鹿島建設、コンクリート技術の発信拠点「KAJIMA CONCRETE BASE」を開設
鹿島(社長:天野裕正)は本日、「KAJIMA CONCRETE BASE」と称して、技術研究所西調布実験場内(東京都調布市)に鹿島のコンクリート技術を紹介する展示施設を、また鹿島公式HP内に特設サイトを開設しました。
展示施設では、製造過程でCO2を吸収して固まるカーボンネガティブコンクリート「CO2-SUICOMⓇ」やセメント系3Dプリンティングをはじめ、今注目されている鹿島のコンクリート技術を実際に「見て・触れて・深く知る」ことができます。
さらに、同時に開設した特設サイトとのコラボレーションにより、鹿島の技術をさらに詳しく紹介する仕組みとしています。特設サイトには展示施設のオンラインミュージアムを設けており、どなたでも世界中のどこからでも展示施設をオンラインで見学することができます。
展示施設 KAJIMA CONCRETE BASEの概要
本展示施設では、センターに大きなコンクリートテーブルを設置し、それを囲む壁面に通常の技術紹介パネルではなく、それぞれの技術の印象的な写真1枚を大きく掲示しています。写真の下には該当技術を紹介する冊子や構成材料、実物を展示するとともに動画起動用BOXを配備しました。
見学者が知りたい技術の動画起動用BOXをコンクリートテーブルの所定位置に置くと、テーブル上に該当技術の説明動画が自動で流れ始め見学者の理解深耕につながる、といった見学者参加型の展示施設となっています。
なお、本展示施設の入口に通じる歩道には、CO2-SUICOMで作製したブロックを全面に敷設しました。これにより通常のコンクリートで作製した場合と比べ約3.3tのCO2削減(約160kgの吸収)を実現しました。
特設サイト KAJIMA CONCRETE BASEの概要
鹿島公式HP内に設置した本特設サイトでは、「コンクリートをサステナブルへ」と題して、鹿島のコンクリート技術を集約して紹介します。
トップページで は、コンクリート技術の開発に取り組む鹿島の想いをステートメントとして伝えています。「CASE STUDY」のページでは旬の技術を取り上げ、「TECHNOLOGY」のページでは環境配慮型コンクリートを「CO2吸収型/セメント低減型/CO2固定型」の3つのカテゴリーに分けて詳しく紹介しています。
その他、オンラインミュージアムの入口や、鹿島がデンカ(社長:今井俊夫)および竹中工務店(社長:佐々木正人)と幹事を務めるGI基金のコンソーシアム「CUCOⓇ」のHPにもリンクしています。
今後の展開
今後、新たな開発技術といった、その時々に旬であり、社会から求められている技術を取り上げるなど、本展示施設と特設サイトを定期的に更新し、鹿島のコンクリート技術をPRしていきます。
展示施設
鹿島建設株式会社 技術研究所 西調布実験場内
(一般の方は、特設サイト内のオンラインミュージアムをご利用ください。)