MR活用｜日立ソリューションズ、Microsoft HoloLens 2の販売を開始

掲載日：2022年12月21日

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株式会社日立ソリューションズ（本社：東京都品川区、取締役社長：山本二雄／以下、日立ソリューションズ）は、マイクロソフト社と、同社のMixed Reality（複合現実、以下、MR）デバイスである Microsoft HoloLens 2　(以降 HoloLens 2 ) のソリューションバンドル販売パートナー契約を7月1日に締結し、同デバイスを2022年12月19日から販売開始します。

概要
HoloLens 2 販売開始の背景
日立ソリューションズが提供可能な MR 関連ソリューション
マイクロソフトの「 Microsoft HoloLens 2 」、MRアプリケーションについて
日立ソリューションズグループのマイクロソフト事業について
日立ソリューションズの　都市建物向けxRトータルソリューション」について
日立ソリューションズの　PLMソリューションについて
日立ソリューションズについて
商品・サービスに関するお問い合わせ先

概要

HoloLens 2 の導入支援に加え、デジタルツインによる建物や設備の維持管理作業などの保守業務の効率向上、生産現場におけるIoTやAR*1/VRの活用支援など、企業のニーズに合わせたアプリケーションを構築し、ワンストップで提供します。これにより、MR/AR技術を導入されるお客様の管理業務の負荷を低減するとともに、DXの早期実現に貢献します。

日立ソリューションズアメリカ社と連携し、最新の活用方法の研究・調査にも取り組んでいます。今後は、マイクロソフト社の「 Dynamics 365 Guides 」、「 Dynamics 365 Remote Assist 」などのアプリケーションや、PTC社の「Creo、Windchill」、「Creo Elements/Direct」のほか、MR技術を活用した独自開発のアプリケーションを HoloLen 2 をはじめさまざまなデバイスに実装し、製造業のお客様のデジタルトランスフォーメーションに貢献していきます。
*1 Augumented Reality（拡張現実）

HoloLens 2 販売開始の背景

製造業や建設業、医療分野において、労働人口減少による作業の安全や品質の確保、熟練者の技能継承が課題となっています。そのような中、スマートグラスなどのウェアラブルデバイスを活用し、これらの課題に対応したいといったニーズが高まっています。

しかしながら、スマートグラスを効果的に活用し作業効率化や生産性の向上、安全性の確保を図るためには、導入から企業の課題解決を実現するためのアプリケーション開発、運用まで、ハードウェアとソフトウェアそれぞれのべンダーとのやり取りの管理工数やアプリケーション開発の技術力、作業負荷の低減が課題となっていました。

日立ソリューションズは、これまで医療分野での教育支援ツールの開発や、製造業における作業支援・保守点検支援など、MR技術を活用したソリューションを提供してきました。

このたび、HoloLens 2のソリューションバンドル販売パートナーとしてワンストップでHoloLens 2 と日立ソリューションズの MR/AR関連ソリューションを提供することで、企業の課題解決につなげるアプリケーション開発や導入・運用負荷の低減を実現し、企業のMR活用に貢献します。

日立ソリューションズが提供可能な MR 関連ソリューション

HoloLens 2 と合わせて提供可能なMR関連ソリューションは以下です。

＃	ソリューション、サービス	サービスの概要 / 参照URL
１	Microsoft Dynamics 365 Remote Assist と Microsoft HoloLens による保守業務効率化	フィールドの技術者が問題をより迅速に解決できるようリモートからサポート。 https://www.hitachi-solutions.co.jp/dynamics/sp/solution/crm/remoteassist.html
2	都市・建物向けxR*２トータルソリューション	都市・建物向けxRトータルソリューションは、デジタルツインで現実空間の建物や設備を仮想空間に再現し、xR技術により建物や設備の維持管理の作業状況を可視化します。 https://www.hitachi-solutions.co.jp/xr/
3	Microsoft HoloLens / Intune に関する導入支援サービス	Microsoft HoloLensのセキュリティやコンプライアンス上の管理をスムーズに。https://www.hitachi-solutions.co.jp/dynamics/sp/solution/crm/hololens_intune.html
4	PLM*3ソリューション	PTC社の PLMである Windchill、AR活用ソフトウエア Vuforia などを中心に設計部門だけではなく製造、保守部門、海外拠点など、全社横断的なエンジニアリングチェーンの構築から、IoT、AR/VRなどにつなげるソリューションを提供します。製造業のグローバル戦略の推進と、デジタルトランスフォーメーション加速を支援するソリューションです。 https://www.hitachi-solutions.co.jp/plm/

*2 人工的に作られた仮想空間を体感するVR (Virtual Reality)、現実の環境に情報を付加して現実世界を拡張するAR(Augmented Reality)、現実世界と仮想世界を融合させた複合現実MR(Mixed Reality)などを総称する技術の総称*3　Product Lifecycle Management

マイクロソフトの「 Microsoft HoloLens 2 」、MRアプリケーションについて

「 HoloLens 2 」はマイクロソフトが提供するヘッドマウントディスプレイ、複合現実ウェアラブルコンピュータです。近年、各社から発売が相次ぐコンピューターやスマートフォンとの連携を必要とするVRデバイスとは異なり、本体にはCPUやGPU、ホログラフィック・プロセッサが内蔵されているため、単体（スタンドアローン）で機能します。

またMRアプリケーションは、現実の世界にバーチャルなホログラムなどを融合させて実現する複合現実をベースに、「 HoloLens 2 」やスマートデバイス上でさまざまな機能を提供するアプリケーションの総称です。

日立ソリューションズグループのマイクロソフト事業について

日立ソリューションズグループでは、「 Microsoft Azure 」や「 Microsoft Dynamics 365 」、「 Microsoft Power Platform 」、「 Microsoft 365 」など、マイクロソフト製品を活用したソリューションを提供しています。

日立ソリューションズは、マイクロソフト社が業種やプロダクトごとの各カテゴリーでナンバーワンパートナーを選出する「Microsoft Partner Of the Year Awards」では Dynamics 分野で2016年から7年連続Awardを受賞しています。

また、米国や欧州のグループ会社と連携し、グローバル 1,800名*4の体制で Dynamics 事業を展開しており、米国、欧州、アジア地域においても「 Microsoft Dynaics 365 」のリーダーとして評価されています。

日立ソリューションズグループは現在、お客様のビジネスロジックとMRなどの先進技術を組み合わせ、お客様との協創によるデジタルビジネスの創出に力を入れており、今回もその取り組みの一環となります。
*4 　2022年3月末日時点
Webサイト　https://www.hitachi-solutions.co.jp/dynamics/sp/