【24年3月】セーフィー、エッジAI搭載クラウド録画カメラなど、注目記事をPick up!【限定配信】

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2024年3月にBuildApp Newsで掲載した建設DXニュースの注目記事とその理由を株式会社AMDlab(本社:兵庫県神戸市)のCEO 藤井 章弘氏に聞いてみました。

藤井氏は、BIMをはじめとする建設テックに精通した一級建築士の資格を持つ建築構造デザイナー/構造家です。BIMエキスパートの藤井氏が選んだ注目記事を見て、建設DXの最前線のキャッチアップに役立ててみてください。

選定者のプロフィール

藤井 章弘(ふじい あきひろ)氏
株式会社AMDlab CEO  建築情報デザイナー/建築構造デザイナー(一級建築士)

株式会社松田平田設計で構造設計者として経験を積んだ後、一級建築士の松原昌幹氏と2019年にAMDlabを設立。建築を基盤とするアプリケーションやプロダクトの開発、建築設計、教育活動などを行い、機械学習やIoT、VRなど最新テクノロジーを用いて建築業界のDXを推進。

セーフィー、エッジAI搭載屋外向けクラウド録画カメラ「Safie GO PTZ AI」提供開始

建設業界でもエッジAIを活用した事例が増え、様々なデータ活用が進んでいます。デバイスも小型化し、手に入れやすくなってきました。デバイスの設置方法に悩むことがあるのですが、こちらの製品は取り付けまで配慮されていて、屋外でも使用できるのが強いですね。

Matterport、プロパティインテリジェンスを発表:AIと自動化による変革

Matterportが便利になり、活用の幅が広がっています。空間をスキャンできても欲しい情報等は結局ユーザー側での対応が必要で、追加で何かしようとするとハードルが高くなる部分がありましたが、AIによって徐々にそれらがすぐ手に入るようになってきています。

クアンド、「SynQ Remote」の革新的な「お絵描き機能」新バージョンをリリース

現場とやりとりしているとつい「あれ、これ、それ」と言ってしまいます。業務効率化のための遠隔臨場を推進する通話ツールで、アプリやアカウント登録無しでも始められる仕組みがあるのは気軽で使いやすそうです。

大林組、NECと連携し、DX戦略の中核として情報を一元管理する「建設PLMシステム」を構築

製造業ではPDMやPLMといった製品の情報を管理するツールが使用されていますが、その建設版。様々な情報を統合することで、BIMをさらに活用できる仕組みであり、他の企業でもデータ活用のためのこのようなプラットフォームの開発が進められてきています。

まとめ|最新テクノロジーが業務を革新

セーフィーはエッジAIを搭載した屋外向けクラウド録画カメラ「Safie GO PTZ AI」の提供を開始し、建設業界でのデバイス活用を促進しています。一方、Matterportはプロパティインテリジェンスを通じてAIと自動化による革新を推し進め、空間スキャンから得られる情報の活用を容易にしています。

クアンドは「SynQ Remote」の更新版である新しい「お絵描き機能」をリリースし、業務効率化のための遠隔臨場通話ツールとしての利用を促しています。大林組はNECと連携し、「建設PLMシステム」を構築してDX戦略の中核とし、情報一元管理を実現しています。これらの技術革新は、各業界での作業効率化やデータ活用を加速させています。