国土交通データと地下埋設物データの連携実証実験|3次元モデル整備と可視化

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一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会(AIGID)は、国土交通データプラットフォームと地下埋設物データの連携を検討するため、県や事業者等と実証実験・検討会を実施しました。地下埋設物データの3次元モデルを利活用することで、地下設備作業に伴う埋設照会・立会業務の省力化など生産性の向上が期待されています。そこで、自治体や民間事業者など多様なメンバー参加のもと、自治体が管理する地下埋設物設備の3次元モデル整備とその可視化を行い、活用に向けた具体的な議論を進めました。

地下埋設物データ連携における課題

各インフラ管理者が3次元モデル(デジタルツイン)を利活用することで、地下設備作業に伴う埋設照会・立会業務を省力化するとともに地下工事の共同施工件数が増加することで、生産性の向上に寄与し、更に工事数の減少に伴う渋滞の減少や市民の安全に寄与することが期待されています。

検討会の実施

国土交通データプラットフォームと連携して地下埋設物データの利活用を推進するため、検討会(座長:東京大学空間情報科学研究センター教授・関本義秀)を設置し、3次元モデル整備や利活用ユースケース及び必要な運用ルール等の検討を行いました。

地下埋設物を管理する自治体の立場から、千葉県柏市(土木部下水道維持管理課)静岡県(交通基盤部政策管理局建設政策課、道路局道路保全課)、静岡県三島市(都市基盤部都市整備課、下水道課、水道課)、大阪府富田林市(上下水道部下水道課、産業まちづくり部道路交通課)、が参加しました。また、有識者や民間事業者など多様なメンバーの参加の下、地下設備の3次元データ可視化やその他必要な機能要件について意見を収集し、議論を行いました。

URL:国土交通データプラットフォーム https://www.mlit-data.jp/platform/index.html

3次元モデル整備とデータの可視化

国土交通データプラットフォームと連携しブラウザ上で可視化することを前提に、2次元の画像図面やCAD図面、GISデータをもとに3次元モデル構築を行いました。整備した3Dモデルを関係者間で共有し、業務効率化に資するユースケース及び必要とする機能拡張やデータ拡張等の要件を整理しました。

​可視化イメージ(柏市)

可視化イメージ(柏市)

可視化イメージ(三島市・静岡県)

可視化イメージ(三島市・静岡県)

可視化イメージ(富田林市)

可視化イメージ(富田林市)

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