建設業界をけん引|ケイアイスター不動産、職人の早期育成を目指した新評価制度「マイスター制度」策定
ケイアイスター不動産株式会社のグループ会社ケイアイクラフト株式会社は、建築現場に従事する社員職人の育成において、これまで構築した評価基準を、新たに「マイスター制度」として策定しました。同制度は、クラフトマンの早期育成を目指し多様な人材が正当な評価を受け活躍できることを目的としたものです。
目次
概要
ケイアイスター不動産株式会社(本社/埼玉県本庄市、代表取締役/塙 圭二、以下「当社」と言う。)のグループ会社ケイアイクラフト株式会社(本社/埼玉県本庄市、代表取締役/園部 守、以下「ケイアイクラフト」と言う。)は、建築現場に従事する社員職人(以下「クラフトマン」と言う。)の育成において、これまで構築した評価基準を、新たに「マイスター制度」として策定しました。同制度は、クラフトマンの早期育成を目指し多様な人材が正当な評価を受け活躍できることを目的としたものです。
ケイアイクラフト:https://ki-group.co.jp/craftsman/
※撮影時のみマスクを外しています。
当社グループは全国展開を見据え、エリアを随時拡大しており、2022年7月にはクラフトマン採用の特設サイトを公開しました。未経験でも応募が可能で、収入アップの制度も充実しており、国籍・性別・経験の有無に関係なく、活躍しているクラフトマンが多数在籍しています。
高齢化や人手不足が深刻な建設業界
2021年の建設業の労働人口は482万人と、前年に比べ10万人減少しています(※1)。さらに年齢別の割合でみると、55歳以上が約36%、29歳以下が約12%と高齢化が深刻化しています。前年比でみても29歳以下の増減が無いのに対し、55歳以上は約1万人増加しており、高齢化の中、次世代への技術承継が大きな課題となっています(※2)。
建設業界の現状を受け、当社グループはクラフトマンの若手育成が喫緊の課題であると考えました。そこで、2013年度から社員として職人を採用する「クラフトマン制度」を発足し、全国の高等学校、専門学校、大学からの新入社員の受け入れと、クラフトマンの育成体制強化の一環として、外国人への技術承継を目的にベトナム人技能実習生の受け入れを開始しました。1期生の4名をはじめ毎年10名程の受け入れを行い、今期から受け入れの範囲をスリランカへ広げ、現在71名の外国人が在籍しています(2022年8月末現在)。
2013年度から受け入れを開始し、様々な研修・評価制度を設けた結果、2018年度と2019年度は2年連続で、国土交通省が実施する「優秀外国人建設就労者表彰」を受賞する(※3)など、未経験からのクラフトマンの育成にも力を入れており、数多くの優秀なクラフトマンを輩出しています。
※1…労働力調査(基本集計)2021年(令和3年)平均結果の概要
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/ft/pdf/index.pdf
※2…最近の建設業を巡る状況について(国土交通省)(2021.10.15)P5
https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001428484.pdf
※3…国土交通省 2018年度 優秀外国人建設就労者 ケイアイスター不動産が初の表彰(2019.4.8)
https://ki-group.co.jp/keiai_magazine/2019/04/08/20190408yushugaikokujin/
国土交通省実施「優秀外国人建設就労者表彰」を2年連続で受賞(2020.6.26)
https://ki-group.co.jp/keiai_magazine/2020/06/26/hyousyou/
独自の評価制度「マイスター制度」で正当な評価を目指す
ケイアイクラフトでは、国籍や性別に関係なく正当な評価を受ける環境づくりのため、当社グループ全体の評価制度の他に、以前から試験的に技術テストなどの評価制度を設けておりました。これにより、技術力は向上し、クラフトマン全体の約41%が役職に就いています(2022年8月末現在)。
2013年度の新卒採用、ベトナム人技能実習生の受け入れ開始から約10年を迎える今期において、これまで構築した評価基準を、この度「マイスター制度」として策定しました。一定の技術が認められたクラフトマンは、技能試験を受けることができ、合格すれば「技術主任」に昇格します。その後技術主任は、マイスター制度へチャレンジすることができ、技能や管理能力を考慮して、下から順に「マイスター」「マイスターS」「マイスターG」へと昇格することが可能です。
企業規模拡大に伴いクラフトマンの採用もさらに強化
当社グループは、戸建分譲事業を中心に、1都1府16県(宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、兵庫、福岡、佐賀、熊本、大分、鹿児島)で事業を展開しており、2021年度は5,481棟(グループ連結値)を販売しています。人材不足が深刻化する中、年々増加する販売棟数への対応に加え、全国展開を見据えたエリア拡大に伴い、クラフトマンの採用を強化するため新たにサイトを公開しました。
職人採用サイト:https://recruit.ki-group.co.jp/craftwork/
土地の仕入れ・設計・施工・販売・アフターを一貫体制とする当社グループにおいて、ケイアイクラフトでは主に施工を担っております。クラフトマンは大工班、内装班、基礎班、設備班などの各ポジションに業務が分かれており、未経験でも専門的に学ぶことができます。配属先は、キャリアの要望の他に、これまでの経験や働くエリアを考慮して決定します。配属後もキャリアチェンジの相談が可能で、当社グループのスケールを活かした幅広い業務をワンストップで経験することができ、クラフトマンとしてのキャリアアップを目指すことができます。
さらに社員としての採用となるため、必要な道具も支給となります。その他にも、クラフトマン技術向上を目的とした研修施設「テクニカルセンター」や、寮などの福利厚生が充実しており、未経験の方や国内外の遠方からお越しの方へのサポートを行っています。
今後について
当社グループは、国籍や性別などに関係なく様々な人材が多様な働き方を実現するために様々な施策を取り組んでおり、その一環としてクラフトマンの採用や育成に今後も精力的に取り組んでまいります。そして建設業界における「待遇の悪さ」や「労働環境の過酷さ」といったマイナスのイメージを払拭し、業界全体の地位向上に努めます。
ケイアイクラフト株式会社とは
2017年に設立し、ケイアイスター不動産グループの住宅を通して、各工程の技術・知識に精通したクラフトマン(社員職人)を育成・配置し、安心・安全をお約束する、確かな品質の家づくりを実現しています。
【会社概要】
社 名 ケイアイクラフト株式会社
代 表 代表取締役 園部 守
所在地 〒367-0044 埼玉県本庄市見福3-14-17
資本金 10,000,000円
設 立 2017年4月5日
URL https://ki-group.co.jp/craftsman/
事業内容 建設業
ケイアイスター不動産株式会社とは
「豊かで楽しく快適なくらしの創造」を経営理念に、「すべての人に持ち家を」をミッションとし、『高品質だけど低価格なデザイン住宅』を提供しています。仕入れから販売までを一気通貫で行うリアル×テクノロジーの基盤である「KEIAIプラットフォーム」を構築。テクノロジーの積極的な導入とコンパクト戸建住宅による独自のビジネスモデルによって、国内分譲住宅市場シェアの拡大を図ります。今後も不動産業界のDXを牽引するリーディングカンパニーとして、価値ある分譲住宅を提供していきます。
戸建分譲事業を中心に、1都1府16県(宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、兵庫、福岡、佐賀、熊本、大分、鹿児島)で展開。年間5,400棟(土地含む)以上を販売(※)しています。2022年3月期の売上高は1,843億円(※)。一般社団法人日本木造分譲住宅協会の立上げに参加し、国産木材の利用を促進するなどESGにも力を入れています。
2021年、経済産業省「新・ダイバーシティ経営企業100選」「DX認定事業者」認定、「2021年度グッドデザイン賞」受賞。(※グループ連結数値)
【会社概要】
社 名 ケイアイスター不動産株式会社(コード番号:3465 東証プライム市場)
代 表 代表取締役 塙 圭二
所在地 〒367-0035 埼玉県本庄市西富田762-1
資本金 4,809百万円(2021.9.28現在)
設 立 1990年11月
従業員数 2,078名(連結 / 2022.4.1現在)
URL https://ki-group.co.jp/
事業内容 戸建分譲事業、注文住宅事業、総合不動産流通事業 ほか
【リリースPDF】
https://ki-group.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/2022.09.12_meister-system.pdf
【報道関係者からのお問合せ先】
ケイアイスター不動産株式会社 戦略開発本部 PR課
TEL:03-6259-1750 FAX:03-6551-2567 E-mail:press@ki-group.co.jp