3D点群処理システム「TREND-POINT」が、国総研「DXデータセンター」で採用されました
福井コンピュータ株式会社(本社:福井県坂井市、代表取締役社⻑:杉田 直)が開発・販売する3D点群処理システム「TREND-POINT」が、国土交通省国土技術政策総合研究所(国総研)が構築・運用している「DXデータセンター」のVDI※搭載ソフトウェアとして新たに採用されました。
※VDI:Virtual Desktop Infrastructureの略、別のコンピュータの画面を遠隔で操作する技術のひとつ
背景
国総研では、公共工事で流通する工事データ(BIM/CIMデータ)を一元管理し、受発注者双方における利活用促進と、中小規模の会社でもBIM/CIMソフトを使用しやすくする事を目的に「DXデータセンター」を構築し、令和4年度より実証研究という形で運用を開始しています。
同施設では弊社を含め7社のソフトウェアベンダーが参画し、VDIにソフトを搭載することで、場所にとらわれずに利用できる環境を提供しております。
弊社ではこれまで、VDI搭載ソフトとしてBIM/CIMコミュニケーションシステム「TREND-CORE(トレンドコア)」を提供しておりましたが、令和5年度より国交省直轄工事の「BIM/CIM原則適用」が施行されたことなどから、同施設においても更なる環境整備を進めており、この度新たに5社のソフトウェアベンダーの参画とVDI搭載ソフトの拡充が図られました。
その一つとして弊社の「TREND-POINT」がVDI搭載ソフトとして採用され、2023年9月より提供が開始されました。
DXデータセンターについて
国総研において、BIM/CIMで用いる3次元モデル等を保管し、受発注者が測量・調査・設計・施工・維持管理の事業プロセスや、災害対応等で円滑に共有するための実証研究システムとして「DXデータセンター」を構築・運用しています。
当面の取り組みとして、3次元モデル等を扱うソフトウェアをVDI環境で運用することにより、受発注者が3次元モデル等の閲覧、作成、編集、受け渡し等を遠隔で行うことを可能とする官民共同研究を実施しています。
共同研究の概要【名称】DXデータセンターにおける3次元データ利用環境の官民連携整備に関する共同研究【目的】3次元データの活用による建設産業の生産性向上【期間】2023年4月から2025年3月まで【項目】・DXデータセンターのVDIサーバー(仮想デスクトップ基盤)に対応したソフトウェア利用環境の構築・実証実験の実施体制の構築(モニター利用者を募集・選定、技術講習等を実施)・実証実験および実験結果の評価 |
TREND-POINTについて
レーザースキャナーやドローン等で取得した3D点群データを元に、加工処理や各種計測、断面作成、土量計算、出来形ヒートマップ作成など、公共工事の様々シーンに活用することができる3D点群処理システムです。
※商品情報:https://const.fukuicompu.co.jp/products/trendpoint/index.html