します。この教材では、生成AIの使い方、セキュリティ、著作権に関する注意点を学ぶことが可能です。清水建設は建設業界の革新を目指しAI技術の導入を進めており、社内でのAI理解と教育を深めるためにこの取り組みを実施します。

MENTERはマンガ動画で学べる利点を活かし、社員がスキマ時間に短時間で楽しく学習できるように設計されています。このサービスを利用することで、清水建設はAI技術の効果的な活用と社員のデジタルスキル向上を目指しています。

国内最大・最高性能の陸上風車建設用移動式タワークレーンが完成

編集部コメント


IHI運搬機械株式会社は、清水建設株式会社とエスシー・マシーナリと共同で、「S-Movable Towercrane」を開発しました。この移動式タワークレーンは、陸上風車建設用で、自走式多軸台車(ドーリー)によって移設が可能です。2024年6月の実用化を目指し、最大揚程152m、定格荷重145tという国内最大・最高性能を備え、5~6MWクラスの大型陸上風車建設に対応します。カーボンニュートラル実現への社会機運が高まる中、このクレーンは建設工程の時間と費用を大幅に削減できる利点を持ち、再生可能エネルギーの普及に貢献することが期待されています。

清水建設の構造検討業務を支援するAI開発に協力しました

編集部コメント

清水建設株式会社の構造検討業務支援AI「SYMPREST」開発に株式会社ヘッドウォータースとヘッドウォータースコンサルティングが協力しました。「SYMPREST」は、特に60m以下の鉄骨造オフィスビル向けに、形状・寸法入力から構造架構を瞬時に提案し、3Dモデルを生成します。このAIにより、設計の初期段階での検討が効率化され、解析準備の時間と労力が削減できます。約1,500棟分の構造架構データを学習済みで、将来はさらなる機能拡充を目指します。この技術は設計業務の高度化と効率化に貢献し、清水建設はこのDNAと最新技術の融合を進めています。

まとめ

清水建設は、最新技術の導入と革新的な取り組みで建設業界におけるDX推進の先駆けとなっています。2024年には、セーフィー株式会社と共同でエッジAI搭載の屋外向けクラウド録画カメラを提供開始し、建設現場の安全管理と進捗管理に革命をもたらすことを目指しています。また、スタートアップ支援プログラム「NOVARE boost」をアドリブワークスと共に開始し、新しいビジネスモデルの創出を支援します。

さらに、WHITE株式会社からは社内生成AIの活用向け教育動画を提供され、社員のデジタルスキル向上を図っています。国内最大・最高性能の陸上風車建設用移動式タワークレーンの開発も進め、カーボンニュートラル社会の実現に貢献。構造検討業務を支援するAI「SYMPREST」の開発にも成功し、設計業務の高度化と効率化を推進しています。これらの取り組みから、清水建設はデジタル技術の活用を通じて、建設業界の未来を形作る重要な役割を果たしていることがわかります。