JR九州コンサルタンツ、現場特化型ビデオ通話アプリ「SynQ Remote(シンクリモート)」を導入
株式会社クアンド(本社:福岡県北九州市、代表取締役:下岡 純一郎)が開発・販売する現場向けビデオ通話アプリ「SynQRemote(シンクリモート)」がJR九州全体の構造物や線路などの設計・測量を手がけるJR九州コンサルタンツ株式会社の安全パトロール業務に導入されたことを報告いたします。
JR九州コンサルタンツについて
JR九州コンサルタンツはJR九州の100%子会社として設立された、総合建設コンサルタントです。JR九州に関わる鉄道・道路構造物の新設および維持補修のための、設計・測量調査などを行います。
鉄道高架、鉄道・道路の立体交差、鉄道橋、駅校舎の新設、駅構内・駅前スペースの新設・改良など多岐にわたる構造物を対象としており、今回導入された技術本部においては、特に土木の設計・測量を主な業務としています。
安全パトロールにおける利用事例
主な現場は線路付近であり、止められない電車のすぐ近くで作業するとても危険な現場です。ベテラン社員が毎回現地を訪れていた安全管理のパトロールを、遠隔で行うことで移動時間や交通費の削減、業務効率化につながっています。SynQ Remote(シンクリモート)の導入に伴い、遠隔安全パトロールのマニュアルを整備し、遠隔でも行えるような仕組みが構築されています。
若年化している現場管理者に効率よくベテランのノウハウを伝えるという「教育」の側面でも役立っており、今後JRグループ内における展開も検討されています。
詳しい利用事例はこちら
https://www.synq-platform.com/usecase/jrkyushuconsultants
SynQ Remoteについて
SynQ Remote(シンクリモート)は、現場の「あれ、これ、それ」が伝わる遠隔支援・ナレッジ共有ツールで、技術者不足、技術承継、労働集約型からの脱却といった幅広く「現場」と名の付く場所に共通する課題を解決するプロダクトです。手持ちのスマートフォンやPCにアプリをインストールするだけで使い始めることができます。
細部まで確認するための画質の良さや、騒音対策、発着信機能、指示者からの遠隔撮影、現場ごとのグループ管理など、現場に寄り添ってこそ生まれた機能が多く搭載されており、オフィスワーカー向けのビデオ通話ツールでは実現できなかった現場の遠隔支援が可能になります。
ウェアラブルカメラやスマートグラスなどの専用端末を用意することなく、手軽に始められることから、製造業やメンテナンス業、建築業など36社714アカウント(7月5日時点契約中)が導入されています。
現在SynQ Remote(シンクリモート)は、リアルタイム通話を中心としたサービスを展開しておりますが、今後はリアルタイム通話で取得した画像や動画を活用したナレッジ(知識)機能を拡充していきます。具体的には、AIを用いた画像判定/診断、動画や写真による技術者の技術ライブラリーなど、ベテラン技術者の持つ経験や知識をよりデータとして活用できるよう、SynQ Remote(シンクリモート)の機能を拡充して参ります。リアルタイムの共有だけでなく、後から記録を保存管理できることにより、現場の「知」を繋ぎ、最大化することができるようになります
また、設備の遠隔メンテナンスの領域では、お客様(設備を保有されているエンドユーザー)からのお問い合わせを一元管理し、顧客情報・設備情報と紐づけて顧客対応ができる、現場のカスタマーサポートシステムも開発していく予定です。
運営会社クアンドについて
「地域産業・レガシー産業のアップデート」をQUANDO DNAとし、多くの現場に伴走しながら見えてきた課題を解決するプロダクトとして2020年11月にSynQ Remote(シンクリモート)を発売しました。地域の雇用や経済を支える製造・建設などあらゆる現場で働く人々の「知」を時間・空間・言語を超えて「価値」に変換できる世界を目指しています。
会社名 :株式会社クアンド(英文社名:QUANDO, Inc.)
創業 :2017年4月25日
所在地 :福岡県北九州市八幡東区枝光2-7-32 /福岡市中央区大名2-4-22 3F OnRAMP内
事業内容:アプリケーション・WEB開発、DXに関するコンサルティングなど
代表者 :代表取締役/CEO 下岡純一郎
URL :https://www.quando.jp/