【23年8月】大林組が01Booster Studioと連携して自社向けアプリ開発と起業家支援を実施など、建設業の今後に期待が膨らむ記事をPick up!【限定配信】

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2023年7月にBuildApp Newsで掲載した建設DXニュースの注目記事とその理由を株式会社AMDlab(本社:兵庫県神戸市)のCEO 藤井 章弘氏に聞いてみました。

藤井氏は、BIMをはじめとする建設テックに精通した一級建築士の資格を持つ建築構造デザイナー/構造家です。BIMエキスパートの藤井氏が選んだ注目記事を見て、建設DXの最前線のキャッチアップに役立ててみてください。

選定者のプロフィール

藤井 章弘(ふじい あきひろ)氏
株式会社AMDlab CEO  建築情報デザイナー/建築構造デザイナー(一級建築士)

株式会社松田平田設計で構造設計者として経験を積んだ後、一級建築士の松原昌幹氏と2019年にAMDlabを設立。建築を基盤とするアプリケーションやプロダクトの開発、建築設計、教育活動などを行い、機械学習やIoT、VRなど最新テクノロジーを用いて建築業界のDXを推進。

大林組が01Booster Studioと連携して自社向けアプリ開発と起業家支援を実施! #IVSPRWeek

01Booster Studioは、建設/不動産/生成AI領域に特化したベンチャースタジオです。現在、その領域での起業を考えている方を募集しており、多くの支援を受けられるので、興味のある方は是非調べて応募してみてください。

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AIによる高齢者の転倒リスク予測等はこれまでにも事例があり、その有効性が示されています。この取り組み内でも入院患者の転倒・転落予防の項がありましたが、看護師のような情報の受け手側がどのように情報を受け取るのかが気になりますね。

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この取り組みでは建物内での混雑予測に活用されていましたが、他にも事故の起こりやすい場所を事前に予測して知らせる等、多くの活用法が予想されます。

まとめ

今回のトピックスにもあるように、建設業におけるベンチャーやスタートアップとの協業のニュースは、先ごろしばしば見受けられるようになりました。また、国土交通省で推進しているスマートシティ事業ではICTデータを活用したり、鹿島・順天堂大学の共同研究講座では、メタバースやデジタルツインの活用が検討されています。

建設DXが叫ばれる昨今、これら最新のデジタル技術を必要なところに速やかに普及できるよう、藤井氏が注目したような業界の動向をこまめにキャッチアップして、備えておきましょう。