【連載】建築設計×デジタル 髙木秀太事務所のサポート術 (第1回)「髙木秀太事務所白書」で自己紹介
こんにちは。はじめまして。髙木秀太事務所 代表 髙木秀太と申します。
髙木秀太事務所は2016年に創業し、この4月に活動8年目を迎える設計事務所です。あらゆるデジタルテクノロジーを用いて、建築・都市設計業務のサポートをすることを専門としており、これまでの実績は建築計画、外装設計、内装設計、展示計画、Web開発、アプリ開発、シミュレーションと、多種多様です。この度、BuildApp Newsで「建築設計×デジタル 髙木秀太事務所のサポート術」というタイトルで連載を持たせていただくことなりました。
髙木秀太事務所のこれまでのプロジェクトや経験を元に、対ヒト・モノのデジタルサポートの現場や、大切にしている考え方などの紹介をさせていただきます。全5回、毎週の更新を予定しています。よろしくお願いします。
目次
「髙木秀太事務所白書」とは
この度、髙木秀太事務所は初の書籍を出版しました。タイトルは「髙木秀太事務所白書」(出版:誠文堂新光社)といいます(図1)。2023年3月13日に発売を予定しています。
7年間で髙木秀太事務所が参画したプロジェクトから厳選した17点をビジュアルとテキストでご紹介した本になります(図2)。今回はこちらの本を通じて自己紹介を深掘りさせてください。
なぜ ”髙木秀太事務所『白書』”
不思議なタイトルだな、と思われた方が多いかもしれません。プロジェクトを紹介をする書籍なのであれば ”髙木秀太事務所『作品集』” でよいのではないか、と。実は、『作品集』とは銘打ちたくなかった強い想いがあります。我々には一切の『作品』は存在しないのです。
すべての「作品」は我々を信頼し迎え入れてくれたデザイナーやアーティスト、あるいはチームに帰属します。我々の誇りは「何を行ったか」だけではなく、「誰とどのように行ったか」にこそあります。髙木秀太事務所が誰のために働き、誰に助けられて来たのかを報告するような本を理想としました。(=『白書』)
ビートルズのThe Beatles(=The White Album)のように
「髙木秀太事務所白書」の英名は「The White Paper by TAKAGI SHUTA OFFICE 」です。ビートルズを代表するスタジオ・アルバム「The Beatles(=The White Album)」からインスピレーションを得ています(図3)。同アルバムは「2枚組30曲入り、総収録時間は90分超というヴォリュームでかつ多種多様な楽曲が収録されており、現代音楽の全ての要素が詰まっていると評されるほど多彩な作品が集められている。」(引用元:Wikipedia)とあります。
「髙木秀太事務所白書」も同じです。編集・デザインはすべて弊社のスタッフによるもので、お気に入りのおもちゃ箱をひっくり返したように多様で現代的なプロジェクトが多数収められています(図4)。(表紙が真っ白なことも共通です。)
デジタル世代の本だからこそ
「髙木秀太事務所白書」は紙媒体の書籍のみでの刊行です。電子書籍での発売予定はありません。デジタル世代のいまだからこそ、「あえて」の判断です。我々はコンピューターの専門ではありますが、リアルな「ものづくり」への強い志向があります。手に持った時の質感や、紙質のセレクトにもこだわりました。建築というリアルを目指している我々のプライドです。
「ヒト」と「モノ」
ここまでご紹介したように、髙木秀太事務所は「ヒト」と「モノ」を強く意識している設計事務所です。デジタルテクノロジーを武器にしてはいますが、それらは所詮、技術や手段に過ぎません。目的や目標は常に「ヒト」と「モノ」にあります。単なるデジタル技術論やデジタル理想論にならない、そんな髙木秀太事務所らしい連載を、次回以降展開していきたいと思っています。
髙木秀太事務所Webページ
公式ホームページ https://takagishuta.com/
「髙木秀太事務所白書」の購入先はこちら
・Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4416921470/
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