現場工数半減|高密度点群レーザ計測システム、レンタルとデータ処理サービス開始
2022年5月9日から、日本DMC株式会社(静岡県御殿場市)が、地上地物の効率的なレーザ計測に可搬ライダー(GreenValley International社のLiBackpack DGC50 最新モデル)を活用した機器レンタルとデータ処理サービス開始を発表
レンタル、データ処理サービス希望の方に可搬ライダーの利用に伴うセミナーのお知らせ
民間電子基準点を使用する、位置情報を確保した可搬ライダーによる3Ⅾモデル作成についての技術説明会
この度、弊社の主要事業になる可搬ライダーを活用した三次元点群データの計測とデータ処理の技術を皆様に知って頂く機会として、可搬ライダー(GreenValley International社の最新モデル LiBackpack DGC50)を使用した計測と、点群処理ソフト(LiFuser-BP)を使用したデータ処理、そして、アイサンテクノロジー社の協力を得て点群編集ソフトWingEarthと連携した測量用CAD Wingneo®INFINITYを使用して3Dモデルの作業手順について説明会を開催する運びとなりました。汎用性の高い可搬ライダーの現場作業と点群データの処理方法に興味をお持ちの皆様へ向けて本説明会でご紹介致します。精度を必要とする測量分野の利用についての注意点や、測量以外の分野での汎用性を実感して頂き次世代に向けた計測技術として導入をご検討して頂く機会になればと考えております。
日 時 令和4年 5月 9日(月) 13時00分~16時30分(雨天決行)
(Web参加の方 Open 13:45 Start 14:00)
会 場 先端空間情報技術評価支援センター空間技術試験フィールド
加藤学園御殿場キャンパス内 講堂
〒412-0001静岡県御殿場市水土野81-1
Google Map
受付、講義 https://goo.gl/maps/bMwnLGT8uLPbWWJm7
駐車場 https://goo.gl/maps/XMS7Ln2QKoS4TbiQ7
HP:https://asite.or.jp/
開催方法 ハイブリットセミナー(※注意 会場に参加の方と進行内容が異なります。)
お申込み方法
参加申し込みフォーム(https://forms.gle/hYDKrFQAJYAAtLjo8)
参加費 無 料内 容 可搬ライダー点群計測、民間電子基準点を使用したデータ処理点群データを使用した3Dモデル作成
デモビデオ https://youtu.be/mBZsMAUOZk0(youtube)
屋外の計測
屋内の計測
〇 13:05 可搬ライダー計測とデータ処理
講師1 杉本 貴章 氏
(日本DMC株式会社 空間情報技術開発部 グループリーダー)
〇 14:50 三次元点群データを使用した3Ⅾモデル作成
講師2 高橋 達也 氏
(アイサンテクノロジー株式会社 測地ソリューション事業本部)
〇 15:30 民間電子基準点とその衛星測位の長所
講師3 津留 宏介 氏
(日本DMC株式会社 取締役会長 /アいちず創製株式会社 代表取締役
前 公益社団法人 日本測量協会 空間情報技術部長)
要旨
日本DMC株式会社(以下日本DMC)は、2019年3月、GreenValley International社の LiBackpack 50の製品デモ(Japan Drone展にて)をきっかけに、航空機やドローンで空中から計測した三次元点群データの欠測箇所を地上から補完する技術として確立する事を目的にLiBackpackシリーズの利用をスタートしました。
日本DMCは、可搬ライダー計測機器を活用した森林調査法の研究や、G空間情報センターでダウンロードできる富士山登山道の静岡県側の約21kmを計測した実績があり、SLAM技術を活かした非GPS環境の計測、精度向上に向けた技術開発を行っています。適切な利用ができるよう、GreenValley International社のLiBackpack DGC50の計測方法やSLAM後処理ソフトウェアの利用方法(パラメータ調整等)を整備し、国内の測量業に利用できる方法を模索してきました。
この度、最新機種 LiBackpack DGC50のレンタルとデータ処理サービスを開始します。従来の手法ではコストや時間が大きくかかる計測箇所での有用性を可搬ライダーのレンタルにより検証していただき、3次元点群データの普及に役立てることを目的としております。
本製品は、特に、森林管理、災害現場、狭い道路といった、従来の手法では時間やコストがかかる計測箇所を得意としています。
また、次世代の技術者育成のため、セミナー等を通じて計測方法のノウハウなどの情報を提供していきます。
背景
日本DMCはドローンを活用した空間情報技術のコンサルタントとして2015年2月に設立、様々な業界の課題を調査し、点群データや3Dモデルの有効活用に向けた技術開発に取り組んでいます。
近年では、測量業や、土木工事の担い手不足は深刻な問題になっており、各企業が生産性を向上させるため、広域な範囲をドローンを用いて計測する技術や、工事現場ではロボットを使用した自動施工の試験的取り組みが進んでいますが、技術者不足により、普及は進んでいないのが現状です。
LiBackpack DGC50 計測機器
可搬ライダーは、別名バックパック型ライダー、装着型ライダー、背負型ライダーなどと呼ばれます。背負子(バックパック)のように背負って歩きながら地上の地物の3次元レーザ計測が可能な機器です。LiBackpack DGC50にはGNSSアンテナと360度カメラも搭載されており、3次元点群データに位置情報やカメラのRGBカラーを付与することができます。
利用用途
・立木計測(森林経営)・砂防施設調査(防災)・ドローンやMMSで取得したデータの補助計測(測量)
・公園台帳(公園管理)・登山道可視化(観光)・災害現場の記録(簡易な測量)・街路樹台帳(道路管理)
・路面計測(工場施設管理)・施設台帳(資産管理)・看板調査(税務)・プラント計測(工場施設管理)
・その他
キーワード 分野:災害、土木、森林、公園、建築、河川、構造物、補助計測
技術:点群データ、3Dモデル、民間電子基準点、SLAM
主 催 日本DMC株式会社
協 力 一般社団法人先端空間情報技術評価支援センター
アイサンテクノロジー株式会社
【説明会に関するお問合せ先】日本DMC株式会社
〒412-0043 静岡県御殿場市新橋1990-10 BE-ONEビル4階
ホームページ https://dmcmaas.co.jp/
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