【メルマガ限定配信】スーゼネを追え!竹中工務店編

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スーゼネ

スーゼネを追え!では、スーパーゼネコンのDX関連ニュースを各社毎にピックアップしてお届けします。

今回追いかけるスーパーゼネコンは… 竹中工務店 さんです!

BIM / DX関連pickupニュース】

  • 2024.6.13 【新規事業:ダイヤ工業】大阪・関西万博建設現場で、建設技能者の健康促進を目指すボディメンテナンス施設「健水院」を開始!
  • 2024.6.10 ゼロエネルギーで屋外機器を暑熱から守る「COOL分電盤」が第35回電気設備学会賞技術部門「最優秀開発賞」を共同受賞
  • 2024.6.7 【新製品】挿すだけで高品質なドローン映像をリアルタイムにどこからでも見られる『Moviewby(ムービーウォービー)powered by JIZAIPAD』を発表
  • 2024.5.31. キッズウェイ、竹中工務店及びアトムシステムと騒音振動センサー「DECIBERY(デシベリー)」を共同開発、5月よりレンタルを開始
  • 2024.3.13 CO2排出量を70%削減した「CUCO(R)-SUICOMドーム」の試験施工を完了

【新規事業:ダイヤ工業】大阪・関西万博建設現場で、建設技能者の健康促進を目指すボディメンテナンス施設「健水院」を開始!

編集部コメント

竹中工務店は、共同企業体の一員として大阪・関西万博の工事現場で、ダイヤ工業株式会社と協力し、建設技能者の健康と活躍を支援するボディメンテナンス施設「健水院」の運営を2024年5月7日から開始しました。「健水院」では、国家資格を持つ柔道整復師や鍼灸師、理学療法士が週2回常駐し、建設技能者の身体状態を丁寧にヒアリングし、オーダーメイドのボディメンテナンスを実施します。

また、施設内にはダイヤ工業が開発した「bonbone 胸椎ストレッチングマット」や「DARWING すわルンバ」が常設され、セルフケアが可能な環境を提供します。この施設は、建設現場のオアシスとしての役割を果たし、建設技能者の心身の健康を支えることを目指しています。「健水院」の運営は約2か月間行われ、その後、全国の建設現場への展開を目指し、建設業界全体の活性化に貢献していく予定です。

竹中工務店は、今後も建設現場の未来を見据えた取り組みを進めていきます。

ゼロエネルギーで屋外機器を暑熱から守る「COOL分電盤」が第35回電気設備学会賞技術部門「最優秀開発賞」を共同受賞

編集部コメント

竹中工務店は、SPACECOOL株式会社およびセイリツ工業株式会社と共同で開発した「COOL分電盤」の業績が評価され、第35回電気設備学会賞技術部門「最優秀開発賞」を3社で共同受賞しました。COOL分電盤は、放射冷却素材「SPACECOOL」を標準搭載し、直射日光下でもゼロエネルギーで温度上昇を抑え、内部の電子機器の寿命を延ばします。

この分電盤は、既に国内外で約700台が導入されており、従来の分電盤に比べて夏季日射条件下で内部温度を約10℃抑制し、放熱性能が10年以上維持されることが確認されています。竹中工務店は、今後もCOOL分電盤を含む放射冷却技術の普及を進め、暑熱課題の解決に取り組んでいく予定です。

【新製品】挿すだけで高品質なドローン映像をリアルタイムにどこからでも見られる『Moviewby(ムービーウォービー)powered by JIZAIPAD』を発表

編集部コメント

竹中工務店は、株式会社ジザイエと共同で、ドローン映像を高品質なままリアルタイムに伝送できる出力サービス『Moviewby powered by JIZAIPAD』を開発しました。このサービスはHDMIを挿すだけで利用でき、建設現場での巡視業務にすでに導入されています。

『Moviewby』は、ジザイエの独自技術により、高解像度・高フレームレートで低遅延の映像伝送を実現し、管理者が遠隔からでもリアルタイムで映像を確認できるため、施工管理や安全点検の効率化が図れます。竹中工務店は、この技術をさらに広範な現場に適用し、建設業界全体の業務効率化と安全性向上に貢献していきます。

キッズウェイ、竹中工務店及びアトムシステムと騒音振動センサー「DECIBERY(デシベリー)」を共同開発、5月よりレンタルを開始

編集部コメント

竹中工務店は、株式会社キッズウェイおよび株式会社アトムシステムと共同で、建設現場の騒音・振動をデジタル計測し、無線ネットワークを介してクラウドに送信するシステム「DECIBERY」を開発し、2024年5月からレンタルを開始しました。

従来のアナログ式計測器に代わる新開発のデジタルセンサーとIoT通信デバイスを用いたこのシステムは、現地に赴く必要なく、リアルタイムで計測データをどこからでも確認・管理できる利便性を提供します。また、クラウド上でデータの閲覧・保存、帳票の自動作成が可能であり、騒音・振動レベルの超過予測機能も搭載しています。竹中工務店は、このシステムの導入により、建設現場の環境モニタリングと管理業務の効率化を推進し、建設業界の生産性向上に貢献します。

CO2排出量を70%削減した「CUCO(R)-SUICOMドーム」の試験施工を完了

編集部コメント

竹中工務店は、NEDOのグリーンイノベーション基金事業の一環として、鹿島建設株式会社やデンカ株式会社とともに、カーボンネガティブコンクリートの開発を進めています。このプロジェクトでは、コンクリート製造過程で排出されるCO2の実質ゼロ以下を目指し、低炭素型コンクリート「ECMコンクリート」とカーボンネガティブコンクリート「CUCO-SUICOMショット」を使用した「CUCO-SUICOMドーム」の試験施工を完了しました。

竹中工務店の参画により、従来のコンクリートよりもCO2排出量を70%削減することに成功しました。この技術は2025年の大阪・関西万博会場で展示される予定で、カーボンネガティブ技術の社会実装に向けた重要なステップとなります。竹中工務店はこのプロジェクトを通じて、脱炭素社会の実現に貢献します。

まとめ

竹中工務店は、建設技能者の健康促進を目指し、大阪・関西万博建設現場でダイヤ工業と協力し、ボディメンテナンス施設「健水院」を運営しています。この施設では、専門資格を持つスタッフが常駐し、個別の健康管理サービスを提供します。

また、SPACECOOL株式会社やセイリツ工業株式会社と共同開発した「COOL分電盤」で、第35回電気設備学会賞技術部門「最優秀開発賞」を受賞しました。さらに、株式会社ジザイエと共同で開発したドローン映像のリアルタイム伝送サービス『Moviewby』を発表し、建設現場での巡視業務の効率化を図っています。

騒音・振動のデジタル計測システム「DECIBERY」も開発して建設現場の環境管理を強化したり、竹中工務店はNEDOのプロジェクトでCO2排出量を70%削減するカーボンネガティブコンクリートを使用した「CUCO-SUICOMドーム」の試験施工を完了するなど、脱炭素社会の実現に貢献しています。