建設業界特化の人材派遣会社5選!各社の特徴と強みを詳しく解説

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Category:コラム

建設業界では、慢性的な人手不足が課題となっています。そして、必要な人材を確保するための方法の1つとして「人材派遣会社」の活用が考えられます。

建設業界に特化した人材派遣会社を利用すれば、即戦力となる人材を確保しやすくなり、コスト面や柔軟な人材配置の面でも大きなメリットがあるといえるでしょう。

本記事では、建設業界で人材派遣会社を活用する主な3つのメリットにふれつつ、おすすめの人材派遣会社5社についてみて解説します。

建設業界で人材派遣会社を活用する3つのメリット

ここでは、建設業における人材派遣会社を活用する3つのメリットについてみていきましょう。

必要な人材を確保しやすい

建設協会に特化した人材派遣会社の場合、ある程度のスキルを持つ人材を確保しているケースが多いといえます。たとえば、施工管理のスキルを持つ人材を欲しがっている現場や企業に対して、1級施工管理技士を持った人材は能力を発揮しやすく、長期的な活躍が見込めるでしょう。

また、人材派遣の場合は、直接雇用を前提とした紹介派遣も活用できます。そのため、現状の人手不足だけでなく、将来的な人手不足の対策としても有効な方法だといえるでしょう。 

費用対効果を検討しやすい

人材派遣で派遣会社に支払う料金はマージンも含んでいるため、正社員と比較した場合、短期的に見れば割高となるケースもあります。ただし、必要なスキルを持った人材を短期間の間だけ雇用・活用する場合、正社員採用のコストよりも安価となることも想定されるでしょう。 

また、以下のような違いがあるため、採用する段階で料金に加え、時間的コストの差も明確にできます。たとえば、研修の実施などに関しても人材派遣の場合は必要としないケースも多いため、教育コストの削減も期待可能です。

項目正社員採用人材派遣
基本給毎月支払い必要な期間のみ
社会保険料企業が負担する派遣会社が負担する
福利厚生企業負担なし(派遣会社が管理する)
教育研修企業が実施する派遣会社が実施する

継続的な相談がしやすい

建設業界に特化した人材派遣会社の場合、業界の情勢や仕組み、資格保有者の価値などを具体的に知っているため、企業側は定期的な相談がしやすい点はメリットです。たとえば、「ある工事現場から入職して欲しいが場合によって正社員への転向も考えたい」「会社として多数の現場があるため、長期的に活躍できる人材が欲しい」といったニーズにも応えやすいといえるでしょう。

また、現場の状況を把握していれば、派遣社員に人手が足りない現場のサポートを依頼することも可能です。柔軟な人材配置が可能になる点もメリットの1つです。

建設業界特化の人材派遣会社5選

ここからは、建設業界特化の人材派遣会社5社についてみていきましょう。それぞれの特徴があるため、自社にあった人材派遣会社を選択することが大切です。

BA-Plus株式会社

出典:BA-Plus株式会社公式サイト、https://ba-plus.co.jp/、2025/02/07

BA-Plus株式会社は野原グループの人材派遣会社です。建設業でも特に不足している「DX人材育成」をコンセプトとしており、求職者・企業側のニーズを汲み取った提案に強みがあります。

たとえば、施工管理だけでなく、設計からCAD・BIMオペレーター、営業まで人材を紹介できるネットワークがある点も特徴です。また、単純に人材を派遣するだけでなく、図面受託もできるため、現場の業務負担の軽減も相談しやすいといえます。

株式会社アーキ・ジャパン

出典:株式会社アーキ・ジャパン公式サイト、https://akijapan.co.jp、2025/02/07

株式会社アーキ・ジャパンは、建設業界の予備校をコンセプトとしており、 求職者のキャリアアップや定着を目指すサポートに強みがある人材派遣会社です。

全国各地に拠点を保有していることに加え、研修制度では職長・安全衛生責任者特別教育やフルハーネス特別教育の実施なども行っており教育に力を入れている人材派遣会社だといえます。

たとえば、入社時には 導入研修やeラーニング、資格取得支援講座などもあるため、経験者だけでなく未経験者も現場を支援できる一定のスキルを身に付けられるでしょう。

株式会社テクノプロ・コンストラクション

出典:株式会社テクノプロ・コンストラクション公式サイト、https://www.technopro-construction.com/、2025/02/07

株式会社テクノプロ・コンストラクションは、建設現場に関わる安全や品質、工程といった5つの管理業務を技術的にフォローするプロフェッショナル集団をコンセプトとしている人材派遣会社です。

人材育成制度としては、未経験者を対象とした基礎研修だけでなく、数年の経験がある人材に対しても中級・上級の研修を実施しています。たとえば、空調衛生設備工事の研修機関は4日間あり、内容としては工事の概要から施工手順や換気計算、熱負荷計算まで学習可能です。

また、グローバル人材サービスも展開しているため、日本国内だけでなく、海外拠点の相談も行いやすい点も特徴だといえるでしょう。 

共同エンジニアリング株式会社

出典:共同エンジニアリング株式会社、https://www.kyodo-engine.com/、2025/02/07

共同エンジニアリング株式会社は、世界16か国で事業を展開するアウトソーシンググループの一員であり、人材派遣から図面の受託設計まで行っている人材派遣会社です。施工管理をメインとして事務やCADオペレーターなどを各現場に派遣しています。

所属人材に関しては3,400名以上おり、建築や土木などの分野で活躍しています。とくに、20代の人材が多いため、短期間の工事だけでなく、長期的な視点からの相談もしやすいといえるでしょう。 

株式会社コプロコンストラクション

出典:株式会社コプロコンストラクション、https://www.copro-construction.co.jp/、2025/02/07

株式会社コプロコンストラクションは、建設エンジニアとプラントエンジニア派遣の2軸で事業を展開している人材派遣会社です。建設エンジニアは、建築から電気などの施工管理に必要となる施工図作成スキルに加え、各1級・2級の資格を保有している人材も多い点が特徴です。

プラントエンジニアに関しては、ボイラー技士や プラント機械製図技師などプラントに必要となるスキルや資格を持つ人材の派遣が可能です。北海道から九州にいたるまで拠点があるため、都市部だけでなく地方で人材が必要になった場合も相談しやすい環境を整えています。

まとめ 

建設業界における人材派遣会社の活用によって、企業は自社のニーズに合った人材をスムーズに確保し、コストを抑えつつ業務の効率化を図ることができます。

また、建設業界に特化した人材派遣会社を選べば、業界特有の課題に対応しやすく、より柔軟な人材戦略を実現可能です。自社に適した派遣会社を選び、人材確保の手段として活用を検討してみましょう。