AI配筋検査端末「Field BarFB-100」のレンタル開始|検査省力化

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Category:土木DX
Tag:建設DX

西尾レントオール株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:西尾公志)は、三菱電機エンジニアリング株式会社が2023年1月26日より発売を開始したAI配筋検査端末「Field Bar FB-100※」のレンタルを開始しました。

AI技術を活用した本製品の提供を通して、高精度で確実な配筋検査を短時間・少人数で実現し、建設現場のDXを促進、業界の働き方改革の推進に貢献します。

※Field Barは、三菱電機エンジニアリング株式会社の登録商標です。

製品概要

本製品は、ステレオカメラを搭載した端末で撮影した画像から、鉄筋の本数、径(太さ)、間隔の自動計測を瞬時に行い、検査にかかる時間や手間を軽減できます。また、鉄筋間隔の計測精度は±5mmと、高精度で確実な検査を実現。従来の専用マーカーやスケール設置も不要となり、複数名で行っていた検査を1名で実施できるなど、検査品質を保ちながら業務を省人化することができます。

さらに、検査帳票や報告書の作成も自動で生成可能なため、これまで大幅に時間がかかっていた準備や事務作業時間を含め検査時間を約60%短縮することができ、働き方改革にも貢献いたします。

製品特徴

1.三菱電機株式会社独自のAI技術「Maisart」(マイサート)※1を搭載した「AI配筋計測技術」により、手間なくスピーディに高精度なデジタル配筋検査を実現※2(鉄筋本数、鉄筋径、鉄筋間隔等)

2.配筋検査帳票生成ツール(配筋検査帳票作成〜検査〜報告書作成まで自動実施)との連携により、検査報告書作成を含む検査時間を約60%短縮※3

3.防水仕様(IP65)、屋外でも見やすいディスプレイの採用により、過酷な屋外環境での利用を考慮したデジタル配筋検査を実現

※1 Mitsubishi Electric’s AI creates the State-of-the-ART in technology の略。全ての機器をより賢くすることを目指した三菱電機株式会社の AI 技術ブランドです。Maisartは、三菱電機株式会社の登録商標です。
※2 三菱電機エンジニアリング株式会社による計測実績
※3 従来の配筋検査との比較において。建築構造物の規模等により導入効果は異なります。

製品の主な機能

・デジタル配筋検査の手順、進行状況を画面下部にガイダンス表示し、迷うことのない操作を支援
・撮影した画像上に配筋検出・配筋径・鉄筋間隔などを重畳表示し、分かりやすい検査結果確認を実現
・1回の撮影で上段・下段の計測が可能 (ただし下段計測においては撮影条件による)
・配筋検査の広範囲計測に対応 (専用テープロッドの使用が必要、分割撮影し計測結果を統合)
・工事写真に生産性と信憑性をもたらす小黒板情報電子化に対応
(一般社団法人施工管理ソフトウェア産業協会 検定合格)
・原本画像の信憑性を担保しながらマーカーや計測結果、小黒板など表示する工事写真レイヤ化に対応 など

※製品詳細は、三菱電機エンジニアリング株式会社のホームページもご参照ください。
 https://www.mee.co.jp/kaisyaan/press/prs221221.html

導入の背景

従来の配筋検査業務では、複数人の作業員による検査・立会、及び膨大な写真データの管理と帳票作成により現場に多大な負荷がかかっており、業務効率の向上や省人化が望まれてきました。

また、2023年度に国土交通省によるデジタルデータを活用した鉄筋出来形計測の社会実装が見込まれていること、さらに同省が推進する「i-Construction」では、建設現場の生産性を2025年度までに2割向上することを掲げていることなどから、建機レンタル企業も様々な業務を省力化・省人化できる製品を保有することが重要といえます。

このような背景から西尾レントオールは、多くのお客様の課題解決、ならびに社会実装の動きにいち早く対応にするためにも、この度AI配筋検査端末の取り扱い開始を決定しました。今後も建設現場の業務効率化と働き方改革に寄与し、皆様の期待に応えられるよう邁進してまいります。

製品に関するお問い合わせ先

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