建設業従事者の「SDGs認知度」に関する調査レポート|スパイダープラス
スパイダープラス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:伊藤謙自、東証グロース:4192、以下「スパイダープラス」)は、建設業従事者を対象に、SDGsに対する認知や勤務先での取組状況などを調査、分析いたしました。
目次
調査レポートのポイント
- SDGsのテーマ認知は仕事で成し遂げることよりも目の前の課題に関することが高い
- 勤務先のSDGsを意識した取り組みは「社員と家族の健康と福祉」「ジェンダー平等」「働きがいの創出」などの人に関するテーマを意識した取り組みが進んでいる
- 企業規模が大きいところは「働きやすさ」から「働きがい」へ
調査レポートダイジェスト
「自分ごと」のテーマほど高い認知〜企業規模別SDGs17ゴール認知〜
企業規模別にSDGsで掲げられている17ゴールの認知度について比較したところ、「すべての人に健康と福祉を」が42.3%、続いて「ジェンダー平等を実現しよう」が40.9%でした。
「産業と技術革新の基盤をつくろう」のように、仕事で目指すことに関するテーマよりも、より自分自身の問題としてとらえられる「人的テーマ」の認知が高い割合を示しています。
企業規模を問わない「働き方」関連施策は喫緊!?〜SDGsを意識した取り組み状況〜
17のゴールを意識した取り組み状況についてお聞きした結果、「社員及びその家族の健康と福祉への配慮」「女性社員の働きやすい職場づくり」「働きがいの創出」の3つの取り組みが規模を問わず進んでいることが分かりました。
調査レポート本文では企業規模ごとのSDGsを意識した取り組み状況や、建設業従事者が「建設業界がもっと積極的に取り組むべき」と感じているテーマ、今回の調査分析結果を踏まえた建設業の働き方、働きがいに関する提言も掲載しています。
スパイダープラスでは、今後も建設業界の状況に関する発信を通じ、業界の成長と、働きやすさの追求に沿った活動を継続してまいります。
レポート本文はこちら
https://jobs.spiderplus.co.jp/spider-class/1617
調査の概要
- 調査時期:2022年11月22−24日
- 調査対象:日本全国の建設業に従事する20代から60代男女、700名
- 調査方法:インターネット調査
調査の背景
建設業は建物やインフラなど、社会基盤を作る産業です。社会で生きる一人ひとりの生活の安全の基盤を作っている産業である、と言っても過言ではありません。一方で、地域の大規模開発などでは、森林の伐採など、環境負荷を与える要素とも不可分です。
また、前述のように働き方を取り巻く問題が変わっているさなかにあるため、「働きがいも経済成長も」のテーマも無関係ではありません。このことから、働くことと関係の深いテーマの認知や取り組みについて調査結果を分析いたしました。