期間限定!1周年企画 今すぐクリック!

ホーム BIM コラム NFTとは?事例を簡単に解説|不動産売買やメタバースでの再現も

NFTとは?事例を簡単に解説|不動産売買やメタバースでの再現も

掲載日:

トレンドワード:不動産NFT

「メタバース空間に「中銀カプセルタワービル」再現|NTF活用」でご紹介した「不動産NFT」についてピックアップします。

NFTとは

NFTとは「Non-Fungible Token」の頭文字を取った言葉で、「代替不可能なデジタルデータ」のことを指します。ブロックチェーンという技術を用いることで、電子データを唯一無二のものにしています。

コピーできるデジタルデータには希少性がありませんが、NFTはデジタルデータに固有の価値を与えるのが特徴。物質ではなくオンライン上にデータとして存在するため、壊れたり無くしてしまったりするリスクもありません。2022年時点でのNFTの認知率は30.8%(MMD研究所調査)ですが、今後さまざまな分野での活用事例が登場するでしょう。

ゲーム、デジタルアート、チケットでのNFT活用事例も

具体的なNFTの活用事例としては、ゲームやデジタルアート、チケットの分野が挙げられます。

まずゲームは、NFT技術がもっとも活用されている分野です。大きな特徴としては、ゲームで遊ぶことで「お金を稼げる」ことが挙げられるでしょう。NFT化することでアイテムやキャラクターが唯一無二のものになり、ゲームの外の世界に持ち出すことが可能に。それを売買することにより、収益化できるのです。しかし稼いだお金には税金が掛かる場合があるため、注意が必要ですね。

またデジタルアートの分野では、有名アーティストの作品が度々話題に。もっとも高額なデジタルアートとしては、79億円という価格が付けられた「Everydays—The First 5000 Days」(Beeple作)が知られています。

チケットの転売対策としても、NFT技術が活用され始めています。大手芸能事務所のジャニーズでは、2022年にブロックチェーンを用いたチケットの実証実験を行いました。従来とは異なり「会員の家族・友人間であれば譲渡OK」とした点が特徴。「誰が入手し、誰に譲渡されたのか」が記録されるため、これまでのデジタルチケットのように「同行者全員が揃わないと入場できない」「当選者以外に譲渡できない」といった問題点が解消されました。

不動産NFTとは

不動産NFTの概要

NTF技術を用いた不動産は、大きく以下の2つの活用パターンに分けられます。

①現物の不動産をNFTデータ化する

まず現物の不動産をNFTデータ化するパターンは、不動産売買の手続きを簡略化する目的で行われることが多いです。一般的に不動産を売買する際には、多くの手続きや手数料が発生します。しかしブロックチェーンを用いたNFT不動産化することにより、これらの煩雑なやり取りを省略できるのがメリットでしょう。

②メタバース空間内の土地

インターネット上の仮想空間である「メタバース」内にNFT不動産を所有するパターンも、注目されています。あくまでもメタバースは現物を持たない「データ」ではありますが、今後は現実世界と同じように「土地」「不動産」といった価値が生まれる可能性が高いでしょう。多くの人が集まるメタバース空間は地価が上がる一方で、過疎地には価値が付かないといった現象が起こると考えられます。

不動産NFTの売買、登記方法は?

不動産NFTを売買する場合、多くのブロックチェーンと同様に個人間での小口取引が可能に。これまでの不動産売買は、誰かがまとまった資金で購入するものでした。しかしNFT不動産では、権利をトークン化して分割することで多くの人が購入できるようになります。これにより少額から不動産投資が可能になり、資産の流動性が高まるのがメリットです。じっさいに法整備が進んでいるフィリピンでは、NFTを利用したリアルでの不動産取引が認められています。不動産を1口10万円~投資できるため、多額の資金がなくても不動産投資が可能に。

またNFT不動産は、現物の不動産とは違い登記は不要となります。自由に取引できる分、スピーディーに決済できるのがメリットでしょう。ただし今後法整備が追い付けば、登記が必要になる可能性があります。

不動産NFTの日本での事例

①NFTによる不動産小口化|Ouchi Finance

東京都内の区分マンション(オーベル練馬)の一室を担保として受取り、NFT化及び小口化して販売しています。これまで参入のハードルが高かった不動産投資への入り口が広がり、不動産市場の活性化が期待されるでしょう。

②中銀カプセルタワーのNFT化|黒川設計事務所

https://laetoli.jp/author/admin

黒川紀章氏設計の「中銀カプセルタワー」は世界的に有名なメタボリズム建築ですが、老朽化により2022年に解体されることに。これを受け、デジタル技術やブロックチェーンを活用し、リアル空間やメタバース空間で再現する取り組みが行われました。権利は世界最大級のNFTマーケットプレイス「OpenSea」で販売され、リアル空間やメタバース空間での完全再現が可能になっています。

NFT不動産の広まりに注目

NFT技術を用いれば、不動産売買やメタバース空間での再現がより簡単になります。まだまだ法整備が追い付いていない部分も多いですが、今後の活用が期待されるでしょう。

この記事を書いた人

小日向

二級建築士/インテリアコーディネーター(IC)/福祉住環境コーディネーター。 建築学科卒業後、インテリアメーカーにてICの業務を経験。 現在は建築・住宅系ライターとしてコラムを担当。ハウスメーカー、リフォーム、住宅設備会社での執筆多数。

あわせて読みたい

BuildApp Newsとは

BuildApp News は
建設DXの実現を支援する
BIMやテクノロジーの情報メディアです。

建設業はプロセス・プレイヤーが多く、デジタル化やDXのハードルが高いのが現状ですが、これからの建設業界全体の成長には「BIM」などのテクノロジーを活用した業務効率化や生産性の向上、環境対応などの課題解決が不可欠と考えます。

BuildApp Newsが建設プレイヤーの皆様のDXの実現の一助となれば幸いです。

注目の記事

i-Construction の人気記事

もっと見る